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【秘録】シリコンバレーが無視した、ZOOMに投資した異端児
松田 弘貴Sozo Ventures Principal
サンティの話を間近で聞いていて、この起業家のためになんとかしたい!という思いの大切さを改めて感じされられました。
記事でも触れられている通り、Zoomの当時の財務状況を考えるとエマージェンスからの投資を必要としていなかったかも知れません。しかしエリックはサンティの思いに惹かれ、投資を受けることを決めました。このエピソードは投資家こそが選ばれる側で、どんな貢献ができるかがすべてという点を物語っていると思います。
以前の企画でも登場したジェイソン・グリーンを始めとし、チーム全員が起業家への貢献を第一に考え、組織としてサポートできる仕組みを作っているVCがエマージェンスです。ぜひ多くの方にこのファンドのことを知って欲しいですし、今回のエピソードが日本のVCの発展のきっかけになることを願っています。

【必須教養】米セレブは、ゼロからスタートアップ投資を学ぶ
松田 弘貴Sozo Ventures Principal
日本だとVC産業と他産業の連携はなかなかイメージが湧きませんが、今後の連携イメージとしてはとても面白いですね。
記事の中でも触れられていますが、多くのセレブがファンドを組成し、その道のプロと連携しているのは大変重要な点です。
セレブが顧客を紹介したり、ビジネスをサポートするという結構しっかりしたケースもあれば、スタートアップのイベントにゲスト出演するというライトなケースも結構あったりします。以前某フィンテック企業のイベントにいったら、スヌープ・ドッグがゲスト出演してるということがありました。※彼もCASA VERDE Capitalというファンドを組成しています

【必読】クラブハウスを流行らせた投資集団「a16z」
松田 弘貴Sozo Ventures Principal
ここ10年で急速に投資家から起業家へのパワーシフトが進みつつあります。コロナの影響で地域的な成約が少なくなり、今まで以上に単なるお金での支援はコモディティ化していきます。老舗VCや我々のような新興VC含め、誰もが「いかにしてコモディティ化しないか? いかにしてユニークな価値を起業家に届けるか?」を意識しない日はありません。
a16zはこの流れを体現するファームの一つです。私も投資先のDrishti社でa16zのパートナーとやり取りがありますが、ネットスケープのセールスチームだったベテランメンバーの採用を支援したりと、スタートアップにとって重要な価値貢献を目にしてきました。
一方でファンドサイズが大きくなるに連れ、パフォーマンスが落ちているのではないか(https://news.crunchbase.com/news/inside-the-ups-and-downs-of-the-vc-j-curve/)とか、不況期をあまり経験していないファームなので、ターナラウンド的な支援がどこまでできるのかといった声もあります。また記事で触れられているRIAも、監査コストがかなり増加するというネガティブな点もあります。まだ明確な評価を下すことは難しいですが、シリコンバレーの一つの流れとしては非常に面白いファームの一つだと思います。
決済のSquareが「より機敏に動く」ことを目指して銀行を設立
松田 弘貴Sozo Ventures Principal
Squareのカスタマーベースを考えると中小事業者向けのサービスになりそうですね。アメリカでは数多くのデジタルバンキングサービスが立ち上がっていますが、一般消費者向けのサービスに比べると、中小事業者向けのものは選択肢が限られます。
中小事業者向けのサービスは「裾野は広いが、個別対応するにはコストが掛かりすぎる」といういわゆるロングテールでしたが、テクノロジーの活用で、スケーラブルに顧客を取っていけるような環境が高まりつつあります。Squareは既存の決済事業、有事事業を通じて独自のデータやネットワークを構築していますので、この領域での勝ち筋は大いにあるのでしょう。

【超入門】VCを学べば、スタートアップが100倍分かる
松田 弘貴Sozo Ventures Principal
VCに関しては日本語での体系的な本がなく、今回の連載が産業や歴史を理解していただくきっかけになればよいなと思います。
WEINの記事でもコメントしましたが、日本のVC業界に必要なのは、LPがVCに出資する際のチェックポイントの明確化、投資先スタートアップの投資前の適切なバリエーション評価、投資後の適切なモニタリング手法など、ルールや仕組みづくりだと思います。もちろんJVCA中心にこういった取り組みが進んでいると理解していますが、業界の仕組み化が進むことで、金融機関や大学の基金、年金からの投資が増え、また海外の機関投資家からの投資も増え、業界自体が成熟化、拡大していくと思います。

【西本博嗣】WEINファンド崩壊の「黒幕説」に答える
松田 弘貴Sozo Ventures Principal
ファンドの運営も、投資ありきの判断や、利益相反の可能性がある案件への投資検討などが大半だったのですね。。
VCはえいや!で決めていると思われる方もおられるかもですが、少なくともアメリカではかなり時間をかけてデューデリジェンスも行います。シカゴ大学のスティーブ・カプラン教授らが実施した全米のVCへの調査によれば、ファンドで投資検討対象になったうち、実際に投資を行うのは約1%、デューデリジェンスから投資実行までの期間は約3ヶ月というデータもあります。
今回の件を反面教師に、VCの投資家であるLP及び起業家のVCに対するチェックポイントがより明確になることを望みたいです。

【高岡浩三】溝口さんは、根本が分かってない
松田 弘貴Sozo Ventures Principal
組織運営におけるガバナンスに関しては、違法か否かだけではないという点は理解できます。しかしながら、当事者の方々のインタビューでは、組織運営やコミュニケーションに関しての各人の考えは語られていますが、今回のきっかけとなったファンドそのものの体制や考え方に関しての考え方がなかなか見えてきませんね。
何名の方がすでに述べられている通り、ファンドは人様のお金をお預かりし、運用するものです。VCであれば通常10年はファンドは続くので、ファンド立ち上げ後、「やっぱり止めた」では通常済まないモデルです。
日本の多くのVCの方々は高い志と専門性を持たれて活動していることと思います。コメントされなくても憤っている方は多いのではないでしょうか?(そう願いたいです)今回の件を単なるスキャンダルで終わらせないためにも、業界としてのルール強化、知識拡大の流れが進むことを期待したいですし、微力ながらアメリカでのプラクティスなどを日本に届ける努力をしていきたいと思います。

【独占】本田圭佑、ファンド崩壊の反省を語る
松田 弘貴Sozo Ventures Principal
本田氏のイノベーションにかける思いや、新しいアイディアに関してはとても尊敬しています。
一方で、ファンドにかける「時間」ではなく「質」というコメントがありますが、ファンドは金融商品であり、厳密なルール(ファンドの運営にコミットする、利益相反をしない等)が有り、その対価として多額の資金調達を含むGP(≒ファンドの責任者)に多くの権限が与えられます。
イノベーティブであれば既存の仕組みや考え方と違ったことをしていいというわけではなく、ルールに従った上で、新しい仕組みやルールを提言していくべきではないでしょうか。オピニオンリーダーで影響力が大きいスポーツ選手や芸能人であれば尚更だと思います。

【溝口勇児】カネの私物化、パワハラ…疑惑をすべて語る
松田 弘貴Sozo Ventures Principal
挑戦者ファンドの観点で見ると、やはり複雑な体制だと思います。「ファンドを立ち上げて、運営会社が運営する。ファンドのGP(≒責任者)はファンドの運営とLPへのリターン最大化にコミットする」基本的にはこのスキームでVCファンドは回っていきます。今回の登場人物の意志や志に関わらず、ファンド業務に100%コミットできる体制だったのか?、利益相反を生む余地はなかったのか?は重要な論点ではないでしょうか?
ちなみにリーガル面での是非は脇に置くとしても、VCがグループ会社含め出資先からコンサル費用をとるケースはアメリカでは聞いたことはないですね。投資家としてはコンサル契約を結ぶ前に自分たちを頼ってくれというスタンスです。
個々人のモチベーションや志を無駄にしないためにも、イノベーション領域やVC領域においてルールや仕組みを整備することで防げる問題は多いと改めて感じました。
「スタートアップのガバナンスに一石を投じる問題」挑戦者支援のWEINが崩壊──本田圭佑氏らもすでに退任
松田 弘貴Sozo Ventures Principal
周りで共同投資をしているVCからは、いかに起業家やステークホルダーのために貢献するかが投資家として一番重要なことであると聞きますし、私自身同じ思いです。起業家への貢献を考えたら、こんなことが起こる(報道が出る)のはとても残念ですね。
スキームが複雑すぎてよく分からないことが多いですが、以下個人的な疑問です。
ファンド運営は専門性の高い仕事です。起業家経験、大企業での経験だけでなく、バックオフィス含めてファンドオペレーションの経験がある人材が必要ですが、0号ファンド、WEIN FG双方に関し、今回どこまでできていたのでしょうか?
0号ファンドとWEIN FGが連携と書いてありますが、具体的にはどんな連携を想定していたのでしょうか?
溝口氏は11月時点でWEINの代表とファンドのGPを兼務していますが、両ポジションでの利益相反の可能性などは議論されたのでしょうか?

【直撃】僕らの社会は、SNSや検索エンジンより複雑だ
松田 弘貴Sozo Ventures Principal
カワサキさんとはSOMPOを始めとした様々な日本関連のプロジェクトでご一緒してきました。このインタビューを通じて、ピーター・ティール、アレックス・カープ以外にも、多くのメンバーが世の中を良くしたいという強い思いを持っていることを知って頂ければと思います。
数年前までパランティアはまさに特殊部隊という言葉が相応しいくらい顧客の元に高い技能を持つエンジニアを送り込み、顧客のサービスを作り込むモデルが中心でしたが、今は顧客の現場の方々が自律して活用できるサービスになってきています。昨日もコメントした様に、今後日本でも数多くのインパクト溢れるプロジェクトが進むことを願いたいです。

【初公開】天才ピーター・ティールが、20年かけたビジネスたち
松田 弘貴Sozo Ventures Principal
これまで長年に渡り投資先として支援してきたパランティアですが、「何をやっているかよくわからない」という声を何度も聞きいてきました。「実際のデモやプロジェクトを目の当たりにすればわかるのになあ」という思いを抱いてきましたが、今回の記事でかなり色々な事例が紹介されています。その様々なカバー領域に驚かれる方も多いと思います。また環境領域やコロナ領域など、特定の企業の利益を超えて価値を提供しているケースも非常に多いです。
各事例に共通するのは、「様々なデータをリアルタイムに統合し、目に見える価値を実現していること」だと思います。私も前職で多くの全社改革プロジェクトや、分析プロジェクトに関わったり、横で見てきましたが、データ統合プロジェクト一つとっても多大な時間とリソースが掛かります。櫻田さんが仰っているように、パランティアのテクノロジーと日本企業が持つ様々なリアルデータが掛け合わさることで、数多くのイノベーションが起きていくことに期待したいです。
当初は9ドル程度でスタートした株価も最近では35ドル付近をつけており、上場当初はいろいろな意見がありましたが、市場も前向きな反応を示しているのではないでしょうか。

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