呉 琢磨

23年末に開催した「TMIP Innovation Award」 のピッチウィナーであるmatoilを取材しました。食物アレルギーのある人の悩みは「特定食品を食べられないこと」それ自体よりも、「食べられないことによる行動制約と疎外感」にあるというのは納得。ユーザーの行動範囲が広がるにつれて、matoilの事業範囲が拡大していくというwin-winのスケールモデルが秀逸だと感じました。

2018年から始まった関西版都市型カンファレンス「WestShip」も5回目を数えます。今回は「京阪神×産官学」をテーマとして、エリアを超えたオープンイノベーションのあり方を語り合うべく、さまざまな団体・企業・有識者が集います。ぜひ奮ってご参加ください。 さらに、大阪駅↔梅田駅に隣接する「うめきた地区」を再開発している”U-FINO”によるDeepTechイベント 『イノベーションストリームKANSAI 7.0』との合同開催です。夜のネットワーキングでも合流予定ですので、さらに多くの出会いが生まれる機会になるはずです。 https://u-fino.com/program/isk7/

最大級の地域×複業カンファレンス「KAIKOKU-開国-」を11月25日に開催します。全国からよりすぐりの地方有力企業経営者が集結し、来場者に向けて「地域を超えるチャレンジ」をプレゼン→相互に議論→よいマッチングが生まれたら即面談！ ……というコンセプトですが、一番の狙いは地域経営者と都市人材がお互いに「何者かを理解しあう場」を作ることです。いま「開く」地域企業とは何者か、「越境」する都市人材とは何者か？　普段は混じり合うことのない両者だからこそ、リアルで出会う意味がここにあると思ってます。

都市の閉塞感と地方の閉鎖感をともに「開国」する新イベントを立ち上げます。耳慣れぬ領域ですので、本番の前にプレイベントもやります。オンラインでも参加可能です。お気軽にご参加下さい！

都市部のビジネスパーソンにとって、あまり関わる機会がない「地域企業」ですが、なかには地域を超えて挑戦を仕掛ける有力企業も少なくありません。そんな地域企業×都市部人材の新たな関わり方（複業・プロボノ・M&A・外部顧問など）について話せるイベントを企画しました。短時間のコンパクトな場にしますので、お気軽にご参加ください。

8月の福岡に続き、9月は名古屋でRe:gionカンファレンスを開催します。製造業が集積する東海エリアですが、ついに地域全体でスタートアップを盛り上げる動きが本格化しつつあります。愛知県は23年にスタートアップ戦略を改定し、地域の優位性を生かした「モノづくり融合型」のエコシステム形成を掲げました。日本の中核産業×スタートアップの共創モデルを描く取り組みの一歩目として、ぜひご注目ください。

不定期連載「シン・地方の虎」５回目です。どの街でも見かけるナポリピッツァチェーンを作ったシェフの現在地は、まさかの大分県。そこで仕掛ける新たなビジネスは、農家を悩ませる課題を「日本の宝」に変えること。川内イオさんの取材記事はいつもディープです。