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独自進化した中国「シェア自転車」が面白い、料金5倍になっても利用者が減らないワケ
ビジネス+IT
西村 友作中国 対外経済貿易大学 国際経済研究院 教授
北京でほぼ毎日のようにシェア自転車を使っています。中国全体で見ると、自転車台数は2017年をピークに減少しており、ブームは過ぎ去ったといえますが、一般市民にとって重要な交通インフラとなっています。 「自転車の利用料金はかつての2~5倍にも上がっているが、それでも利用され、収益が上がっている」(記事引用) 北京で私が利用するのは「美団(メイトゥアン)」のサービス。3か月サブスクで定価60元(約1080円)、しかも毎回割引がついてこれからさらに安くなります。 どこの都市のどのサービスを取材されたのかはわかりませんが、少なくとも北京では数年前からほとんど値上がりしていません。トップページにある写真の自転車も最近見かけなくなりました。ちなみに通行人が誰もマスクしていないのが気になります(笑) あと、随分懐かしいofoの話がありますが、「どうやっても儲かる仕組み」(記事引用)だったら破産には陥らないですよね。2018年に書いたコラム(※)で指摘していますが、中国のシェア自転車ビジネスは、労働集約型でコストが相当高いのです。 ちなみに、創業者の戴威氏は2018年にofoを離れた後、裁判所から「消費制限令」が出されました。 ※ シェア自転車はこのままでは日本で普及せず https://business.nikkei.com/atcl/opinion/16/112900054/031900006/
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中国が国富で世界首位 不動産高騰、20年に米の1.3倍
日本経済新聞
西村 友作中国 対外経済貿易大学 国際経済研究院 教授
不動産バブルの話題になると、よく目にするのが年収との比較ですが、単純に国際比較はできないと思います。 「不動産シンクタンクの易居不動産研究院によると、主要50都市の住宅価格は20年に平均年収の13倍となり、15年の10倍から高まった。広東省深圳市は40倍、上海市は26倍など大都市ではもはや市民の手に届きにくい」(記事引用) 中国を見る際の注意点をいくつか挙げてみます。 ①世帯年収 中国の現役世代はほとんどが共働きです。夫婦のうち片方の収入ほとんどをローン返済に充てているケースも聞きます。世帯年収で比較する必要があると思います。 ②副業 私の友人や知人、卒業生など、多くの人が副業しています。最近だと夜に乗るライドシェアの運転手は副業の方が多いですね。これは年収統計には反映されていないと思われます。 ③生活コストの低さ 私は首都北京で生活していますが、バスは1元(約17円)で乗れますし、市場で売っている野菜はとにかく安いです(高級食材もありますが)。つまり、食費や交通費など、生きていくうえで必要なコストが圧倒的に低いのです。 この他にも、福利厚生、親の支援など考慮すべき点は色々とありそうです。 国際的に比較する場合は、「年収の●倍」と盲目的にみるのではなく、様々な要因を加味して比較する必要があると思います。 たとえ中国に住んでいても、中国社会に根深く入り込んで取材しないと、外国人ではこのような現実はあまり理解できていないのかもしれません。
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