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【新教養】男性も上司もマストで知るべき「卵子凍結」の基礎
NewsPicks編集部
Saito NaokoSecurities Research
こんにちは。 未受精卵の卵子凍結はまだまだ技術的に使える確率が5%ぐらいで低いと思います。 若い未婚女性の方々が誤解するといけないので、多少記事にもありましたが、もう少し注釈いただきたいと思いました。 東京都や企業の助成、特集はとても良い取り組みだと思います。 受精卵凍結と違って、未受精卵凍結は解凍時に3分の2ぐらいは壊れて使えなくなり、壊れなかった卵も全て妊娠成功する訳ではないので、未受精卵凍結で妊娠成功する確率は5%程度と言われていると思います。 5%だと確実に1人産むには20個凍結しないといけない計算になりますが、1回の採卵数は順調な人で8〜10個(10個以上の場合もあります)、そのうちサイズがばらばらだったりして凍結した卵の全てが使いやすい状態ではなく実際使いやすい状態の卵は1回の採卵で4〜7個ぐらいになることが多いと思います。 1回の採卵費用は記事にある通り30〜60万円(卵が早く大きくなるかどうかで費用が変わります。大抵の人は最短スケジュール通りには卵が育たず追加で1日3万円程度薬剤等の費用を払うことになります)、2〜4回の採卵費用を払うのは高額です。 ただし未受精卵凍結のデメリットは、お金がかかること、凍結しても結局妊娠が成功しない確率が高いこと、通院の日程調整(卵の育つ速さ次第なので採卵日は選べません、大抵3〜7日予定が直前に変動します)、卵子凍結している安心感でマインド的にパートナー探しや妊娠を遅らせてしまうリスクがあることぐらいであって、お金と通院時間に余裕がある女性は、凍結して悪いことはないと思います。 また、パートナーが既にいる女性の受精卵凍結は、成功確率が高いので、若い頃にやっておけば良かったという夫婦の声をよく聞きます。 次回は、未受精卵凍結をあまり積極的に行っていない、不妊治療を行うクリニックの産婦人科医に取材されてみてください。特に丸の内や日本橋辺りのクリニックであれば、仕事で忙しい女性はどのような難しさがあるのか、よくご存知だと思います。
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