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新型肺炎、中国の感染者1万人超 死者259人に、日米が緊急対策
共同通信
Kano Gen小児科医
別記事からの追記 不顕性感染がかなり多いことが分かってきており、拡大防止は実際には困難で、2009パンデミックインフルエンザ(Apdm09)のように「常態化」する事態が予想されます。 Apdm09と違って困難なのは、①迅速診断キットがない ②タミフルのような治療薬がない ③SARSもそうだが、そもそもコロナウイルスが重症化する仕組みがはっきり分かっていない、といった点です。 ②の解決には年単位が必要ですが、①は数ヶ月で開発できるかもしれません。③については、重症例の経過を詳細に検討して、重症化を予測できるような徴候、死亡率を低下させられるような呼吸管理法、などが見えてくると、かなり相手しやすくなるはずです。 〜以下追記〜 Lancetの続報では、③について、MuLBSTAというスコアリングが重症化予測に役立つのではと提言しています。画像上の複数肺葉病変(5点)、リンパ球減少(4)、細菌感染の合併(4)、喫煙継続者(3)、過去の喫煙歴(2)、高血圧(2)、60歳以上(2)のうち、当てはまるものの点数を足して、12点以上なら90日後の死亡率が高い、とするもの。他のウイルスによる肺炎患者から算出されたとして昨年発表されたもので、まだどの程度役立つかは未知数です。もし今回の2019-nCoVに限るなら、性別(男性)もスコアに加えた方が良いのかもしれない。
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