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上場企業の女性社長わずか13人 23年度、役員は3000人超
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
数字で見せることは大事ですね。女性活躍の対策を続けても、定性的な目標を掲げることも必要ですが、定量的な数値目標を掲げてそれに対して今がどのような状態であるかを現状を理解するところから始まります。弊社グループの調査のレポートでも、ここ数年で、取締役や役員のトップ層における女性の割合に関する数字は以前と比較しても上がってきており、それは各社も意識して対策に取り組んでいるからだと思いますが、次の世代のパイプラインが弱く、候補が少ない結果が言われております。管理者を目指したいと思う層です。
少しずつでもトップの数やリーダー層も数を理解して増やしていけることと、その次の層も候補者がいないと持続的な活動になっていないことになるため、定量的な数値目標に対して、数が少ない理由は何か、なぜいかないのか、何が対策で必要なのか、これらを継続議論し取り組みを行なっていく必要がありますね。
初転職は「社会人3年目」 ITエンジニアが抱える不安、企業はどう解消すべきか?
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
労働人口減少の中、DXの必要性も唱えられ、IT提供側だけでなく、ユーザ企業も両方で、各社のデジタル人材獲得は必要なので、どこでもデジタル技術を持ち合わせたスキル人材は不足状態だと思います。
大事な社員の方々が入社後も、エンゲージメント良く仕事を続けキャリアを継続的に作っていただくためには、社員の方々の成長を実感いただくことが大切だと思います。とはいえ人の流動はどこまでいってもうまれるので、出てもまた戻ってきやすい文化であったり、新しいことに挑戦させる仕組みであったり、フィードバックを積極的に行い、今の自分のできている点はしっかり認識し、また更なる成長の箇所はどこかと学べるやりがいある環境が必要ですね。
AIに奪われる職というお話しはよく出てきますが、奪われるではなく、最適な場所に適用する、業務には生活の中でAIがデフォルトにあって付加価値を高く出すことができるものとして捉えた方が良いのではと思います。AIによりできる部分はAIに任せ、1人の生産性を高める仕事に集中してAIをできる限り多くのエリアで活用するスキルを保持することを目標にこれからのスキルを磨くと良いのではないでしょうか。
【図解】全員に必要。気楽に「リスキリング」する5つの方法
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
リスキリングの今の状態を表しており、わかりやすい解説ですね。
弊社グループ全体でも、リスキリングを実施していますが、営業系だった方が技術系に、また技術を一つ持っていた方が、全然違う技術をまた追加で取得するなど、リスキリング、クロススキリングがあります。今持っているスキルを深めるアプローチは、そのままアップスキリングですね。
このリスキリングも、クロススキリングも、もちろんアップスキリングも、割と順調に進んでおりますが、その理由はなんだろうと考えたときに、記事に書かれているような要素をうまく取り入れてることが改めて分かりました。
経営のトップがまず明確なゴールとリスキリングをした先の世界をどのように見せるかは大事です。
パーパスが共感されて、みなさん前向きにスキルをつけていきますし、それは孤独ではなく集団でチームで一緒に身につけていく動き方を取れば、だんだんヒントも集まってきて、最短の勉強法が見出され生産性高い学び方に向かっていくことができます。
また、例えば弊社はテクニカルな技術の最新動向などを見せると、やっぱり変化が激しく、そして社会を豊かにする仕組みだとわかると、リスキリングしている途中のプロセスも楽しい!と思えるようになってきます。技術は楽しいね、というモチベーションから1人、そして2人と、先陣をきってリスキリングした方々が活躍している姿を見せていくと、後からついていこうと思える仲間がまた学ぶ。このサイクルを丁寧に進めていくことが大事なのかなと思います。
男女の賃金格差、最大は栃木 高知が最小、地域別に指数化
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
その地域には、どのような業界業種の仕事があるかも、男女の賃金差は影響を受けてくると思います。
以前から男性が多い業界ですと、どうしても上のリーダーの階層が男性だけとなれば、自然と女性の賃金との差がうまれてしまいますので、単純に地域単位での比較からの評価は難しいとは思います。
数字だけ見て、この結果が良い悪いとの評価を簡単にはできませんが、一つの参考値として男女賃金差があるとわかったところから、仕事の場でどのように女性を割合を増やすことができるのか、また割合は同じでも意思決定の場にどれほどの女性が入れているのか、ということを改めて良くない状態だと知ることで、アクションを少しずつでも検討し実行していくことが必要ではないかと思います。
「AI創薬プラットフォーム事業」の共同研究において、患者への対話型疾患説明生成AIの運用を開始
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
乳がんは、日本人女性のがん罹患数の中で最も多い一方で、全国では専門医は減少傾向し、1人1人のライフスタイルであったり、納得のいく治療法であったりと、診療を希望したい人が増える一方で、十分に行えない地域がこれからも増加していく可能性があるとのこと。AIによる対話型のソリューションの使われ方というのは、全てをAIにて補うわけではないものの、その人の必要な時に欲しい情報を得ることができる部分はAIでの会話で、また本当に人と話す必要があり、人と対話が必要な時には、その限られた工数に作業を集中させることができると思います。
AIによる対話型の疾患説明の機会が導入されることは、診療の機会の格差が是正されることが期待でき、これからも用途として広がっていけると良いと思います。
【聞き上手】三流は相手の「言葉」に注目し、二流は「表情」に注目する。では、一流は? - すごい傾聴
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
発信する力に加えて、リーダー研修では、積極的に傾聴の練習をするのは、傾聴をするスキルが割と難しいのかもしれないですね。
傾聴するということは、対話する相手のお話の中身に共感することも必要ですし、そもそも興味を持たないとなかなか深いところまで知ろうとする、聞こうとする行為に繋がらないからだと思います。
表面的な言葉や表情と目に見えるところから、入り込むこともできますが、傾聴をして見えてくる気づきというのは、目から入ってくるものではないですから、相手に共感する、「共に」という動作が必要で、その上でより積極的に傾聴して理解していくことができるのだと思います。
企業の女性管理職 初めて10%超に 帝国データバンクの調査
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
当初企業の管理職や役員などの立場に女性を30%にあげていくという目標に対して、現在ではまだまだではありますが、確実に増加してきているということは、まだ適用が難しいとされている企業でも、まずは取り組まなければという形で、多くの企業に管理職に女性をと考えている取り組みが浸透してきているのではないかと思います。
ただ、女性の登用の難しさに実際に直面すると、
ワークライフバランスとしての育児や介護などとの両立の難しさであったり、女性がそもそも昇進したがらない課題が見えてくるので、その課題が出ていることが見える化されてくることが重要です。
それに対して課題を解決せねばと、一企業だけの取り組みではなく全体で変わろうとする仕組み作りにつながってきます。また、数の力は大きく、多様なロールモデルが増えることで、目指そうとする人が増えることも期待できます。
一方で、弊社の調査結果でも、前と比較すると取締役や執行役員など上層部の女性の割合は、増加してきていて今この瞬間の数字は良いのだけど、サステナブルに今後の人材としてのパイプラインが不足していて、次世代の女性の管理職候補者が依然と上がってこない課題が見えているとされています。
実際に人口労働減少の問題から、各社は人手不足の課題が今後より深刻となってくるため、新卒も中途も採用時にはジェンダー関係なく多く採用しようと思うのですが、実際に意思決定の場に女性の数をと取り組もうとすぐに適用は難しいことから、今後も継続的な取り組みが必要です。
【UUUM創業者が語る】「会話で『はいはいはいはい』と相槌をする若者」に知ってもらいたいことは? - 名前のない仕事
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
気持ち良く仕事ができるか、という観点で私が海外でとても学び多かったのは、
質問をする時に、あなたの質問は本当に素晴らしい、良いポイントを質問しているね、と答える前に必ず質問してくださったことに敬意を表している点です。
質問ありますか?と聞かれてなかなか手が上がらないのが日本のあるあるではないかと思いますが、(もちろん手がたくさん上がるシーンもありますが)その雰囲気の中で、質問を投げかける時に、まずはポジティブなフィードバックを返してくれると、質問をしたことの勇気を称えてもらいまた質問しようという気になる、新たなことを学ぼうと意欲がわきますし、これが進むと、ポジティブもネガティブも関係なく思ったことを伝える文化が浸透していけるのではないかと思います。気持ち良く仕事ができること、しっかり目を見て挨拶をする、声をかける、当たり前のことだけど、リモートコミュニケーションが進んでカメラが見えない中でも、基本の振る舞いは続けたいですね。
「絶対に人の上に立っちゃいけない人」のたった1つの口グセとは? - リーダーの仮面
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
属人化の組織を作らないために、いつも自分の右腕左腕が誰なのか、または自分がお休みになった時に誰に自分の仕事をデリゲーションできるか、はリーダーとしてはメンバーに対しても(自分に対しても)常に考えてもらいたいところですね。リーダーになる人は常にそのことを考えるべきだと教わりました。
今、属人化された組織で、だから人を変えられないのです、だから人をローテーションできないのですとなって困ってしまっている組織やチームは多いのではないかと思います。リーダーがどのような組織やチームを作るか、人のローテーション、ポジションを変える機会、そして人の流れを作れるようにありたいですね。
また、何も言わないこと、これは海外でのリーダーシップ研修では、失礼なことだと教わりました。フィードバック文化だと思いますが、良くてもしっかりポジティブフィードバックをかける、また改善した方が良いと思う言葉はFeedback is gift、相手が気付きを得ることができる最高のプレゼントです。何も言わないことは失礼にあたると言われてきたので、そこは優しさではないかなと思います。
日本IBM代表取締役社長山口明夫氏に聞く マネジャーはなぜ社員評価で「前任者との比較」をしないのか 多様な人材の活躍を後押しする、1人1人に向き合うマネジメントとは?
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
私もはじめてマネージャーポジションへの昇進に挑戦をしてみないかと打診いただいた時には、最初の子供がお腹にいたこともあり、初めての出産、初めての育児がこれから待っているために、今は早すぎるのではないかと、答えた記憶があります。
打診いただいたポジションにネガティブな反応を示したのは最初で最後、この時だけではないかと思いますが、ただそこで、何が問題なの?と聞かれたので出産後の生活、ワークライフなどで考えられるリスクをたくさんあげました。ありったけの考えられるリスクを並べた記憶があります。
「そのリスクが本当に起きた時には、自分もそうだし、組織やみんな周囲でカバーし、周囲の環境でサポートしていこう。」
と言っていただき、まずはこれを信じて挑戦しました。
確かにそのリスクは全く起きなかったかというと、いくつかは発生して大変なこともありましたけども、ポジションを打診受けた時に考えられる全てのリスクほどは起きませんし、まずはサポートがあると言っていただくだけで機会を受け入れるかどうかの判断は変わってくると思います。
「お盆休み」などの長期休暇明けに「職場へのお土産」を求める組織が崩壊していく納得の理由 - 組織の体質を現場から変える100の方法
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
以前は確かにお休みを取った時に訪れた先でのお菓子はお土産として職場での近場の方々に持って行って渡していましたが、今はそもそも会社への出社とリモートでの働き方もハイブリッドとなってきているため、いつ人が出社していていつ渡せるのかがわからないことから、ほぼお土産を渡すことが無くなっているように思います。そもそも座席もフリーなので、誰が座っているかも統一ではないところもありますが。
もちろん場合によっては、毎日常駐で出社している場所もありますから、そういう場合は、お土産はまとめて置いておいてご自由にどうぞというスタイルが良いかもしれませんね。
お休みは、不在の間にありがとうございましたのお礼としてもありますし、積極的にお休みを皆が取りやすいように、すみませんというよりはありがとうという感謝で渡せると良いのではないでしょうか。
NORMAL
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