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「管理職になりたくない」女性は85.7%、環境が整っても「やりたくない」理由は?
ハフポスト日本版
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
これまでの調査でも、これは他の国でも同じような傾向ですが管理職になりたい人の層は、なりたくないと答える層より圧倒的に低いため、弊社グループ全体でも毎年毎年、女性を数十名ノミネートして管理職に向けたプログラムを作っております。 継続することが大事で毎年行っています。 最初はほぼ管理職になりたくないが強いのですが、横のネットワークを作り、会社や今の社会における女性管理職の実態を学び、多様性がリーダーに入らないと、多様な視点が持てないことのデメリットを学びます。デメリットを学びながら知見を付けていくこと、また管理職のデメリットばかりが目につきますが、視座が上がる、経験できたことのメリットを見える化させることにより、このプログラムの卒業の時はやってみようかな、仕方ない今の自分がならなければ、期待されている確固たる理由があるわけだからやってみようと、心持ちが変わってきています。実際にポジションについた後のフォローが大事で大変な経験やつらいことなども同じ横のネットワークでのサポートや言い合える環境、組織のサポートなどで心理的安全性のある組織でフォローすることが大切だと思います。 また管理職に一度ついたら、ずっと管理職なわけでもなく、専門性につくタイミングでも良いですし、管理職のポジションに一度なったらずっとやり続けるポジションでもないことを理解される必要がありますね。
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「母親になるとキャリアに打撃」は本当か 最新研究で意外な結果が明らかに | 長期的に見れば有利な点も
クーリエ・ジャポン
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
子供がいるいないに関わらず、(男女問わずですが)人生100年時代、仕事をする時間は本当に長いです。長いキャリアの中では、個人のキャリアに焦点をあててそれぞれデザインしながら計画し向き合うことが大切だと思います。 女性の出産育児の負担を考える以外でも、これ以外に後には、介護の負担であったり、ヤングケアラー不妊治療もそうですし、そして女性特有の体の変化であったりと、出産育児以外のキャリアとのバランスが必要な要素はこれからも多々あります。 ただ、どうしてもこれまでは何も対策をしないと、出産育児の時の負担が女性に偏ってしまうから、チャイルドペナルティと言われてしまうのかもしれません。現在では、男性育休の必要性も言われていますし、実際に増加していると思います。 夫婦の中での考え方とバランスはそれぞれですが、話し合いながら負担を分け合い、個人だけでなく、その周囲の環境面でもキャリア面でも理解を深めて対応出来るようになれたらと思います。 出産育児、介護、病気、体の変化、その時々の負担増加に目を向けてしまいがちですが、仮にその時はキャリアが停滞することがあっても、長い視点で考えたらキャリアを続けた方が良いと思いますし、そういった経験者がロールモデルとして様々いらっしゃると少し先のキャリアを見ながら、前に進もうと思えると良いですね。
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昇進や「幻の赤ちゃん」抱える不安を軽減-女性役員育成の壁に挑む
Bloomberg
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
ダイバーシティが浸透している組織は、VUCAな世の中における耐性があり、様々なイノベーションがうまれると言われていますが、一時の数字を増やすだけではなく、次へ繋がる持続的な取り組みが必要です。(そうでないと、候補が存在せず、次の世代に繋がる女性の数値は更に悪くなってしまいます。) 昇進に対する不安や、まだ出産していなくてもこれから出産しこれから育児する不安というのは、自分もそうでしたから共感します。逆にどんなに環境が整ってるあっても、自分が経験したことのないことをすることに不安がないと言うことはほぼないのではないかと思います。ただ、その不安を持つのは自然の流れとしても、その不安を早期に解決しリーダーポジションに向かっていける人を増やすには様々なタイプのロールモデルの存在であったり、その不安に対する解決策が周囲には存在することを人材育成の中でも伝えていく必要があります。 弊社でも、女性の管理職のリーダーを毎年作り出すプログラムがありますが、最初は不安だらけとリーダーになりたくない気持ちが強くても、様々な現状を把握し多様性の必要性を学ぶ機会を得ていくうちに、少しずつやらなければならないな、または幅広い視点を持つためにリーダーになりたいなと思う人が増えてきます。劇的に増えていくプログラムではないですが、毎年続けていくと確実にその割合は増えています。
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