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新型コロナ 全国の重症者1050人で過去最多に 1月26日の1043人を上回る ー厚労省ー
FNNプライムオンライン
原田 洸総合内科医・医学博士
コロナの軽症・中等症の患者と重症患者では、かかる人手が全く違います。 重症患者の多くは人工呼吸器を使用しています。気管に管を入れて呼吸器を装着したら終わり、というわけではありません。患者が起きてしまって自分で管を抜くと大事故になるため鎮静剤や鎮痛剤の点滴を細かく調整して寝かせます。これらの薬により血圧や脈拍が乱れ、最悪の場合死に至るため、慎重なモニタリングが必要です。また動脈や中心静脈に太い管を入れたり、胃管を入れたりするため、気管挿管をするのに伴い数時間、複数人で処置をすることもしばしばあります。 入院した後も大変なケアが続きます。寝た状態では当然、排泄や寝返りができないので数時間おきに体位を変えたりオムツを替えたりをする必要があります。コロナでは肥満の人が重症化しやすいこともあり、重症者には体重が重い方も多く、体位変換にはかなりの人手を要します。これらの作業をPPE(防護服)を着ながら、清潔エリアと感染エリアを区別しながら行わなければならず、普段から集中治療室で勤務している医師や看護師でも全く異なる種類のストレスがかかります。大阪など重症病床を無理やり拡張している地域では集中治療の経験がない医療者も従事せざるを得ない状況になっており、その身体的・精神的な疲労は計り知れません。 数字だけ見ると無機質に見えますが、医療者としては1人重症者がいるだけでも相当な苦労を伴います。重症者数のピークアウトはまだ見えてきませんが、早く状況が改善してほしいと思います。
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「二重変異型」都内で初確認 国内死者1万人超える
FNNプライムオンライン
3度目の緊急事態、17日間スタート 5月11日まで、GWの人出抑制―4都府県
時事ドットコム
原田 洸総合内科医・医学博士
新型コロナウイルスの流行開始から1年以上経過しました。恐怖感への慣れはでてきたと思いますが、残念ながらウイルスの性質は変わっていません。むしろ変異株により状況は悪化していて、現在関西圏を中心に流行しているN501Yの変異をもつ変異株は従来株よりも約1.6倍致死率が高いことが報告されており、基礎疾患のない30~50歳代で重症化・死亡するケースが相次いで報告されています。 ステロイドやレムデシビルなど治療に使う薬は確立されてきましたが、いずれも死亡率をわずかに減らす程度で、「かかっても心配ない」と言えるほどの特効薬はありません。治療の基本は相変わらず対症療法で、一旦リスクが高い人が感染してしまうとどんな治療を尽くしても亡くなってしまいます。実際に今も毎日50人以上の方が亡くなっています。 この1年間で「自分が感染を持ち込んで両親や家族が亡くなった人」「後遺症で苦しみ職場復帰ができない人」などコロナに感染したことで苦しむ方を数多く目の当たりにしてきました。 行政レベルで行われる緊急事態宣言などの政策にはそれぞれの立場から賛否両論あると思いますが、個人レベルではできる限り感染対策をしながら生活し、自分自身と周囲の方を守る行動を続けていく他はありません。ワクチンの普及により感染が収束するのを待ちわびています。
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NORMAL