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ロシアの次の標的か? ウクライナ隣国・モルドバ国防相「NATO加盟は望まない」
氏家 夏彦メディア・コンサルタント フリーランス
疑心暗鬼になっているプーチンは、モルドバが「NATO加盟は望まない」と言ってもすでにEU加盟申請をしているので、西側諸国のような言論の自由や人権尊重、民主主義を希求していけば、いつかはロシアと距離をおきNATO加盟を望むようになるかもしれないと考えるかもしれません。ましてウクライナの黒海沿岸を支配下におきたいロシアは、モルドバからオデーサへ向けて侵略したいところなので次の標的にしたいところでしょう。しかしウクライナ東部で苦戦しているうえ、最新ミサイルで黒海艦隊に甚大な被害を受けているロシアにはその余裕はないでしょう。
ウクライナ南部の親ロ派、ロシア編入要請へ ゼレンスキー氏は非難
氏家 夏彦メディア・コンサルタント フリーランス
ロシアの報道官は、ロシアへの編入はクリミア半島併合と同様、明確な法的根拠が必要というが、クリミア半島併合だって国際的に認められていないのに法的根拠などあるわけがない。そんなことが通用するのはロシア国内だけな上、世界の反発をさらに強めるだけなのに、なぜこんなことにこだわるのか不思議です。自分の行った愚かな侵略が正しいことだとロシア国民に思わせるためでしょうが、そんな苦しい言い訳を額面通り受け止める国民は減りつつあるようです。プーチンはNATOや日本などの西側陣営に対処するだけでなく、国内での権力維持にもエネルギーをさかざるを得ません。プーチンは何をやっても袋小路に追い詰められるようです。
フィンランド、NATO加盟へ 中立転換「数日内に申請手続き」
氏家 夏彦メディア・コンサルタント フリーランス
フィンランドとスウェーデンのNATO加盟はプーチンは予想していなかったというのが専門家の皆さんの見解。プーチンはウクライナに侵攻して傀儡政権を立てNATOに対する防壁にしようとしたのに、中立だったフィンランドがロシアの脅威に対抗するためNATOに加盟へ。ロシアは1000kmを超える国境を境にNATOと直面することになってしまいました。プーチンの完全なオウンゴールです。これでロシアがフィンランドに武力侵攻すれば、ロシアより圧倒的に強力なNATOと戦わなくてはなりませんし、それ以前に欧米の支援を受けるウクライナの反撃でロシアは押し返されており、その対応で手一杯でとてもそんな余裕はありません。プーチンは窮地に追いやられています。このタイミングで日本が北方領土を返せと動けば、ウクライナ派兵で陸軍がいなくなった極東にも勢力を割かざるを得ず、強力なウクライナ支援になるのですが。
専守防衛「見直すべき」52% JNN世論調査
氏家 夏彦メディア・コンサルタント フリーランス
今回のウクライナ戦争のようにわかりやすい事例があったための一時的な世論の振れととらえるのは違うと思います。むしろ日本は憲法9条に定められているように軍事力を持たずに話し合いで臨めば平和でいられるというお花畑思考がただの幻想に過ぎないことに、多くの日本人がようやく気づいたのであって、これが逆戻りするのは難しいのではないでしょうか。これまでは安全保障体制の拡充や軍事力増強や憲法9条改正や原子力発電復活などのに反対する声が大きくメディアもそうした声を多く取り上げてきたので、それがある種の同調圧力になり異なる意見は表明しづらかったのですが、ウクライナ戦争を機にサイレントマジョリティーの人たちが自らの考えを表に出しやすくなったのではないでしょうか。
「『紅白』も打ち切りになる方向」NHK職員が前田会長の“強引な改革”に猛反発
氏家 夏彦メディア・コンサルタント フリーランス
ピエロのような人がプーチンのごとくふるまっているという印象ですね。NHKの混乱ぶりはかなり前から聞こえていましたが、それ以上のようです。しかしNHK自身にも問題はあり、会長がやっていることが全て間違いというわけでもないと思います。またばかな人物がトップになっても、自分の出世のためにおべっかを使い擦り寄る人たちはNHKでなくても他のテレビ局にも企業にもいます。どうしても嫌なら組織を飛び出せばいいだけですが、NHKは企業とは違い数年待てばばかなトップはいなくなるのだからまだましです。NHKのゴタゴタぶりがどうなるのか続報を待ちます。ちなみに紅白は打ち切れるわけないですが、本当に切ったら逆にすごいです。
Tverの「生配信」でテレビの終わりが始まるのか?これから業界が迎える「厳しい現実」
氏家 夏彦メディア・コンサルタント フリーランス
TVerによってテレビの終わりが始まるというのは間違っているし、ある意味、正しくもあると思います。まず間違っている理由は、TVerがあろうがなかろうが、すでにテレビの終わりは始まっているからです。ネット動画配信が本格化する前にメディアに接してきた世代は、テレビ放送を見るという習慣が根付いていますが、今の小学生以下の世代はテレビ放送よりネット動画を見るようになっています。小学校高学年の孫たちは、うちに遊びにきてもテレビ放送を見ようとせず、興味も持ちません。いわゆるテレビ離れという現象ですが、10年ちかく前から始まっています。私はテレビ局に所属するメディア研究者として、このままではテレビ放送は衰退してしまうので、全局の全番組を同時配信でも見逃し配信でも同一プラットフォームで見られるようにすべきだと発信してきましたが、老人ばかりのテレビ局経営者は危機感が薄く、視聴者はユーザーとなりテレビよりはるかに多様で便利なネットに移っていきました。
次に正しい理由ですが、TVerが拡充してきたことでユーザーとなった視聴者は、いつでもどこでもテレビ番組(一部ですが)を見られるようになりました。テレビ受像機がある場所だけで放送しているその時だけしか見られないテレビ放送よりはるかに便利ですから自然、TVerを見る人は増えます。もちろんそれだけでテレビが終わるわけではありませんが、今はテレビの大画面でYouTubeも Netflixもディズニー+もAmazonプライムも見られるので、配信動画見る人も見る時間も増えます。メディアというのは可処分時間の奪い合いですから、テレビ離れはますます進みます。
TVerはそのテレビ離れの一因になることは確かですが、ではTVerをやらなければテレビは終わらなかったかというと逆で、TVerがなければテレビの終わりははるかに早くなったでしょう。むしろTVerこそがテレビ局の希望です。TVerというプラットフォーム上で、全局の全番組と過去のアーカイブ番組がいつでもどこでも見られれば、これから先も衰退していくのが確実なテレビ放送にこだわる必要はありません。
番組を届けるというシンプルな手段として貴重な電波を使うよりIOTなどに利用する方が、国民の利便性ははるかに向上します。そうなるのは意外に早いかもしれません。
中国の習氏、ロシアのウクライナ侵攻で「動揺」=台湾侵攻の決意変わらず―米CIA長官
氏家 夏彦メディア・コンサルタント フリーランス
習近平は北京オリンピック直前にプーチンと会談し、「ロシアと中国は最も重要な戦略パートナーであり、志を同じくする友人だ」、「中国との協力を一層緊密にして、主権と領土保全を守ることを支持し合いたい」と呼びかけたプーチンに対し、「中国とロシアは志を変えず背中合わせの戦略協力を深める」と答えプーチンとの親密ぶりを強調しました。ところがプーチンはオリンピック後の2/24にウクライナ侵攻を開始、3/5のパラリンピック開始前に電撃敵にウクライナを支配下におこうとしましたが大失敗。これでロシアと歩調を合わせるという習近平の思惑も大外れ。さらにロシアは民間人大量殺害など非人道、人権侵害をやめず、これが中国の新疆ウイグル自治区や香港での非人道的弾圧を連想させています。
習近平が台湾侵攻の旗を下ろすわけはありませんが、習近平はゼロコロナ政策でも失敗し、親プーチンもゼロコロナも全て習近平自身の判断。これを今さら否定すれば自らの権威に大きく傷がつきます。習近平は「しまった!」と思っているのではないでしょうか。
NHKにも影響する?BBC「受信料制度見直し」の意味
氏家 夏彦メディア・コンサルタント フリーランス
英国は同時配信で日本より12年も先に進んでるだけあって、政府も思い切った方向転換を示しました。日本ではNHK受信料を根本から変えるような方針は今までなかったですし、これからもないでしょう。しかし例えばテレビでは国内で6種類の放送をしているのを大きく減らして他のサブスクのサービスより割高な受信料を劇的に引き下げるなどの措置はとれるでしょうし、受信料のサブスク化も見えてくるかもしれません。政府もなんらかの対応をとらないと、強制的に徴収されるNHK受信料に対する不満は今後さらに高まります。
ちなみに日本の政府も放送では思い切った方針も示しています。それは電波の返上です。規制改革推進会議の答申には有限な電波を単なる番組のデリバリーに使うのではなく、国民の生活の利便性向上のためIOTなどに使うべきとしています。今の放送はオンライン化すればいいだけです。今の地上波放送を4Kにするのはほとんど無理ですが、配信なら可能だし5Gが普及すればモバイル視聴も可能です。
受信料一律徴収の見直し以外にもこの白書で注目されるのは、
・これまで通信・放送の監督機関オフコムの規制対象外になっていた大手オンデマンドサービスをオフコムの規制下に置く
・オンデマンドサービスのプラットフォームでは主要放送局の番組が優先的に選択できるようにする
です。NetflixやAmazonプライムなら規制がかかっても大丈夫でしょうが、YouTubeはかなり混乱するでしょう。本当に規制できるのか、どうやって規制するのかがきになります。
もう一つはBBCなどの番組が優先的に選択できるようにするというのは、具体的にどういうことをさすのか。Netflixやディズニー+などを選択する画面でBBCなどを目立つところに並べるのか、それともNetflixなどに提供したBBCの番組を目立つところに置くようにさせるのでしょうか。

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