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「24時間ぶっ続けで編集作業×2回」は普通…テレビ業界、働き方改革と無縁
ビジネスジャーナル
氏家 夏彦メディア・コンサルタント フリーランス
私はキー局の社員でしたが、30年前のディレクター時代は24時間×2〜3の編集は普通でした。よく社員はチェックするだけなどと言われますが、番組にもよりますがゴールデンタイムの番組は社員ディレクターがメインで社外Dに丸投げなどということはありませんでした。社員が楽をして社外の人だけが苦労するような番組体制では、いい番組、数字を取れる番組などできるはずはありません。月の残業時間が150時間だと、今月は楽だったな〜と感じました。もちろん給与など待遇面では社員と社外では差があります。それでも頑張れたのは「作る」という仕事が面白かったからです。つまらないと思いながらやっていては成果が出るはずはありません。社員が面白がって番組作りにのめり込む、それを見て社外のスタッフも頑張れる、そんな環境を作るのがプロデューサーの役目の一つです。成功する番組は、そうした面白がりの連鎖でチームがまとまっていきます。しかし先日、子供達(といっても40歳くらいですが)と話していたら、今はそれが通用しないそうです。ドラマの『不適切にもほどがある』の働き方改革にさらされている現場は、まさにあの通りなのだそうです。テレビや映画に限らずどんな仕事でも、寝食を忘れてのめり込むことをさせてもらえないのは、ある意味かわいそうだなとも思います。まぁこんな考え自体が時代遅れなのでしょうが。
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