筋肉量の多寡にかかわらずタンパク質の摂取量が高齢者の全死亡リスクに関連、東京都済生会中央病院報告
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こちらは予測していたことですが、やはり高齢者の健康維持のためにはタンパク質摂取が重要とのエビデンス。
慶應義塾大学と川崎市が共同で行っている「川崎元気高齢者研究(Kawasaki Aging and Wellbeing Project;KAWP)」として、分析された833人の特徴は、平均年齢86.5±1.36歳、女性50.6%、BMI23.1±3.16。「タンパク質摂取量が多いほど全死亡リスクが低いという有意な関連」があったとのこと。
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著者らは、本研究が観察研究であるために解釈に限界があるとした上で、「ADLが自立している85歳以上の高齢者では、タンパク質摂取量が多いことが全死亡リスクの低下と関連しており、この関連は筋肉量にかかわらず認められた」と結論付けている。
また、タンパク質エネルギー比が高い群ほど魚の摂取量が多かったことから、「魚には抗炎症作用や発がん抑制作用が報告されているn-3系多価不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、健康に対して多面的なプラス効果を期待できる。高齢アジア人の健康アウトカム改善には、魚を中心とするタンパク質の摂取量を増やすことも重要なポイントではないか」と述べている。