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Figureとはいかなる企業か?「人型AIロボ」で驚異の1,000億円調達のワケ
比屋根 一雄三菱総合研究所 執行役員兼研究理事 生成AIラボセンター長
人型ロボットは研究者の夢でした。いくつかのハードルがありました。
まず二足歩行ですが40年の歴史がやっと実りました。次に自在に動く腕と手指、こちらはまだ人のレベルには程遠いでしょう。それでも荷捌きのように用途限定ならかなりいけてます。でも炊事洗濯や片付けのような細かい多様な動作は難しい。
別の側面として、ロボット知能はまだ途上です。適切に状況判断して行動するAIです。LLMのように超大規模のセンサデータを事前学習する基盤モデル(?)がブレイクスルーのはずで、GoogleやTeslaが注力しています。OpenAIのSoraもその一つでしょう。
性能的には、積載重量と自重、移動速度、稼働時間も大事です。モーターやバッテリーの進化で実用レベルに近づいた感があります。
ここから数年でヒューマノイドが飛躍的に進歩するのは確実と見ています。本当に楽しみです。
AIが声から「感情を読み取る」、元グーグル研究者が創業したHume AI
比屋根 一雄三菱総合研究所 執行役員兼研究理事 生成AIラボセンター長
メンタルヘルス改善や雑談能力向上に役立つのは確かですが、感情推定AIにはやや否定的です。業務システムで感情推定が本当に有効な場面があまり無いからです。
業務システムの利用でストレスやフラストレーションを感じることは良くあります。これをAIが自動推定するより、ユーザからAIに伝えた方がよほど正確です。ソフトウェアなので相手を気にする必要はありません。
むしろ大事なのは、フラストレーションに対して、いかに応えるかでしょう。ChatGPTに「いやそうじゃなくって!」と伝えれば、「申し訳ありません」と別案を返してくれます。これが有用な感情推定と思います。
グーグルとマイクロソフト、AI投資負担を緩和
比屋根 一雄三菱総合研究所 執行役員兼研究理事 生成AIラボセンター長
これほどの巨額なAIへの投資を続けるのはなぜか。AIの次の進化が、企業内業務と企業間取引を飛躍的に改革する未来が見えているからでしょう。
生成AIで人との対話が可能になりました。ただし、指示されたことに応える利用法に限定されています。だから業務の自動化も限定的です。
次のエージェントAIでは、推論や計画といった高度な思考の実現が予見されています。評価や判断も向上するでしょう。
これが何を意味するかというと、大きく複雑な業務の
まとまりをAIに任せることができるということです。つまり業務の自動化レベルが飛躍的に向上します。
ということは自動化前提で業務を再構築する必要が出てきます。この需要は計り知れない規模になるはずです。
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