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小林麻央さん死去 34歳 22日夜自宅で 闘病中にブログ続けるも力尽く
内野 三菜子国立国際医療研究センター 国府台病院 放射線治療室長
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
一部マスコミの過熱報道で他の患者さんへの配慮から受診が難しいことがあった旨の海老蔵氏のコメントがありましたが、取材により受診に支障が生じたり十分な受診ができなかった可能性などはなかったか、静かな検証も求められるのではないでしょうか。
~それにしても、主治医でもない私に癌の専門家だからということでお尋ねになりたかったのでしょうが「麻央さん自宅帰ったって、もう危ないのかしら?」と無邪気に質問される方々が私の周りに少なくなかったことについては、複雑な心境でした。主治医であったら尚更話さないのは当然すぎる当然ですが、自分の患者さんもそうやって「興味の対象」にされてしまいうることについては、とてもやりきれません。「だって可哀想、お子さんも小さいし」「心配なのよ」、それはそれとして、心配ならば、そっと黙って見守る「愛」はお持ちいただけないものでしょうかと、例えそれだけ社会的インパクトの大きな方であるにしても…そんなことも考えさせられました。
重ねて、ご本人様の冥福を、そしてご家族様はじめ周りの方々のお心が一日でも早く安らぎますよう、お祈り申し上げます。
経産省若手の資料が異例の100万DL「想像超えた」 政策化へ民間との意見交換始まる
内野 三菜子国立国際医療研究センター 国府台病院 放射線治療室長
6月13日火曜の夜に開催された #立ちすくむ国家WS 、実際に参加してきました。他の参加者が書かれている通り、会場はものすごい「熱量」に覆われていました。これが第一歩だ、新しい何かが生まれる…その中で私自身は実のところ、その熱量に簡単にはアテられないほどには擦り減ってしまった自分の心を静かに残念に思いながら、半ば取り残された気持ちでプレゼンを聞き、小グループでのディスカッションに臨みました。
参加者は様々な背景で、しかし何か新しいことを作り出そう、動き出そう、そういう人が大半で、特に参加されていた若手官僚の方々には特にそういう思いが強いと感じました。それはそれで大変素晴らしいことで、あの「突っ込みどころだらけ」のペーパーがそれだけ多くの人に「自分にも言わせろ」と動かした力は文句なく賞賛に値します。しかし、そのペーパーに物申したい人々の中で、何かをしたいという発言をする人もいれば、何かをしたい人や何かに疑問を持っている人にその現場のエキスパートとして答える側も必要ではないでしょうか(質問待ちの消極的な姿勢をあらかじめここにお詫びします)。発言の機会では主に現場の状況を伝えるに終始してしまいましたが、それでも一生懸命耳を傾けてくださっていた方々の反応を見るに、参加した意味はあったものと思っています。
若手官僚の方々の生の姿・生の声が初めて明らかになった、「会える官僚」の出現、ということが話題になっていましたが、実際には、会える官僚は同時に自ら会いに求める官僚であるし、各分野のエキスパートはその求めに誠実に答えることが社会への参画の一部になるということを改めて感じました。同時に、自分の日常では官僚の方は割と会う機会あるのであまり「会える官僚」にはパワーワードを感じなかったのですが、会いたいと思っている方も多いのだと認識しました。
尋ねてこられる方にできる限りの状況を専門家の見解を加えてお伝えすること、これは私にとっては全く今まで通りの事で、「新しいアクションプランを!」という会の目標には残念すぎる結論かもしれませんが、粛々と、プロフェッショナルとして、目の前の患者から兆単位の医療費の話題まで見聞し考察し提供できる機会を構築していきたいと改めて思いました。
【直撃1万字】経産省トップが明かす「若手ペーパー」に秘めた覚悟
内野 三菜子国立国際医療研究センター 国府台病院 放射線治療室長
答えのないことを批判されているコメントもありましたが、このペーパーは「ツッコミ待ちのボケ」だと私は思いました。終末期医療のこととか現場にいる私たちから見るとやはりツッコミたくなります。あぁ、そう思っているのか、そうじゃなくってこうなんだけれど、どうしたらいいだろう?という対話の糸口だと、理解しています。実際に霞が関の方々自身も、お話ししたくてもきっかけがなかったりすごく窓口が限られていたりで歯がゆい思いをされているんだなぁということは、実際に接する場面では時々お見受けしますが、それ自体がやはり限られた機会であって、こうして多くの人とわーっと話しができるようにするための壮大なツッコミ集を作られたことは喜ばしいと考えています。さて、この先どうやって会話に続けていきますかね…。
ホリエモン「満員電車が当たり前と考えている人は、思考停止になってる」
内野 三菜子国立国際医療研究センター 国府台病院 放射線治療室長
専門医を取得するまでのいわゆる「研修医」は北米では「レジデントresident」と呼ばれ、文字通り病院に「住み込む」勢いで技術と知識の研鑽に勤しみます。私も敷地内の研修医宿舎からキャリアをスタートしたお陰で、これまで職住近接を原則にしています。唯一例外は関東圏内でも都心から50kmほどの病院に勤務していた時期で、都心での会議などが多かったため、この時期だけは都心に住んで逆方向に乗って通勤していました。仕事において時間とコストとを考える習慣は、一分一秒を惜しんで睡眠に費やさざるをえなかった厳しい研修医時代に培われたと感じています。おかげで、中学から大学まで当たり前だった「満員電車で都心に通う」ライフスタイルは全くうけつけなくなりました。
予定のドタキャンは何回まで許せるか?
内野 三菜子国立国際医療研究センター 国府台病院 放射線治療室長
急変、急患、何が起こるかわからないのが私たちの現場ですし、キャンセルや遅刻の連絡自体ができるとも限らない。そういうメンバーで集まる時はそれ(どたキャン)前提で考えていますので、それは構いません。そうでない方々との会食など、レストランの準備の都合のある場合は、そういう事態になりそうな状況では約束をしない、約束をしていてもどうしてもの場合には不参加費支払いや幹事・お店へのお詫びなど真心を尽くす、ようにマネージメントをしています。それよりも、どたキャンになりうる状況なのに幹事をし、やっぱり幹事がどたキャン(しかも幹事しか会食のメンバーを知らない集い)になった例とか、他のキャンセル分埋め合わせに奔走している幹事を尻目に行くと明言しないでいきなり現れて結果オーバーブッキングにさせる参加者とか、やはり「不誠実」な振る舞いがあると、その方とは二度とご一緒できないなと思います…。
ハウステンボスの東京進出に秘められた野望
内野 三菜子国立国際医療研究センター 国府台病院 放射線治療室長
長崎ハウステンボス、ここには実は大変貴重な楽器があります。カリヨンと呼ばれる、教会の塔に設置されメロディを手動で演奏できる鐘は、オランダ・ベルギー地方がその発祥なのですが、オランダを主題にしたテーマパークであるハウステンボスには、日本に3つしかない、世界カリヨン協会が正式に認めるカリヨンの一つがあるのです。しかも屋内設置型の楽器で、世界的に見ても保存状態も非常に良く、すぐにでも演奏が可能な状態なのですが、現在はVRアトラクションの建物として流用され、貴重な本物の音色は封印されたままなのです。楽器としては「教会の鐘」と古式ゆかしい印象のあるカリヨンですが、諸外国では建造物の壁を利用したプロジェクションマッピングと生演奏を組み合わせるイベントなど、新しい楽しみ方が広まっています。せっかくの貴重な楽器が埋もれてしまっているのは大変もったいないと感じています。最先端のテクノロジーを駆使したテーマパークこそ、アナログとの融合を期待したいと願っています。
こちらは先日ハウステンボスを訪問した際の記事です→https://goo.gl/YZLvFa
「休めないなら辞めます」イマドキ20代が余暇を優先する理由
内野 三菜子国立国際医療研究センター 国府台病院 放射線治療室長
この件、板挟みとなる場面は多いです。私自身は「休めないなら辞める」に大賛成ですし、下にはしっかり休んでほしい・ほかの活動にも力を入れてほしいという姿勢ですが、どうしても上からのウケは宜しくなくなってしまうので、そこをどう庇うのに苦慮します。正直、かつてないスピードで世の中が進む時代に、これまたかつてない長いキャリアプランを組み立てていかないといけない今の若手は、余暇をうまく使って自己研鑽をしないと乗り切れない時代を生きています。私は、現時点で自分が伝えられるスキルも大切ですが、早晩時代遅れになるスキルよりも、私と一緒に働いた思い出をできるだけ長く運んでくれる、息長く仕事をしていく力のある後輩を育てたいと思っています。そのためには余暇をしっかり使えるスキルを仕事のスキルと同様に身につけてもらいたい、そう願っており、幸い、現職場は同ポジションの同僚とこのアイデアを共有できているので助かっていますが、外では中々難しいのが現実です。
Amazonがニューヨーク初のリアル書店をオープン、店内のフォトレポートはこんな感じ
内野 三菜子国立国際医療研究センター 国府台病院 放射線治療室長
国土の広いアメリカやカナダではネットショッピングが実店舗をはるかに凌ぐのもわかるのですが、一方で、日本ほどには信頼できない宅急便のリスク(荷物の盗難など)を考えると、実は日本にいるときほどは積極的に使おうとはしていませんでした。書籍については、そこで増えたのが電子書籍での購入でした。クリックしても届くのに数日かかるし、届くかどうかも怪しいなら、電子書籍の方が即届いてすぐ読めるし、確実に手元に届くし…という事情です。
カナダの場合はIndigoという大型書店が、やはりライフスタイルミックスでの店舗展開と電子書籍(Kobo)を両方展開していて、記事を読んでの印象は似たような感じの店舗作りという印象です。さすがに現金やりとりなしの会計システムにまでは至っていませんが、Indigoもいずれそうなっていくのかもしれないと思います。
“医療版Uber”、今夏始動
内野 三菜子国立国際医療研究センター 国府台病院 放射線治療室長
遠隔医療相談のサービスをしている時に「状況許せば今行って話す/処置する方が早い」と思う場面は一部あり得ると思います。外来受診させないとダメな程度の重症ではないけれども外来で待つのを嫌がって受診しないのも心配だとか交通手段弱者でアクセスが弱いとか、夜間時間外であれば、救急外来の同僚の手を煩わせるほどではないと予想されるけれども念のため実際に見てから判断をした方がいいだろうとか。医師としての個人的な印象ですが、さらに他国での診療経験を踏まえた医療としての必要性から見れば、これらは「過剰サービス」の範疇になりそうな気もします。とはいえ、やはり現場にいれば、医師として遠隔相談でもどかしい場面というのも確かにあるものです。遠隔診断の仕組みで済むものはそうする、カバーできなそうなものは往診もする、両者で並行・併用するのは悪くないと感じます。
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