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「大きな方向性」と「知的技法」で未来をひらけ
NewsPicks編集部
大瀧 祐司Sankyo Frontier Myanmar Co.,Ltd. Distribution Center manager & Site engineer
教養とは、貢献や価値の創造など、「高次の目的を達成する方法の素地・基盤」になるものだという定義が可能です。 つねに視点を持って読むこと。これは、膨大な知識に振り回されず、また複雑な現実に対処するための基本かもしれません。 「そもそもなんのために学ぶのか」という目的設定は、きわめて大事です。もちろん目的なく学ぶことにも楽しさはありますが、目的がないと「何も学べない・残らない」事態も起こります 人を幸せに導くものなのか、ストレス・苦しみ・疎外へと導くものなのか。その視点は、インターネットの世界において、作る側も、利用する側も、きっちり持つべきである、というのが素直な印象です。 仏教には、たしかに「執着・煩悩を否定せよ」という言葉もあります。しかし、本来のブッダの発想は、「ただ理解する」だけなのです。よしあしの価値判断は、あくまで最後に、必要な場合のみ、本人みずからが行うものです。 心の反応は一定量です。それを「怒らない」ことに使ってしまうと、感情も湧かないし、前向きにも考えられなくなります。 しかし、怒りの根底にある動機・心の使い方が、変わってしまったらどうか。たとえば、 ①怒るのではなく、「ニュートラルな心で理解する」。 ②怒るのではなく、相手の感情や苦しみを「確認することから入る」。 ③怒るのではなく、「苦しめ合うことが目的じゃない。この関係の目的はなんだ?」と考える。 ②を仏教では「悲の心」と呼び、③の心がけを「慈しみ」と呼びます。ふたつあわせて「慈悲」といいます。 よく言われても悪く言われても心動かさず、泥水のなかに咲いて汚れない蓮の花のように、心の聖域を保って、おのれの人生を生きよ。 スッタニパータ〈聖者〉の章 わたしは、老いゆく心を、老いのない心へと変えよう。 苦悩する心を、静かな心へ、安らぎへ、最高の納得へと変えていこう。 元墓守りの長老スッピヤの言葉(テーラーガーター) 「人々の幸福」「最高の満足」を、最終ゴールにすえている。 ということは、仏教も、経済学も、哲学も、共通しています。ひとを幸せにする大きな方向性と方法の部分です。 これらの「本質」部分を、仏教の世界では、ダンマ Dhammaと呼んできました。「自分の内に見えるダンマのみをよりどころとせよ」というのが、ブッダの人生最後の言葉でした。
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心を自由にする4つのステップ。まず「親の業」を理解する
NewsPicks編集部
大瀧 祐司Sankyo Frontier Myanmar Co.,Ltd. Distribution Center manager & Site engineer
①心の漏れ──目の前の相手に腹を立てたり、ついムダな妄想をしたりという一時的反応。 ②執着──いったん生まれた反応が「持続」するに至った状態。消えない怒りや過去の記憶など。 ③業(ごう)──日頃の自分の反応を、心の根底から支配している力。心のクセ。 たとえば、記憶をよみがえらせて、その記憶に新しく反応して、かつての怒りを「再生産」するといったことです。 こうして持続するに至った精神状態を、「執着」upādāna: clinging と呼びます。 こうした「得体のしれないストレス」に悩んでいる人は、大勢います。今回の相談者も、そのお一人なのかもしれません。 これは、一体なぜなのでしょうか? その原因として考えうるのが、業、つまり定着してしまった心のクセ・反応のパターンです。 ①期待過剰の業――この業の持ち主は、過剰な期待や要求を相手に向けて、応えてくれないとがっかりしたり、腹を立てたりします こういう子どもが大人になると、周囲の期待に応えようとやたら頑張る半面、自分がやりたいこととは違う気がして、「このままでいいのか」「報われなくて、むなしい」といった気持ちを抱くことがあります。 こうした悩みを抱えた人は、親との関係で作られた、「期待に応えなければ」という心のクセに気づくことが、第一歩になります。「応えなくていい。自分の人生は自分で決める」と、思い直す ②怒りの業――この業の持ち主は、潜在的な怒りを抱えています。自らの親への怒りや、不本意な自分の人生への不満などが、背景にある。 こうした怒りの業を抱えた親の下で育った子どもは、最初は怯えを、やがては反発・嫌悪を募らせていきます。これらの感情は、怒りです。 ③支配・傲慢の業――相手を思い通りに動かしたい、人は自分に従って当たり前、自分は絶対に正しいと考えたがる心のクセ ひとつの対策は、「あらかじめ、心のクセをパターン化して覚えておく」ことです。 ①業を客観的に理解する。 ②親との関係が苦痛なら、距離を置く。 ③その上で、自分の業と向き合う。心のクセが出てくるたびに自覚して、同じ反応が出てこないように努力していく。 ④食べる・体を動かすなど、「感覚を使う」時間を増やして、心をもう一度「育て直す」。 失うことを恐れて、百年生きるより、失うことを恐れない完全に自由な境地で一日生きるほうが、価値がある。 ダンマパダ
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【新】悩みの原因は3種類。「ラベリング」で消せる
NewsPicks編集部
大瀧 祐司Sankyo Frontier Myanmar Co.,Ltd. Distribution Center manager & Site engineer
私は、新しい真実を知った。生きることには苦しみが伴うということを、その苦しみには確かな原因があるということを、その原因は取り除けるということを、そして心の自由を取り戻すための道(方法)がある、ということを。 この真実は、過去に聞いたことのない、新しい理解の方法であり、新しい思考の礎(いしずえ)となるものであり、苦悩する人の心に救いの光明(希望)をもたらすものである。 サンユッタ・ニカーヤ(相応部経典)/転法輪経 ミャンマーなど古い時代の瞑想法が残っている国では、修行の最初にこれを学びます。 私自身が最初に言われたのが、「24時間、言葉で確認するようにしなさい」ということ。 人生は「心の反応」で決まる 心の反応は二手に分かれます 一つは、いい生活・仕事を作っていく方向、つまり食べる・眠るといった本能的活動を、ストレスなく済ませて、自分の仕事・作業にエネルギーを向けていく、というプラスの方向です。もう一つは、「無駄な反応」、つまり自分にとってプラスにならない(なんの役にも立たない)反応を作り出す、という方向です。 この方向へと心を運んでいくもの、それを仏教では「煩悩」、つまり苦しみをもたらす反応と表現します。 ①過剰な欲求 「もっと手に入れたい」と追いかける心のことです。「先を」「成果を」「勝利を」「上を」めざす心があって、しかもそれが焦りや不満足をもたらしているという状態です。 ②不快な反応 これは、平たく言えば「怒り」です。 ③妄想 これは、アタマの中にしか存在しない考えごとのすべてです。 「ラベリング」をしない心は、外の刺激に簡単にヤラれます。つまり反応してしまうのです。
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外の世界に振り回されないために「自分の輪郭」を見定める
NewsPicks編集部
大瀧 祐司Sankyo Frontier Myanmar Co.,Ltd. Distribution Center manager & Site engineer
「自分の輪郭」を見定める 3つの物差しを使いましょう。①時間と、②作業と、③有益性(役に立つ・価値があること) ①時間というのは、案外限られています。一度ストップウォッチを使って、「自分にとって価値があると思える労働・作業」にどれくらい時間を使っているか、チェックしてみてください。 ②作業、つまりこの体を使って実際にやっていること・できることも、限られています。実際に体を使ってできる範囲が、自身の「肉体的輪郭」になります。 ③有益であること、つまり自分にとって価値がある、今後の人生・仕事に価値をもたらす可能性がある、というのも、自分の輪郭を作ります。 たとえば、NewsPicksの意識の高い人たちの活動や言葉に触れて、焦りを感じてしまう。しかし、それは自分の輪郭を忘れて、無防備に反応してしまった結果です。 「仏教式・正しい思考」がきます。つまり「方向性」と、そこに近づくための「方法」とを意識して向き合うという発想 もうひとつ大事な発想は、「方法として受け取る」ことです。「自分の仕事に、具体的に役立つか?」「どう使うか?」という実践的な視点で、数ある情報を受け取るのです。 日頃の仕事・活動にてらして、①「そのまま使える」、②「そのうち使えそう」、③「こうアレンジすれば使える」という部分を、取捨選択します。 この方にとっての「事実」は、「売上のアップダウンは日々あり、売上の落ち幅が大きい時がある」という点だけ。あとは全部妄想です。 外の世界に振り回されない 「自分の輪郭」に留まる強さが、今どれくらいあるか。ちょっと試してみましょうか。 では、チャレンジ。1、2、3……しっかり感覚を感じとって、1000歩まで歩き通せるでしょうか。
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困った人との人間関係にもう悩まない「思考のフォーマット」
NewsPicks編集部
大瀧 祐司Sankyo Frontier Myanmar Co.,Ltd. Distribution Center manager & Site engineer
それでは、今後は、このように心がけましょう。 強欲な人間もいるかもしれないが、私は、強欲にならないように気をつけよう。 傲慢な人間もいるかもしれないが、私は、傲慢にならないように自戒しよう。 激怒する人間もいるかもしれないが、私は、激怒しないように心がけよう。 出典 サッレカ・スッタ マッジマ・ニカーヤ/中部経典 自分と、外の世界・他者とを、画然と分けることを、最初におこなうのです。 「外の世界は、別宇宙」 「ひとさまは、別の生き物」 もうひとつ、人間関係をめぐる心がけの基本は、「心の眼をつむる」こと ほとんどの人は、こうした内と外とが、自身の反応を通じてつながっている状態で、生きています。 仏教では、この状態を「心が漏れている」āsava:leaking of mindと表現します。 ひとの心は、たいていは「ダダ漏れ」状態ですよね。 自分自身の感覚のほうに意識を向けるという心がけ まずは、心の中で線を引きます。上司とされるその人は、自分とは違う存在です。比喩的にいえば、別の生き物です。 その相手に、ダイレクトに反応するのではなく、「自分は今、反応しようとしている」と、最初に意識してください。 動じない心を育てる手頃な練習それが、「足の裏の感覚」に意識を向けることです。 ・道を歩いているときに、「右、左、右」と、足の裏の感覚を言葉で確認しながら、しっかり歩いてみる。 ・用事がないときに足元を見て、目をつむって、足の輪郭に、想像上の白い線を引いて、囲ってみる。 こうした練習をして、感情や妄想とは違う「感覚」の存在に、気づけるようにしていくのです。 考えるのではなく、やってみる マインドフルネスの元祖が、ブッダです。彼自身は「サティ」と呼んでいました。「気づき」awareness、「注意深さ」attentivenessとも訳されます。 このダンマ(方法)は、だれでも試せるオープンなものsandhitthikaであり、いつでも効果が得られるものakālikaであり、来て確かめてごらんといえるものehi-passikaであり、実践する者を目的成就にみちびくものopanayikaであり、それぞれが実践して体得すべきものである。 マハーパリニッパーナ・スッタ(大般涅槃経=ブッダ最後の旅)
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他人と比べ、自分の評価を気にする承認欲から抜け出す3つの方法
NewsPicks編集部
大瀧 祐司Sankyo Frontier Myanmar Co.,Ltd. Distribution Center manager & Site engineer
心を突き動かすエネルギーのことを、「タンハー」(渇愛・心を渇かせるもの)と呼びます。 これが、生存欲や食欲、怠惰欲や、感楽欲(ビジュアルや音を楽しみたいという五感の快楽への欲求)、さらに承認欲へと枝分かれしていきます。 ①上昇欲・成功願望 ②競争心・対抗意識 剰な承認欲(貪欲)と妄想のラベル ③嫉妬・羨望 自分自身への怒り(承認欲不満)と、他人の姿を追いかけている点で、妄想を含んでいます。 ④自己嫌悪・コンプレックス ⑤優越感やプライド 高慢・傲慢というのは、よく聞きますが、仏教には「卑下慢」というのもあります。 判断は、客観的には目に見えないアタマの中の思考という点で、妄想に当たります。 こう理解すると、先ほどの①から⑤までの複雑な心理は、すっきりとひとつの公式で理解できてしまいます。 つまり、これらの心の状態には、承認欲+妄想が働いている、ということです。 1.「判断しない」練習をする 判断しない」と頑張るのではなく、判断という反応に「ただ気づく」ように努めるのです。 他人と比べてしまったりしたときも、「自分の価値を認められたいがための判断なんだな」と理解します。 2.「妄想を抜ける」練習をする 3.「承認欲の不毛さ」を実感する 過去、勝利や成功や優越を求めてきたけれども、「満足」として今残っているものは、ほとんどない。 内心で人の目をやたら気にして、細かいことで比較して、心にいつも余裕がなく、かたくなな人がいる。 ただしそんな自分・ひとが「ダメなんだ」と判断しないようにしましょう。 判断する必要は、ないのです。ただ理解すること。 仏教ではなにより「心の状態」を重視します。 仏教は「ただ理解する」ことを基本にすえるので、承認欲そのものを否定はしません。 ただ真面目に考えるべきは、「承認欲が心の渇き・苦しみを作り出しているなら、その原因である心のからくりに気づいて、不毛な反応を解消しよう」ということです。 人は、自分が・他人が、という思いに執着し、縛られている。 その心は、慢(māna)にとらわれてしまい、さまざまな理屈(di.t.thi)をもって、あれこれ考えて、結局、苦しみを抜け出すことができない。 これを正しく理解した者は、自分が・他人が、という発想を持たない。 原始仏典Udāna(ウダーナ)より
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褒められたい、称賛されたい、「お利口メンタル」を卒業する
NewsPicks編集部
大瀧 祐司Sankyo Frontier Myanmar Co.,Ltd. Distribution Center manager & Site engineer
まず決意すべきは、「お利口メンタル」を卒業することです。 現実はつねに妄想と異なります。「現実」だけを見すえてみれば、 ・仕事は、ほとんど作業の積み重ね。しかも組織・他人が求める作業であって、自分がやりたい作業と合致することは、あまりない。 ・学生時代の勉強のように、範囲や成果がはっきりしない。それゆえ自分の成長も実感しにくい。 ・尊敬できると思ったが、実際はそうでもなかった、というのは、相手も人間である以上、当たり前。 ・誰もが認めてくれるような、つまりカッコをつけられるような職業・立場は、なかなか見つからない。むしろ少数。 つまり、自分の中の承認欲と妄想とが、現実への失望・不満を作り出している。 原因が見えたら、それらをいったん捨ててみましょう。承認欲を捨てる。妄想を捨てる。「現実を見る」ことから再スタートするのです。 ①やりたいことより「やる価値があると思えること」を追求する 人生は、役立つこと・貢献できるという事実ひとつで納得してよいものです。 ②「ひとつのことを、地道に積み重ねる」のが、本当の人生 もうひとつは、「可能性」という名の妄想を、捨ててみることです。 承認欲と妄想がそのままなら、仕事や場所を変えても、やはり失望・不満に終わるでしょう。「現実」より「可能性」を追いかけて、さまよう人生がずっと続くかもしれません。 カギとなるのは、「いろんな弱さや制約を抱えながら、できることをやっていくしかない等身大の自分」に目を醒(さ)ますことです。 ③他人に褒められることを目的にしない この「お利口メンタル」があると、自分のキャリア・人生として仕事を引き受けるという覚悟が、なかなか持てないからです。 「中途半端」「興味がない」「成長している実感が持てない」というのは、「これこそが自分の仕事だ」という自覚が持てないことに始まっています。 人を見ずに、仕事の価値と自身の充実だけを見よ、ということです。 人生のどこかで、「心の方向転換」が必要なのです。人生が面白くなるのは、そこから先です。頑張ろうではありませんか。 さまざまな価値観を超え、最高の方向性を見定め、実践すべき道(この命の使い方)を得た者は、もはや他者の言葉に振り回される必要はないと知って、犀の角のようにただ独り歩め。 スッタニパータ
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相手を「判断」せず「理解」する。人間関係が良くなる基本
NewsPicks編集部
大瀧 祐司Sankyo Frontier Myanmar Co.,Ltd. Distribution Center manager & Site engineer
①相手の「心の状態」を理解する 「ひとの心は、ひとさまの領域」 もう1つ注意すべきは、期待で返さないことです。仏教では「期待は妄想の一種」です。 ②自分は何をすべきかを理解する 「こちらから方法を提案する」 「方法が見えている人」が、組織では一番重宝されます。結果的に自分の価値・信用を高めていくことにもなるはずです。 ③方向性を理解する 「方向性」とは、その人間関係がめざす最終目標です。 仕事における個人の「方向性」は、「貢献」だろうと思います。お役に立てることを第一とするのです。 「自己実現」などの個人的な欲求は、個人のモチベーションにはなりえますが、過剰な期待や妄想が混じりがちです。 相手はこういう性格・能力だと判断する。相手には問題がある、だから変わらなければいけないと「判断」する。「評価する」「裁く」「見下す」。 こうしたネガティブな「判断」が、人間関係においてストレスを生むのです。 「判断」は、人が思っているほど当てになるものではありません。むしろ「判断」以上に役に立ち、人間関係に大切なのは、「理解する」という心がけなのです。 そもそも、「判断」されて嬉しい人間は、いません。 ひとが喜びや感謝を感じるのは「理解」されたときです。 理解する心こそが、愛情です。 コンプレックスも、不安も、すべて妄想。妄想こそは、悩みの温床です。それを断つのが「感覚への集中」です。 理解する力が上がると、気分の切り替えが速くなるし、集中できるし、勉強もはかどるし、人間関係で悩むことも激減します。
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失敗を繰り返す原因は「心のクセ」。3つの“治療法”がある
NewsPicks編集部
大瀧 祐司Sankyo Frontier Myanmar Co.,Ltd. Distribution Center manager & Site engineer
「自覚」 ①心の漏れ、②執着、③業(ごう) ①「心の漏れ」に用心する 心の能力を上げるには、「あえて心の眼をつむる」ことが大事になります。つまり、 ・不必要に他人の姿を追いかけない。 ・自身の「足元」、つまり体の感覚を意識する時間を作る。 ・自身の心の状態に気づくという発想を持つ。 ②人間関係のコツは「なるべく判断しない」こと さらに「嫌い」と判断したとします。するとその判断をもって、相手に向き合うことになります。誰だって否定されたくありませんから、相手は当然、不快になります。 こうして、不快な反応の応酬状態に突入します。その関係からは何も生まれなくなり、仕事の生産性は著しく低下します。 本来関係とは、「目的に沿って」組み立てるべきなのです。 職場でも、夫婦でも、親子でも、本当は「正しい目的」があるはずです。 執着を自覚できるように、努力してみませんか。そのことで、膠着した関係から抜け出せる可能性が出てきます。 「この状態は執着だ。この状態では、心を有意義なことに使えない」 「だから、この執着から自由にならなければ」 そう、はっきり言葉にしてください。 ③自分の心を突き動かしている「業」に気づく 業とは、「自身の心の反応を根底で支配している力」のことです。 たとえば、小さなことで怒ってしまう人は、「怒りの業」を抱えている可能性があります。 その怒りの背景は、親への積年の不満だったり、過去の挫折だったり、コンプレックスだったりと、さまざまです。 「また心のビョーキが出てきたな」です。 ・過剰に落ち込んでしまったら、「また自己否定のビョーキが出てしまった」 ・他人を見下している自分に気づいたら、「ああ、慢というビョーキが再発している」 ・調子に乗ってしまったら「また、お調子者の業が出てしまった。オレ、ビョーキじゃん! 仏教では、「おのれの心が見えていない」状態を「無明の闇路」(むみょうのやみじ)と表現します
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