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指原莉乃さんも実施の「卵子凍結」 女性のライフスタイル多様化を受け高まる関心
三輪 綾子THIRD CLINIC GINZA 産婦人科医
卵子凍結は外来をしていてもよく聞かれることがあります。この関心度の多さを逃さず、プレコンセプションケアのことや他の疾患啓発のチャンスとしても活かして欲しいです。
卵子凍結は賛否両論があるようですが、選択肢としてはよいのではないでしょうか。管理コストやもちろん保険のように必ず使えるものではなく、安心材料として考えるのも違います。
卵子凍結を利用しての妊娠は、解凍するところから自費の治療になりますし、妊娠方法は大体顕微授精です。
そうすると昔の不妊治療が高いと言われていたころの値段でおそらく支払いを生じます。それでも可能性を少しでも残しておきたいなと考えた人には良いと思います。ちなみに私も卵子凍結は行ってます。
中絶禁止広まる米国、年間出生数が3万2000人増
三輪 綾子THIRD CLINIC GINZA 産婦人科医
アメリカでは州によって異なり、中絶が認められている州には周囲の禁止されている州から中絶のために渡航するようです。
なので完全に禁止することは難しいですし、経済的に余裕のない方にこそ、渡航することもできず影響がでてきてしまいます。
多くの女性が自己決定権を侵害されることがないようにしてほしいです。
中絶だけではなく、低用量ピルが認められるようになるまでにも、宗教の問題やフェミニズムなどもふくむ多くの衝突がありました。
しかし蓋をあけてみると、女性がいつ出産するかという重要な決定を自己決定できるようになってから女性の教育への投資などが始まり、女性活躍が進みました。(今年のノーベル経済学賞です)
中絶を容認する州としない州と女性活躍に差分がでてくるのか、経済学的にも分析してほしいです。
iPS細胞を用いた子宮頸がん治療の治験へ 順天堂大
三輪 綾子THIRD CLINIC GINZA 産婦人科医
子宮頸がんはHPVワクチンと検診によって予防が可能とされていますが、発症してしまった場合の治療は手術、抗がん剤、放射線療法です。そして再発進行した場合の治療は効きづらく、その副作用もあります。
手術を行った場合は子宮全摘出+骨盤内のリンパ節切除による下腿のリンパ浮腫、排尿障害、術後イレウス等。
抗がん剤を合わせて行った場合は、嘔気嘔吐・脱毛・発熱・白血球減少・しびれ等。
また放射線療法は基本的に手術もしくは化学療法と併用になりますが、その副作用は照射部位の下痢、嘔吐、全身倦怠感、また皮膚の火傷、また半年以降に出てくるものもあります。
若い女性の命を奪うマザーキラーと呼ばれるがんだけにこのような治療を受け懸命に立ち向かっている患者さんをみるとどうにか予防することはできなかったのか、と考えてしまいます。
このような中、子宮頸がんの治療に新しい選択肢が出てくることは非常にありがたいですし、順天堂時代にお世話になった寺尾先生、増田先生にも期待しています!

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