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バイデン大統領 安保理改革での日本の常任理事国入りを支持
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
これは歴史的な発言で正直驚いた。実現するかどうかはともかく。
ユニクロ柳井社長「僕がほかの経営者と違ったところ」
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
めちゃくちゃ読むべき記事だった。やはり「問い」を持っている企業が強いんだなと思った。問いとはパーパス(目的)であり、アイデンティティ(自社らしさ)でもある。
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僕はほかの経営者と違って、根源的なところにずっと興味があった。服とは何だろう。服屋とはどうあるべきか。ビジネスをするとはどういうことなのか、といったことです。(略)
普通の服屋さんはそうじゃない。どうやって売り上げを伸ばすかとか、どのように次の店を出そうかとか、そういう目先のことばかり考えている。でも僕は、今の延長線上でどんなに大きくなろうしても、それでは大きくなれないような気がしたのです
会社の規模に関係なく、「うちの会社はなぜ存在するのか」と考えるのです。日本市場は世界とつながっています。海外の企業も日本に来るし、自分たちも外に出ていかなければならない。94年頃の僕も、アイデンティティーについて常に考えていたから、(服は部品であるとか)横着なことを言ったのでしょう。
人に雇われないで生きる 35歳までに社長になる方法
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
「起業して自由に生きよう」みたいな風潮は注意が必要だと思っています。
確かに起業して幸せになった人は沢山いますが、「成功者バイアス」がかかっているので、その裏で苦しい思いをして辞めていった人がもっとたくさんいるでしょう。
「自由になるために社長になる」というのはゴール設定が間違っていて、あくまで「やりたいことがある」時に起業すべきです。テーマに強い情熱があり、全力でコミットすることで初めて成功し、結果として自由を手に入れることが出来ます。その過程では、雇用されている時以上の不自由を感じることも沢山あると思います。私も先日、40歳超えて生まれて初めてマンションの審査で落とされそうになりました。起業家の現実なんてそんなもんです。
ちなみにこの記事で提唱されている「リノベーション・スタートアップ」という概念は初めて知りました。既に基盤がある会社なのでゼロから起業するよりも才能を必要としないとありますが、決してそんなことは無く、今ある事業や組織を変革する方がよほど難しいんじゃない?と思います。
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しっかりとした基盤のある企業をリノベーションし、若者のビジネスセンスで事業を飛躍させ、ゆくゆくはIPOを成功させていく。いちビジネスパーソンでは得ることのできない資産を得られるのはもちろん、単なる個人の成功に収まらず、日本経済全体に利益を生んでいく。リノベーション・スタートアップとはそういう起業方法です。
今「海外流出」する若手社員たちに聞く。コロナで気付いた、日本の限界
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
個々のキャリア充実の観点からも海外で仕事をする体験は大事だと思いますし、海外でお金を稼げる日本人を増やすことは、日本経済にとっても大事なことだと思います。
住む場所だけ海外に移してリモートワークで日本の仕事を、というのも悪くは無いのですが、経済圏として日本から出ていないのでやや「海外で仕事をしている」とは言いづらい。(あと、法的にだいぶグレーです)
パッと海外に行ってローカル企業や外資系企業に雇われることができる日本人は少数で、ほとんどの場合は日本企業への就職が現実的です。ただ駐在員削減の動きが加速する中、海外拠点における日本人のポジションは減りつつあります。日系企業がバンバン海外拠点を作っていたころならまだしも、今後はそうではないでしょう。
そうすると、海外での起業や、またベンチャーの海外拠点を増やす、あるいは駐在員が担っていたマネジメントポジションを現地採用日本人に移管するなど、ポジションの創出も含めて考えて行かないと「海外で働く」が日本人にとって簡単ではない時代になっていくな、と思っています。
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バイリンガル向け就職・転職サービス「CFN」を運営する株式会社ディスコに聞いてみると、コロナ前までは、「CFN」の社会人による登録が増加し続けており、2018年に対して2019年は28%増の登録があったという。
海外移住に関しても、外務省の海外在留邦人数調査統計(2021年版)によると、永住を選ぶ人は継続的に増加し続けている傾向にある。
コロナ以前から、海外で働きたいと考える人や、海外に住み続けたいという人はじわりと増え続けている現状が伺える。

【解説】電産が10か月で「永守CEO体制」に逆戻りした理由
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
続報の分析記事が出ています。車載事業の不振の原因は材料価格の高騰、そしてEVの工藤ユニットの赤字が大きいと。それでも「どんな外部環境でも営業利益率15%を求める」のが永守流。並大抵の経営者じゃないとこれにはついてこられないですね。以下のやり取りを見る限り「もう一度CEOを目指す」ということですが、CEOは「育ててから任せる」のか「任せるから育つのか」。難しい命題です。
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「日本電産流のマイクロマネジメントをやりながら、社長・CEO業をやって、向かい風を跳ね返す力がなかったのは事実。はっきり会長との実力差を見た。特徴ある日本電産に社長でぽっと入る難しさを実感した」(関社長)
永守会長は「関社長にはもう一回、CEOに挑戦してもらいたい」と述べた。
そのタイムラインについては、「日本電産の経営手法、スピード、コストに対する感性を身につけてもらうには、あと3年くらいはかかる」
「後継者、後継者と言われても、私は今、ものすごい元気。年寄り扱いされても困る」
「最も利益に貢献した人がCEOにあがっていく。原則をしっかり守っていく会社にして、業績が悪くてもずっと社長や会長を務める、みたいにはならないようにしたい」
日本電産の経営トップに永守重信氏返り咲き 関氏、1年足らずでCEO交代
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
オーナー社長というのは「会社=自分」のようにアイデンティティが一致しがちなので、それゆえ会社がうまくいかないのが耐えられないのだと思う。いかに会社と自分を別の存在として自分の中で切り離して考えられるか、という自己認知力が必要になります。
ただ自己認知を高めるためには他者認知が必要で、要するに「あなたはこう見えてますよ」というフィードバックを参考にするのが大事です。想像するに永守さんにフィードバックできる人なんて周囲になかなかいないと思うので、結果として自己認識力が高まらないという構造なのではないかと思います。孫さん、柳井さんも同じです。

【新戦略】日本の強みは「安定力」と「ブランド力」にある
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
日本の活用すべきアセットは「伝統」と「地方」であるというのはその通りだと思います。
200年以上続いているお茶屋さんを見て、日本人は「そんなに続いていて凄い」と言ったのに対して、タイ人は「そんなに続いているのにこれだけしか大きくなってないのですか」と言った、というエピソードを聞いたことがあります。長い伝統と蓄積された文化がビジネスにつながっていないのは勿体ないと思います。
そしてそれをするためにはやはり海外に最も目を向けることです。とある日系グローバル企業が「グローバルを打ち出すと優秀な新卒が集まらない」と嘆いていました。すべてが整っていて居心地の良い日本を飛び出すインセンティブが湧かなくなっているのも事実だと思います。ですが、広い世界で仕事をするのもエキサイティングで楽しいです。そうした魅力をもっと次の世代にも伝える努力をしなくてはと思っています。
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自分が大学生の頃と比べて思うのは、今の学生は海外に留学しようという気持ちが小さいんだな、ということ。そして、コロナの中で、海外留学する学生の数は激減することになっています。多くの学生は、わざわざ苦労して海外に行かなくても、日本で生きていける、と考えているように思えます。しかし、でも本当にそうなのでしょうか。
例えば、今の若い人たちは、海外への進出に後ろ向きな人が多いと同時に、将来に対する不安も持っています。(略)やはり、何らかの変化が必要ですし、その変化の中には国際社会での競争への適応が必要です。韓国のように、ガツガツやるべきだとは言いませんが、このままグローバル化に対応しなければ、どんどん世界との差が広がっていくばかりだからです。

【秘密】日韓ユニコーン28社公開、なぜ「韓流」が強いのか。
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
韓国は日本の人口の半分にもかかわらずユニコーン企業の数は倍。その理由は「国内市場が小さいため最初からグローバルを意識する」「政府が巨額の投資と支援を行う」という点。
個人的に面白いなと思ったのは「財閥カルチャーが強すぎるため、大企業からの人材流入が多い」という点。日本も「大企業→ベンチャー」の動きは増えていますが、最近はJTC大企業も変革が進み人材活用意識が高まっているので、比較的その動きが緩やかなんじゃないか?という気もしています。(が、みなさんいかがでしょうか)
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韓国では財閥企業の力がとても強いのですが、ある変化が7年ほど前から見られるようになっています。それは大企業から、スタートアップに人材が流れているということです。
理由はいろいろとありますが、一つは大企業の文化がもどかしいことでしょう。
私も実は、サムスン物産で働いていたことがあります。そこは部長になるまで20年かかる世界でした。文化が硬直化していて、縦社会です。それに対して、スタートアップは昇進が早く、若くてもやる気さえあれば権限が与えられます
なぜ日本ではユニコーンが生まれにくいのか 投資家が語る日米のベンチャー投資の違い
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
本田宗一郎が、なぜ戦後の日本経済がうまくいったのかというと「戦争で上の人がみんなパージ(排除)されたから」と言っていました。若くてやる気のある人が活躍できる土壌を作れば、優秀なベンチャーはまだまだ出てくるのではないかと思っています。
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日本にも社会課題を見つけて解決しようとしている人たちはいます。しかしスタートアップを立ち上げても、なかなかスケールしない。お金がないからなのか、技術がないからなのか。実は両方ともあるんです。日本でお金と技術を持っているのは大企業です。「日本の大企業が本気になったら負けるはずがない」というのが、米国のVCで働いた僕の結論でした。

【衝撃】三井住友海上、管理職に「副業」「出向」を求める理由
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
副業や転職の経験が成長機会になるのは、「市場原理に晒される」からです。社内市場で構築された自分の価値がリセットされ、「アウェー」の中で自分の価値を証明したり、結果を出すためのプロセスを考えることが、すなわちマネジメントとして得難い経験になります。
そういう意味では、「会社がおぜん立てした副業・出向」でどこまでアンラーンの経験になるか?というのが率直な印象ではあります。少なくとも「会社が副業を推奨する」というのは海外から見れば、やや不思議な制度ではあります。
とはいえ、メンバーシップ型の社会の中で、できることをやっていくしかありません。社外経験の乏しい人材にとって刺激になることは間違いありませんし、このような様々な取り組みが日本の労働市場を変えていくのだと思います。
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──副業などで越境すると、その思考パターンをアンラーニングするのに役立ちますか?
仮にベンチャーで働いたり、その育成プログラムに携わると、何もない状態から、「あなたが考えてください」だとか、「これをやってもらうために呼んだんです」といった局面に直面するかもしれません。そのスピード感や思考を体感することは、社内では得難い経験になります。
──人事制度はすべからく会社から社員へのメッセージだと思いますが、今回の制度導入で、もっとも伝えたいメッセージとは。
社員が自律的にキャリアを形成することを目指しています。会社も社員が社外カルチャー経験を積める機会をどんどん提供してゆく。だからこそ、自ら積極的にチャレンジしてください、ということを伝えたい。

【データ】職種別、「年収800万円以上の人のスキル」一挙公開
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
いくつになってもスキルを磨き続けることが大事という本特集の趣旨には賛成ですが、一方でスキル磨きはあくまでも手段であって、そのスキルを使って「何をするのか」も大切だと思う。
RPGで例えるならレベル上げやアイテム集めを延々としていても意味が無く、どこかで魔王を倒しに行かないといけない。
40代、50代という社会の最前線に立つ年代になったら、自分なりのテーマをかかげて勝負したかどうかも大切になる。それが「名刺代わりになる実績」となって自分の社会的価値を押し上げるのだと思う。
スキル磨きと合わせて、自分のキャリアを通じて成し遂げたいことを明確にすることも忘れずにいたい。

【宮坂副知事】遅れた行政をDX化!東京都職員リスキルの全容
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
着任当初は執務室にWi-Fiすらなかったという宮坂さん。東京都のデジタル化の話がよくわかって面白いです。
特に、以下の話はそうだなぁと思います。自分のアンラーン(学び直し)も難しいですが、他者に「アンラーンせよ」というのはもっと難しいですね。「おたくらはやり方が古いから変わらないといけない」と一方的に伝えても、逆に態度を頑なにされて変革が遠のくだけです。
私が人や組織に関わるときも、それだけはやってはいけない事と肝に銘じて臨んでいます。相手は相手で懸命に努力して生きてきたわけで、それを否定するのは失礼です。
自分自身のアンラーンが、他者のアンラーンを導く。
禅問答のようですが、人に学んでもらうというのはそういうことなのかなと。
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民間から都庁に来た当時のアンラーン体験を言うなら、デジタル領域にあまり口出しせず、ちゃんと話を聞いたり、見ようとしたことです。前職でデジタルをやっていたので、「デジタルしましょう」だとか、グッとこらえて、なるべく言わない。これは結構大事かなと。
なぜなら、言うと的外れだからです。現場も分かっていないのに、評論家的な話になります。できないのにはできない理由があるので、それはすごい自分に言い聞かせてやりました。

NORMAL