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G20開幕、首脳宣言採択で合意 アフリカ連合参加、中ロは不在
相良 祥之地経学研究所 主任研究員
インドは首脳宣言を全会一致(コンセンサス)で発出できた。昨年のインドネシアにおけるG20バリ首脳宣言に入っていた「ロシアのウクライナ侵略」を削除した。侵略(aggression)は国連の緊急特別総会決議で焦点になってきた文言。ロシアのプーチン大統領は去年も欠席だったが、むしろバリで、この文言が入って発出できた方が驚きだった。
もう一つのポイントはアフリカ連合(AU)の正式参加。G20参加国でアフリカは南アフリカだけだったので、アフリカ連合を正式参加させ代表性を高めたのはグローバルサウスを主導したいインドとして誇れる成果だろう。ロシアの「侵略」を非難した国連決議の棄権国の半分がアフリカだった。ロシアが狙っていたG20におけるG7諸国と拡大BRICSとの分断も回避できた。
結果的に、G20はモディ大統領の晴れ舞台となったのではないか。来年の総選挙に向けて弾みも付くことだろう。インドと領土紛争を抱える中国の習近平国家主席が参加しなかったのは、こうした状況を見込んでいたからかもしれない。
「感染症危機管理の扇の要だ」岸田総理肝いり 感染症対策の新組織発足「内閣感染症危機管理統括庁」
相良 祥之地経学研究所 主任研究員
日本はコロナ危機の間、マスク、医療用ガウン、ワクチン、医薬品などの確保に苦労した。岸田総理は統括庁の発足式において「必要な物資」の確保に言及。これまで経産省と厚労省、内閣官房で調整しながら進められていたが、今後は統括庁が「扇の要」となって進めることが期待される。
「統括庁においては、この3年余りの新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえ、関係機関における訓練の実施、必要な物資の確保などを始め、次の感染症危機に備えて万全の備えを構築してもらいたいと思います。」
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202309/01hossokushiki.html

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