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楽天グループが「オンプレ回帰」を決断、パブリッククラウドからIT基盤を戻す狙い
広木 大地株式会社レクター代表/日本CTO協会理事 朝日新聞社社外CTO
いわゆるクラウドリパリエーション(repatriation)と言うやつで、パプリッククラウド上に、k8sやコンテナ等でポータブルな形でアプリケーションを配置できたら、台数が必要なものやコストを抑えたいところをオンプレを使うと言う戦略だと思われます。注意が必要なのは、この流れは北米でも一定起きており、アプリケーションのクラウドネイティブ化(ポータブル化)を十分に進めたからこそできる戦略でもあります。
円安・ドル高が続く限りにおいて、準備できていた会社ではこういうアクションも考えられるでしょう。ECの競合であるAmazonのクラウドがあるならなおさら。(きっと、法人向けクラウドもやりたいのでは?)
しかし、多くの楽天ほどの設備費用やインフラエンジニアを有さない企業では、メリットは出にくい。なので、オンプレ固執している人が周回遅れなのに銭湯走ってるような気分になると厄介なので注意が必要です。
スタートアップには「開発速度プレミアム」もある
広木 大地株式会社レクター代表/日本CTO協会理事 朝日新聞社社外CTO
非常に重要な指摘。なので、僕もデューデリジェンスをするときには、開発速度(というよりも開発のテンポやそのための仕組み)がどの程度実現できているかをみたりします。
注意が必要なのは、スタートアップだから開発速度プレミアムが得られるのではなくて、「何も考えなくても比較的得やすい」ぐらいに思う方がいいかもですね。
大手でも速度を維持するのに必要な仕掛けはあり得ますし、スタートアップでもがんじがらめになってしまうことはあります。
これは既存顧客の重力を「サービス型」の企業の方が受けやすいことにも由来しています。この重力を振り払う第一宇宙速度を実現するのが、DevOpsの仕組みであり、第二宇宙速度を得るのが組織とシステムのアーキテクチャです。

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