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豪中銀、政策金利4.35%に据え置き 利上げバイアス維持
木村 彩月株式会社明治安田総合研究所 経済調査部エコノミスト
11月に公表された豪州の主要経済指標をみると、10月の雇用統計が市場予想を上回る雇用増加であったものの、パートタイム雇用を中心にもたらされたものであったほか、10月の月次CPIも前年比+4.9%と、市場予想(同+5.2%)を下回る伸びでした。
足元の経済指標からは、利上げを必要とするような材料は少なく、12月理事会では政策金利がすえ置かれるというのが、市場のコンセンサスでした。
今後の金融政策の方針については、「インフレ率を妥当な期間内に確実に目標に低下させるため、金融政策のさらなる引き締めが必要になるかどうかは、
データとリスクの評価の進展に依存する」との文言が前回会合から維持され、利上げの可能性は残されました。
中国10月貿易統計、輸入は予想外の増加 輸出は減少続く
木村 彩月株式会社明治安田総合研究所 経済調査部エコノミスト
中国の輸出額はこれで6ヵ月連続の前年割れとなりました。
国・地域別で見ると、最大の輸出相手である米国向け(前年比▲8.2%)ではマイナス幅が縮小傾向にある一方、EU向け(同▲12.6%)・ASEAN向け(同▲15.1%)では2桁のマイナスが続いています。
欧州景気が低空飛行で推移するなか、足元では堅調な米国景気も今後減速する可能性が高いことなどを踏まえると、中国の輸出は弱含む状況がしばらく続きそうです。
一方、輸入額は8ヵ月ぶりにプラスに転じました。品目別に見ると、鉄鉱石(同+22.4%)、自動車(同+11.8%)などの伸びが高くなっています。
自動車に関しては、政府による消費者向けの新エネルギー車の購入促進施策が奏功している可能性があります。これまで販売を牽引してきたテスラのほか、ポルシェやBMWなど欧州のブランドも販売を伸ばしているようです。

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