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大谷翔平、日本人初のHR王が確定 44本で歴史的快挙…打率3割&10勝の異次元シーズン
田中 道昭立教大学ビジネススクール 教授
打者では135試合出場してリーグ4位の打率.304、95打点、20盗塁をマーク。投手では23試合登板して10勝5敗、防御率3.14。132回を投げて167奪三振をマーク。本当に素晴らしい偉業です。怪我で戦線離脱という事実が大谷選手が宇宙人やロボットではなかったことの証左となりましたが、野球をすることが最上の喜びで使命である彼にしてみれば、常にベストを尽くすことは当然であり、体力温存や回復のための休養の方が受け入れ難いものだったかもしれないのだと思います。先発投手は登板翌日から数日間休んで次の登板に備えるのが常識のなかで、大谷選手は休む代わりに打者として出場したからこその偉業。日本人の誇りです。
米FTCがアマゾン提訴、独禁法違反の疑い 資産売却など検討要請
田中 道昭立教大学ビジネススクール 教授
私自身、公取委独占禁止法懇話会メンバーを務めていますが、「歴代で最も労働組合寄りの大統領」戦略と表裏一体なのがバイデン政権の「巨大IT企業への反トラスト」戦略です。同政権の産業政策の背景には、IT企業の巨大化は労働者や消費者に豊かさをもたらさないとの価値観があります。米国主要メディアでも訴訟に加わった州の多くがブルーステートで政治色の強いものであると指摘しています。アマゾンの反トラスト的ビジネス慣例を糾弾する論文で注目を集めたFTCカーン委員長には同社は長年の宿敵かつ本丸です。本件は解決に長期を要すると見られていますが、FTCと政権側は米国民へのアナウンスメント効果と巨大IT企業への抑制効果も狙っていると考えられます。
米アマゾン、生成AIのアンソロピックに最大5900億円投資へ
田中 道昭立教大学ビジネススクール 教授
かつてDeath by Amazonとして他業界や他社から恐れられてきたアマゾン。4月にマイクロソフトとグーグルへの生成AI対抗策として、これまでの同社の価値観とは大きく異なる「生成AI中立国」戦略を発表した際には、同分野での出遅れの象徴であると受け止められました。今回は矢継ぎ早にアマゾンアレクサへの生成AI搭載と新興AI企業への巨額投資を発表し、出遅れ感を相応に払拭しました。もっとも、アマゾンが生成AIの分野で先行する2社に対抗していくためには、「生成AI中立国」というアマゾンらしくない戦略から転換し、2社を凌駕する何か一つの先鋭化されたプラットフォームに注力することが必要であると思います。
米「ビッグ3」で初の一斉スト=自動車労組、賃上げ交渉決裂で
田中 道昭立教大学ビジネススクール 教授
現在の変化は非線形に起きています。イーロンマスクは「マシンである自動車を進化させるより10倍も、マシンを作る工場を進化させた方が効果が高い」と発言し続け、製造面においても自動車業界でトップの生産性を獲得しました。今年のインベスターデイでは、アンボックスト・プロセス、パラレル・シリアル方式などの製造面でのイノベーションを発表し、工場の自動化をさらに推進しています。既存の製造プロセスを自動化するよりも、自動化を前提に製造プロセスを考えた方が効果的であるという考えも提示されました。全米自動車労組による初の一斉ストがこれらと同じタイミングで起きていることは、日本企業が教訓にすべきことではないかと思います。
バスケ男子日本、パリ五輪の出場権獲得 自力出場は48年ぶり
田中 道昭立教大学ビジネススクール 教授
95年から2年間のシカゴ大学留学時、シカゴブルズはマイケルジョーダンやデニスロッドマン等の大スターを擁して全盛期、バスケに魅了されました。そこから28年経って日本で開催されるバスケワールドカップで日本の躍進を見られたのは格別です。
「常に日本に夜明けをもたらす先駆者であり日本社会に日の出の勢いをもたらす存在でありたい」との想いから命名されたアカツキ ジャパンの愛称で戦い抜いた日本チーム。まさに日の出の勢いをもたらし、日本を鼓舞した試合だったと思います。混乱の中から2016年に生まれたBリーグもレベルが上がってきた一方、国際大会では苦戦を続けてきた日本チーム。実力の3勝で12チームしかないパリ五輪の出場枠を勝ち取り、長年の夢を実現した暁(あかつき)を日本でのTV中継で見られたこと、最高でした。パリでは茜色にそまる東雲(しののめ)を見せてくれると思います。
エヌビディア、8─10月売上高見通しが市場予想超え 250億ドル自社株買いへ
田中 道昭立教大学ビジネススクール 教授
GAFAMやFAANGからMATANAへ。米国の株式市場では、時価総額の大きいテック企業群をFAANGと呼んできました。フェイスブック(現メタ)、アップル、アマゾン、NVIDIA、ネットフリックス、グーグルです。その6社からメタとネットフリックスが脱落して、マイクロソフトとテスラが加わったのが新たな米メガテック企業群、MATANAです。今やこれらを株価で牽引するのがNVIDIA。時価総額でアマゾン等に迫る勢いです。その勢いが加速されることを示した今回の決算結果。生成AIのインフラだけではなくサービス展開も狙っている点がポイントになってくると思います。上記変化の背景から今後のメガトレンドが見えてきます。

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