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「指に針を突き刺して…」決死の内部告発!『脳外科医 竹田くん』のモデル医師が吹田徳洲会病院で「デタラメ診療」連発、院内は大混乱
山田 悠史マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー
真実だとすれば大きな問題を含む内容ですが、内部告発といっても、どこまで信じていい内容なのか、リソースの信頼性がよく分かりません。
ただし、一般に、随意解雇の原則に基づいて解雇が行われることが一般的で、労働市場の自由度が高く、解雇が比較的容易なこちら米国に対して、日本では、 医師の解雇は困難で、厳格な法的手続きや条件を満たす必要があり、医師の権利保護が重視されていると思います。背景には医師の慢性的な不足なども働いていると思います。
こちら米国では自分の周囲だけでも繰り返し医師の解雇を目にしてきましたが、日本では全く見たことがありませんでした。それだけ守られすぎていて、問題のある医師が勤務医として雇用され続けるリスクは孕んでいるといっていいかもしれません。
美容クリニックでの「ヴァンパイアフェイシャル」で女性3人がHIV感染、アメリカで衝撃走る
山田 悠史マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー
医療現場でのHIV、B型肝炎ウイルス、その他の血液を媒介した病原体の感染伝播はこれまでにも多数報告されており、感染した血液への暴露、適切に滅菌されていない機器、汚染された針などでの偶発的なけがなどがリスクに該当します。
100%は防ぎきれない事故というのもあるわけですが、一部の地域では、十分な品質管理が行われていない医療用の針の再使用や滅菌の不備なども指摘されていて、使い捨て針の使用やより良い滅菌の必要性が強調されていますが、100%の遵守には至っていません。
このクリニックで行われていた医療行為を拝見すると、このような感染拡大が起こるのは半ば当然のようにも感じられてしまいますが、日本でも自由診療の範疇ではまさに「自由」な「医療行為」が行われており、米国での出来事ではありますが、対岸の火事とは言えないかもしれません。
“肝臓の炎症防ぐ特殊な免疫細胞を発見”と発表 大阪大学など
山田 悠史マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー
MASHは、日本語では代謝関連脂肪性肝炎と呼ばれ、過去には非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と呼ばれていたものです。肝臓に過剰な脂肪が蓄積し、その結果、肝細胞の損傷や炎症が起こります。長期にわたると、肝硬変や肝細胞癌のリスクも高まることがしられています。
MASHの主なリスクには、肥満、2型糖尿病、高脂血症、高血圧などが知られています。症状としては、発症してしばらくはほとんど症状がないことが多いですが、疲労感や右上腹部の不快感などが見られることもあります。診断は血液検査や画像検査、場合によって肝生検などによって行われます。
現在のところ、MASHのための特定の承認された薬剤治療は存在しません。主な治療法はライフスタイルの変更というところになります。低カロリーで健康的な食事を心がけ、飽和脂肪の少ない食品を選んだり、定期的な運動が推奨されます。体重を減少させることが肝臓の脂肪を減少させ、炎症を抑える助けになるからです。また、アルコールは肝臓に追加の負担をかけるため、制限または避けることが望ましいです。
肥満に対しては、肥満治療薬などを用いることもありますが、MASHに対する治療法としてはまだ十分確立されておらず、現在多くの臨床試験が行われています。今回のような新しい発見が新しい治療のアプローチにつながる可能性もあり、期待されます。
保育園に無料で遺伝子検査キット配布 保育に活用計画したが…
山田 悠史マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー
「そんな高度な技術を子育てに活用できるなんて!」
そう感銘を受けた方は、以下のような複数の懸念点があることを十分にご理解いただいた方が良いでしょう。
1. 倫理的問題
遺伝子検査は個人の同意が基本ですが、子どもは保護者の代理の同意によって検査を受けることになります。保護者が代わりに同意した検査で、子どもの将来に影響を及ぼす重大な情報に対する自己決定権を侵害する可能性があります。
2. データの安全性とプライバシー
遺伝子情報は最も重要な個人情報と言っても過言ではないデータです。このようなデータを企業が管理する場合、情報の漏洩や悪用のリスクが高まります。
3. 商業利用の可能性
遺伝子検査を「子供の未来を知るチャンス」として宣伝していますが、これは子どもの遺伝子情報を商業的に利用しているとも受け取れます。このような行為は、(占いのような結果をシェアして消費者を満足させておきながら)子どもの益を考慮していない可能性があります。
4. 社会的影響
子どもの遺伝子情報が早期に明らかにされることで、教育や社会生活においてラベリングや固定観念に基づく不当な扱い、差別を受けるリスクがあります。
東京の保育園、子どもの遺伝子検査を推奨・仲介 保護者3割が応じる
山田 悠史マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー
皆様お気づきかもしれませんが、以下のような複数の懸念点が浮かび上がります。
1. 倫理的問題
遺伝子検査は個人の同意が基本ですが、子どもは保護者の代理の同意によって検査を受けることになります。保護者が代わりに同意した検査で、子どもの将来に影響を及ぼす重大な情報に対する自己決定権を侵害する可能性があります。
2. データの安全性とプライバシー
遺伝子情報な最も重要な個人情報と言っても過言ではないデータです。このようなデータを企業が管理する場合、情報の漏洩や悪用のリスクが高まります。
3. 商業利用の可能性
記事によると、保育園は遺伝子検査を「子供の未来を知るチャンス」として宣伝していますが、これは子どもの遺伝子情報を商業的に利用しているとも受け取れます。このような行為は、(占いのような結果をシェアして消費者を満足させておきながら)子どもの益を考慮していない可能性があります。
4. 社会的影響
子どもの遺伝子情報が早期に明らかにされることで、教育や社会生活においてラベリングや固定観念に基づく扱い、差別を受けるリスクがあります。
最新研究でわかった「メガネは視力だけでなく年収も“3割”上げてくれる」 | 老眼鏡が途上国に与える経済効果
山田 悠史マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー
こちらの記事および元となったニューヨーク・タイムズの記事では、バングラデシュの高齢な労働者に無料でメガネを提供することが彼らの収入に与える影響についての研究が取り上げられています。この研究は、PLOS Oneという医学雑誌に掲載され、メガネを受け取った労働者がメガネを受け取らなかった労働者に比べ、収入が33%増加したことを報告しています。この研究には、細かい作業を行うお茶の摘み取り、裁縫などの職に就く800人以上の成人が参加したということです。
類似の知見は、過去の研究でも報告されています。例えば、2018年に報告されたインドのお茶摘み労働者を対象とした研究では、メガネを提供された場合の生産性が22%増加し、50歳以上では32%増加したことが記録されています。
これらの研究結果は、公衆衛生上極めて重要だと思います。なぜなら、これまではあまり重要視されてこなかった視力矯正が発展途上国の経済安定と生活の質に深い影響を与える可能性があることを示しているからです。多くの地域で手頃な価格の眼鏡が不足しており、これが生産性の低下や早期退職につながっています。この問題に対処することで、個人の収入が改善されるだけでなく、より国家として経済的利益がもたらされる可能性があります。
発展途上国では、感染症対策ばかりが重視されがちで、視力への介入は見過ごされがちですが、実は費用対効果の高い介入なのかもしれません。比較的低コストで経済的なアウトカムや生活の質を大幅に向上させる可能性のある介入であり、眼科領域への投資というのはもっと促進されて然るべきなのかもしれません。
【図解】痛くても絶対に受けるべき「がん検査」はこれだ
山田 悠史マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー
全体像を把握せずに取材協力させていただきましたが、正直なところ、科学的根拠に基づくコメントとそうでないコメントが混在しており、全体としてはデタラメな記事である印象が否めません。
残念ながら、この記事はあまりオススメできるものではないですし、鵜呑みにしてはいけない内容が含まれると思います。同じ医師でも、科学を無視したコメントをされる方も普通に存在するいうことをぜひ頭に入れておいてください。
なお、この記事は該当しませんが、手っ取り早くデタラメな可能性の高い記事を見分ける方法として、タイトルにカタカナの「ガン」を見たら、その記事は読まなくて良いと思います。この記事は、ひらがなの「がん」を用いており、正しい言葉遣いをされています。
iPS心筋シート移植の治験へ 阪大、拡張型心筋症の重症化防げ
山田 悠史マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー
拡張型心筋症は心臓を取り囲む筋肉に起こる病気の一つで、進行すると心臓の筋肉(心筋)が正常に機能しなくなり、うまく血液を体中に送り出せなくなる状態に陥ります。特に心臓で主なポンプ役をしている左室が大きくなり(拡張し)、壁が薄くなります。その結果、血液を効率良く送り出せなくなり、体への血液供給が不十分になります。
現状では、薬物治療やペースメーカーなどのデバイスを用いて症状の進行を遅らせることはできますが、疾患の根本的な解決には至っていないのが現状です。また、重度の場合には心臓移植が選択肢となることもありますが、移植適用者は限られており、ドナー不足も大きな課題です。
今回取り上げられている心筋細胞シートの移植は、この病気の治療法の一つとして期待されています。この技術は、実験室で育てた心筋細胞を薄いシート状にして、それを弱った心臓の筋肉の代わりになるよう貼り付けるというものです。これにより働きの悪くなった心筋と一緒に働いて心臓のポンプ機能を補助してくれると期待されます。さらに、これらの細胞から放出される様々な因子が心臓自体の修復を促すことも期待されています。
この技術の大きな利点は、心臓のダメージを直接的に修復し、患者さんの心機能を改善する可能性があることです。しかし、安全性や効果を確認するためには、さらなる研究(今回紹介されている治験)が必要です。今後の進展によっては、拡張型心筋症を含む多くの心疾患の治療に大きく貢献する可能性があります。
紅こうじ摂取か、新たに1人死亡 死者計5人、小林製薬が午後会見
山田 悠史マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー
原因の特定のために必要なプロセスには、以下のようなものが挙げられます。
• 症例対照研究: 腎疾患や死亡が発生した患者(症例)と、体調に問題のない人(対照)を比較し、特定のサプリメント摂取の有無や頻度、製造日などを調査します。これにより、腎疾患が発生した人に共通した特徴、製造日などを特定していき、絞り込みをできる可能性があります。あるいは、患者側の共通した特徴、持病などの偏りが浮き彫りになるかもしれません。
• 生化学的分析: サプリメントの成分の分析を行い、有害な物質が含まれていないか、または特定成分の摂取量が安全基準を超えていないかを調査します。特定の製造日のサプリメントに限定して、混入物や汚染物質がないかも検討します。
• 毒性試験: 動物実験を用いた毒性試験で、サプリメントの安全性を検証します。実験動物における腎機能への影響を調査し、人間への影響を推定することができます。
• 臨床データの分析: 既存の医療記録や、患者自身からの報告を利用して、特定の症状や病歴、他の薬剤との相互作用なども検証できるかもしれません。
これらの研究手法を組み合わせることで、因果関係を明らかにし、原因の絞り込みを行うことができます。研究には、このように多角的なアプローチが必要となり、第三者の介入やそれ相応の時間が必要になります。被害が明らかになっても、即座にその原因を掴めないことも決して稀ではありません。
サプリ摂取、新たに2人死亡確認 紅こうじ使用、死者計4人に
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