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「人口減少」は悪という固定観念を捨ててみよう
Diamond Online
Ayamura Yutaka中小企業
まずひどい逆張りタイトルだと思った。 確かに人口減少は既に不可避であり、それを前提とした議論をしていかなくてはいけない。 しかし、記事の内容はまあよくあるネオリベ派の意見といったところ。 政府の国内移住に関する政策は確かに筋悪だと思う。 またこれからの人々が幸福に生きていくためには生活コストの抑制が必要となる。 同意できるのはそれくらい。 ベーシックインカムについて言えば、まともに計算すれば不可能であることはあきらか。 ベーシックインカムを提唱する人のほとんどはまともに考えていないか、不可能であることは承知で、企業や富裕層としての社会への責任の放棄を紛らわせるためのカムフラージュとして意識的に話している。 こういう人たちは無論、自分がベーシックインカムで慎ましく生活していこう、とは露ほども思っていない。 滲み出すのは、だから再分配なしにしてくれよ、低賃金で人を雇わせてくれ、自由にクビにさせてくれ、という願望だ。 >消費行動を変えたのは、紛れもなく地域の住民である。それにも関わらず、大型スーパーを敵視することが正しいとは思わない。 住民が選んだから正しいということはない。 ペリカを消費する地下施設の強制労働者。 目先の利益を追い欲に負けて安い商品を消費することは、自らを被支配者に固定することにほかならない。 ガンジーが訴えインドの国旗の中心に描かれた「糸車」や塩の行進は今こそ振り返られなければならない。 (余談だけれどもガンジーが資本主義とその上に栄えた帝国主義に続く第3の敵、宗教対立に阻まれなければ、他のアジアの国々が東西の大国の後ろ盾や暴力により勝ち取った独立とはまったくことなる成果を打ち立てたかもしれない) 限界費用ゼロ社会、なんてSF的な空想に過ぎない。 資本主義+インターネットの帰結として費用ゼロに近づいていくのは電子化できるものだけ。衣食住は電子化できないし、大衆が大量消費や贅沢への憧憬に縛りつけられることが止むことはない。 規制緩和は、役割を終えた既得権を終わらせるためには必要。逆に新しいビジネスでのモラルのない企業から消費者を守るため、また適切な競争を促すためには新たに規制が必要となる。
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Ayamura Yutaka中小企業
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