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キヤノン、「祖業のデジカメ」大苦戦の根本原因
椎名 則夫証券アナリスト
やはりソニーの素子のほうが一枚上手だということに尽きると思います(そもそもキヤノンがデジタルカメラで優勢を誇ったのはAFなどの基本性能に加え、CMOSを手なづけることに先行したことが大きいと思う)。
ただキヤノンはよく練られた製品ロードマップを持っており、素子の不利もしのぐマーケティングを進め、他社ユーザを抱え込みながらうまく生き延びると考えます。
ニコン、巨額赤字で浮上するカメラ事業の不安
椎名 則夫証券アナリスト
1. 事業としては資本コストを満たす収益を出せていない。しかし会社には現金が潤沢で、しかもニコンの現在の主力事業であるがゆえ、決断が後手に周り気味。
2. 市場が縮小するなか、イノベーションドライバーは撮像素子。これを内製するキヤノンとソニーに分がある。
3. ニコンはミラーレス機投入に際し新マウントを採用。長年のニコンユーザーもいずれレンズを新マウントで揃えることになる(ニコンも商売上それを願っている)。ニコンは顧客のマウントスイッチのきっかけを自ら作ってしまった。
ニコンは品質・性能比価格が良心的な印象が強いのですが、ここは強気の価格政策に転換し、高額商品を富裕層に丁寧に売っていくライカを目指すのが良かろうかと思います。

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