濵田 尚子

脱炭素でどうやって稼ぐか。三菱商事の部門トップに聞いたところ、思った以上に現実的な答えが返ってきました。 次世代エネルギーの全てにベットしているように見えますが、かなり冷静に、稼げてリスクが少ない分野を厳選。一方で需要サイド、供給サイドの情報が集まるハブとして方向性を見極めようとしています。 しかも、脱炭素に至るまでもしっかり稼ぐ。そんな強かな戦略を解説しました。

ジョブ型雇用も第二新卒の採用も、もはや特段珍しいことではありません。でも、それをやっているのが、三菱商事だと聞くと「おっ？」と思う人も多いのではないでしょうか。 その背景を探ってみたら、意外な危機感が明らかになり、人材の流動化がここからさらに一気に進む予感がしました。

1年ほど前の丹下社長へのインタビューで、SHIFTが独自に作った従業員管理システムの「ヒトログ」について聞いた時、「このまま他社にも売れるじゃないか」と強く思いました。 https://newspicks.com/news/8247615/body/?ref=search 今回、取り上げた「まん福」はまさしく自社向けに作った福利厚生システムの外販を始めた事例です。そのまま外に売れるサービスを社内向けに作ってしまうところにSHIFTの人的資本経営の本気度が表れていると思いました。

円安・インフレで現金だけで給料をもらうリスクを痛感している人は多いはず。優秀な人材を採用する目的もあって、株式報酬が日本企業にも徐々に広がっています。 くら寿司も2019年に譲渡制限付株式（RS）を導入していますが、田中社長には「今のはやりでやっているような企業と一緒にするな」と一喝されました。くら寿司は株式報酬についてどんな強い思いを持っているのか。じっくりと聞いてみました。