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米国株式市場=反発、安値拾いの買い広がる インフレ指標やFOMC待ち
Reuters
黒瀬 浩一りそなアセットマネジメント株式会社 チーフストラテジスト チーフエコノミスト
最近の株価の特徴は、月初のISMと雇用統計で景気後退の懸念から株価が下がるものの、月末にかけて堅調な景気指標が出て景気後退懸念が後退して戻すというパターンです。以下、この背景です。最近の米国経済の顕著な特徴は2つあります。(1)1つは、アンケート調査は弱いものの、統計数値は強いことです。(2)もう1つは、労働関係の統計は弱いものの、それ以外は堅調なことです。7-9月期のGDPもコンセンサスで前期比年率2.5%成長です。これだけ成長すれば普通は雇用も堅調なのに、失業が増えているのです。(1)の理由について、主要証券会社が景気後退が来ると長く脅し続けた効果だと見られています。(2)本当の謎は(2)です。可能性は2つあります。生成AIの利用で人が削減され始めた可能性はありますが、昨日のFRBのべージュブックにもある通り大規模な人員削減はほとんど起こっておらず可能性は低いと思います。もう1つは、コロナ禍で救済したゾンビが経済が正常化して再びゾンビ化したことです。日本でもほとんど同じ事が起きており、私はこの可能性が高いと見ています。
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