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NYダウ最高値、初の3万5000ドル台 企業業績に期待
日本経済新聞
奥野 一成「おおぶね」ファンドマネージャー |農林中金バリューインベストメンツ最高投資責任者
皆が「バブルだ」と言っている間はバブルではないということでしょうか。 いわゆる「買いたい弱気」が自分もふくめて周りにはたくさんいます(笑)。 結局、資産形成としてはドルコスト平均法でコツコツ積立て投資をする仕組みを作るのが良いと個人的には思います(それにはiDeCoとか企業DCとかが向いていると思います)。 相場がよかろうと悪かろうと「淡々と」無理のない金額を買う。相場を当てるドキドキ感とかとは無縁ですが、資産形成はギャンブルではないのですから・・・ ドルコスト平均法でコツコツと積立投資をすることの最大のメリットは「相場や価格を予想する」という不可能なことにチャレンジする無駄を省いてくれ、もっと大事なこと、自分が得意なことに集中できるということです。 もちろん、相場でタイミングを取ることのできる人、右肩上がりで上がるものを予め知っている人は、一括購入する方がパフォーマンス的には良いに決まっています。 が、もしそんなことができる人がいるなら、ぜひお友達になりたいです。働く必要がなくなります(笑)。 しかし、ドルコスト平均法だったら、なんでも良いわけではないことにも注意が必要です。長期的に下落する投資対象では「緩やかに」損するだけです。 反面、長期的な価値上昇に自分なりの納得感がある対象に積立投資していれば、中短期的な価格下落を楽しむことができます。 なかなか下落しない相場が続きますが、落ちたときに慌てるのか、楽しめるのかはこの納得感の強さにかかっています。
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奥野 一成「おおぶね」ファンドマネージャー |農林中金バリューインベストメンツ最高投資責任者
「何を言っているか」よりも「何をしているのか」をファクトとして調べることが人を評価する上でもファンドを評価する上でも大事。 投資ファンドが「何をやっているのか」を評価するときに、投資実績もさることながら、投資家ベース(だれからお金を集めているのか)を事実として知ることが重要。とりわけディールソーシングが限定的(=良いファンドにしか良い投資機会がない)なVCの場合は、ファンドのサイズが比較的小さくなってしまうので、投資家も結果的に限定されてしまうのです。つまり特にVCの場合は投資家ベースを調べることがファンドの性質や立ち位置を調べる上では有益です。 僕は今の事業を始める前はPE投資、HF投資をしていたので、それが実感として身にしみています。特に米国のVCは、非常に閉鎖された投資機会であり、セコイヤやアンドリーセン・ホロビッツのような特Aのファンドには、日本の機関投資家はほぼアクセスできません。仮に入れてくれたとしてもかなり金額を削られてしまうので大きな機関投資家にとってはあまり投資妙味がないのも事実。その点、同じPEでもバイアウトファンドの場合は桁が違うので前職ではそちらに注力していました。 このDNXというファンドについては、公開情報から見るレベルでは2011年スタートの歴史が比較的短いファンドで、2020年9月の日経報道によると 「3号ファンドにはIHIや日立製作所、JR東日本などの国内大手企業や機関投資家が出資している。」とあるので、投資家ベースは日本の事業会社ということで、日本人を投資家ベースとする日本の「Corporate Venture Capital (CVC)」の延長線だと推測されます。 と、ファンドの立ち位置についても客観的に仮説をもつことがある程度は可能で、このようにすすめるのが「外部委託」という投資手法です。マスコミの評判とかは関係なく、実際の投資先企業、投資家などからレファレンスをとって現実の投資評価をすすめていきます。 要は人だろうとファンドだろうと、評価するときには、「何を言っているか」や「肩書き」ではなく、「何をやったのか」というファクトにあたることだ。その際、マスコミ、インフルエンサーといった二次情報ではなく、一次情報にあたって自分で考えるようにしたいものです。
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