西村 友作

段ボールとひき肉を使って作った「段ボール肉まん」、下水に溜まった油をろ過して作る「地溝油」、乳児の死亡事件を引き起こしたメラミン入り粉ミルク……中国の「食の安全」に関するニュースを聞いたことのある人は多いと思います。 最近ではあまり聞かなくなりましたが、新京報の報道で新たな「食の安全」の問題が発覚しました。 中国人でも、こうした一部の心ない人たちの所業には眉をひそめています。安心安全な食品を求める気持ちは、世界のどこでも変わりません。徹底的に調査して、一日でも早く実態を解明し、厳しく取り締まっていただきたいです。

新紙幣への対応をしないという事は、結果として（一部）現金の使用を拒否するという事になります。 キャッシュレスが社会全体に浸透した中国では、不便な現金の受け取りを拒否する業者も一部で現れ始め、現金使用環境が一気に悪化しました。 これに対し、2018 年7 月に中国人民銀行が現金の受け取り拒否を禁止する公 告を公表しました。さらに2020 年12 月に出された公告では、現金受け取り拒否を「違法行為」としたうえで、「法律に基づき取り締まる」と明記されました。 なお、中国人民銀行の公告が出された後も、現金受け取り拒否問題は依然として解決には至っていません。スーパーやコンビニなど大手小売店などで現金の受け取りを拒否されることはほとんどありませんが、実際の消費現場を見ると、一部の小規模店舗やタクシーなどでお釣りがないことを理由に現金の受け取りを拒否する事例は後を絶ちません。 高齢者を中心に、スマホを使えない「デジタル弱者」が一定の割合で存在します。また、短期で訪れている外国人旅行者がモバイル決済を利用するハードルが高いです。現金が使えない場面が増えれば、これらの層の消費に直接影響を及ぼします。 日本でも新紙幣が幅広く流通する中で、新紙幣に対応しない（現金を受け取らない）シーンが増えれば、一部で不満の声が高まり、政府が対応に追われることになるかもしれません。

経営管理ビザを取得して日本に移住する人は増えています。私の知り合いでも、家族で東京に引っ越してきた人がいます。 日本に引っ越してくる要因は色々あると思いますが、その一つに、コロナ禍でZoomなどのオンライン会議ツールが普及し、どこでもリモートで仕事ができるようになったことがあります。私が直接知る限りでは、中国で会社を経営している人が多く、日本に来た後もオンラインで仕事を続けています。

三養食品の「ブルダック」は中国でも人気で、タオバオなどのECで手軽に買えます。 私も激辛料理が大好きで、重慶火鍋の「特辛」や焼き鳥の「変態辛」をよく食べるので、この「ブルダック」も食べたいと思っていました。 まずはノーマルから食べ始めて3倍まで試し、デンマーク当局の判断を実証してみたいと思います。

私は中国の大学で教鞭をとっていますが、学内でスーツ姿の教員を見ることはほとんどありません。 結婚式や葬式などの参列者もスーツ（喪服）を着ることは無く、普段着の人が多いです。 私も大学内でスーツを着ることはありませんが、日本人コミュニティで仕事する時には着用するようにしています。

中国のラーメン店不振の要因の一つとしてフードデリバリーの急拡大が指摘されています。 「ラーメンは配達中に麺が伸びてしまい、美味しさが失われるなどのイメージが強い」（記事引用） 実は、こちらで生活していると、フードデリバリーは「ラーメン最大の敵」（記事引用）では無いことがわかります。最近では容器の開発が進み、麺とスープが別々に分けられて届きます。スープも冷めにくい工夫がされていますが、冬場などは届いた後にレンジで温めなおせば問題ありません。事実、私がよく行く中華ラーメンのお店も、ものすごい勢いでフードデリバリーの注文が入っています。 フードデリバリーが普及すれば、素早くその対策を考え実行に移す。中国国内で生き残るには、爆速で変化する市場環境への素早い適応力が求められます。