ホーム
189フォロー
16864フォロワー
「うち受験して」有名大が中国人予備校に営業、留学生奪い合い
山崎 俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授
多様性や国際性の観点からも留学生の受け入れはもっと積極化するものと考えられます。大学では英語だけで授業を受けて卒業できるような設計をしているところもあります。私の友人が地方私大の事務局で働いていますが、20年以上前からこの記事の内容は当たり前のことでした。
ただ、心配なのが、卒業した留学生や結婚後の家族を受け入れる体制が国として整っていないこと。日常生活でも業務でも日本語を理解できることを求められます。家族の日常生活や子どもの教育もあります。留学生として受け入れた優秀な人材を日本で受け入れることができず、海外に流出させてしまっているとしたら、それこそ何のために教育を行っているのかとなってしまうおそれがあります。もちろん、海外にでていっても日本のファンになってもらうとか日本の宣伝をしてもらうという効果もあることは申し添えます。
ここにきて圧倒的に性能が上がっている「自動翻訳機」は海外旅行で本当に使えるのか、その答え
山崎 俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授
通訳機のご紹介でしたが、私はスマホアプリを使っていて十分です。現地でインターネットに繋がるよう、現地用SIMカードを準備するとか、機種によってはeSIM (物理的にSIMカードをさすのではなく、ソフトウェアの設定だけ)の準備をするとかされることをおすすめします。「キャリアも現地でつながるプランを用意しているではないですか?」と、大変たくさん質問や指摘を伺うのですが、価格が全然違います。その価格差をなんとも思わないならそれも選択肢の一つです。
特に重宝するのがレストランでの注文です。海外は基本写真がなく文字だけだし、食材や調理方法って日常会話ではなかなか使わないので、わからないことのほうが多いくらいです。
なぜエンジニアは哲学を学ぶべきなのか? 「頑固なAIと議論」できる? | ゴールドマン・サックスのCIOが娘に話したこと
山崎 俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授
直接的に役に立つかという視点で議論するとすぐに必要・不要論につながってしまうおそれがあります。
私自身はどんな学問でも、学問として成立する過程(問題提起、問題検証または解決、論証、体系化)は同じであり、学ぶ価値はあると考えている方です。また、視野を広げるという意味でも重要だし、教養としてその分野の知識を持っているかということも、人間の深みにつながると思っています。どこかの記事で、「教養=言語化能力」という主張を読んだのですが、まさにその通りだと思っていて、哲学でもなんでもある分野の知識をもつとその分野の言語で端的に物事を表現することができるようになります。
私の研究室は機械学習・人工知能をつかったマルチモーダル認識・処理が専門ではありますが、専門外から大学院にやってくる学生も少なからずいます。その学生らは口々に「入学前からプログラミングやAIの勉強をしておかないとだめでしょうか」と質問してきます。私はそのたびに「いまいる専門分野の勉強を、誰にも負けないくらい深めてその分野のプロになってきてください。それが他の人にはない、あなた自身の強みになります。」と答えています。
【参戦】動画編集の王者Adobeは「生成AI競争」に勝てるのか
山崎 俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授
「アドビの自信のなさを物語っているように見える」
うーん、こういってはなんですが、ちょっとでも他社と比べて話題が出てこないと「この会社は・・・」という風潮はどうしたものかと思っています。いまでこそマイクロソフトはものすごい話題になっていますが、ちょっと前まで「時代はGAFA。Mは終わった。」と言われていて、内心「なんだかなぁ。そんなことないのに。」と思っていたし、NPでもずっと書いていました。
Adobeの話にもどります。私の研究室の学生も複数名米国のAdobeでインターンをし、それらの話から類推した内容を一部含みます。技術への投資は規模感こそ違いはあるのかもしれませんが確実に行われています。人材や持っている技術はいまだ素晴らしいです。また、研究成果を直接搭載するソフトウェアをもっており、それが世界中で圧倒的シェアを誇っていることは大変強いです。他社のソフトウェアと連携することも技術への投資に対する費用対効果を考えると、あり得る話なのかもしれません。
NORMAL
投稿したコメント