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清水建設、初の営業赤字 資材価格高騰で―24年3月期
江頭 浩C+E建築設計事務所 代表
下記は、昨年の記事。
「清水建設の営業利益99%減、4〜9月 労務費の増加で」
https://newspicks.com/news/9157092
過去にもコメントしていますが、大手ゼネコンは鹿島以外は厳しい状況。
資材費、人件費の値上りはよく言われていますが、他の要因として数年前に受注獲得競争が起こった際に、採算が低い案件を請け負ってしまったツケとも言われています。
これら案件が完工を迎えた中、資材費、人件費の高騰が直撃し決算に影響を与えています。
そのような中、鹿島だけは採算性が低い案件を受注せず、堅実な受注活動を行なっていたと言われています。
また鹿島は、私募REIT(不動産投資信託)の運営を他の大手に先駆けて2018年に開始。
鹿島の業績好調は、これら建築部門以外の収益の多さも要因の一つとも言われています。
対して、記事の清水建設は2023年1月、大成建設が2022年5月にREITの運営を開始していますが、まだ収益の柱となるほどには育っていません。
薄利での受注獲得競争が起きた背景には、そもそも発注者に十分な資金を準備する余力がない、という事があるかもしれません。
業界再編などが進み、収益性が高い案件を選別して受注できるようになるための、過渡期なのかもしれません。
ちなみに清水建設ですが、施工の面でもあまり良くないニュースが続いている印象。
「清水建設が施工する田町タワー、床の不具合は三菱地所設計の指摘で発覚」
https://newspicks.com/news/8966713
「東京 建設中のタワマン コンクリート検査で強度不足 販売休止」
https://newspicks.com/news/9806587
「清水建設JVの下水道管破損、橋に取り付けたガス管を勘違い」
https://newspicks.com/news/9958209
担い手の不足が管理側にも多くの影を落としているように感じます。
ちなみに下記は、清水建設で頑張る社員の記事。
「上司の安堵感与える一言で気付き、「独りよがり」を脱した次世代の現場リーダー」
https://newspicks.com/news/9614154
都内新築マンションは「狭くなった」だけじゃない…デベロッパー必死の「コストカット」で「損する物件」が急増中
江頭 浩C+E建築設計事務所 代表
実は、日本にも富裕層は多く、特に高額な新築マンションの購入を支えているのは、国内の富裕層が中心だと考えています。
下記コメントでも触れていますが、海外の投資マネーは、現状では影響力が少ないと考えています。
https://newspicks.com/news/9189460
このコストカットの対象になりそうなマンションを購入するのは、パワーカップルということになるでしょうか。
今回は新築マンションについて言及されていますが、立地や広さを重視して、中古マンションを、自分好みにリノベするのも選択肢の一つかと思います。
ちなみに、建築コストは短期的には下がる要素がないと考えているので、新築の場合、専有面積の減少や設備グレード等のマンション仕様には注意が必要かもしれません。
https://newspicks.com/news/9082464
断熱性能の義務化もあるので複層ガラスや、マンション性能を考えて二重床の廃止などはあまりないと思いますが、そもそも住設のグレード自体を落とすなど、気付かれにくいやり方でコストカットはしていると思う。
NORMAL
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