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AGC子会社に賠償命令 総合職限定の社宅制度は女性への間接差別
Furuyama MasayukiChemical Trading Company Manager of General Affairs
【社会】今後、被告のAGCグリーンテック側が控訴することになるだろうけれども重要な判決。判決文をきちんと読む必要があるけれども、社宅制度自体の問題というよりも、そもそも総合職は男性、一般職は女性という性別を理由とした職種振り分けが問題なのだと思う。
制度設計として、男女の別なく総合職採用、一般職採用を行い、転勤のある総合職には社宅制度の利用を可能とし、転勤のない一般職にはこれを認めないというものになっていればおそらく大きな問題にはならなかったはず。その運用方法の善し悪しは別次元であるが、多くの企業はおそらくそのように運用をしているはずである。
社宅制度は、会社側が住居を保障するというよりも、会社側が従業員の自由な配置を行うための基盤という意味合いが強いはずである。総合職であっても地域限定の場合は社宅制度の利用は不可能で、逆に、一般職であっても転勤をさせる場合は社宅制度を利用が可能というのが一般的ではないだろうか?
「サラリーマンの夫と専業主婦の妻」年金モデルから複数案へ 厚労省
Furuyama MasayukiChemical Trading Company Manager of General Affairs
【経済】厚生労働省年金局公表の「令和4年度厚生年金・国民年金事業の概況」によれば、公的年金被保険者の総数は2022年度で6,744万人、このうち第三号被保険者数は721万人であり、全体の1%にすぎない。現在の「モデル年金」は単純に考えて、わずか2%程度の人たちのためのものでしかないわけで、こんな少数派にすぎないものをよくもまぁ「モデル」なんてしてきたものだなと思う。
全体の被保険者数に占める第三号被保険者数から考えても、第三号被保険者という仕組がいかに現在の情勢に適合していないものかがよくわかる。調査対象の2022年度で考えると、第三号被保険者に対して月額16,520円の国民年金保険料を賦課した場合、年間約1.2兆円以上の歳入が見込める。要するに現在国は年間約1.2兆円分の国民年金保険料の徴収漏れを起こしているわけである。今年度からは国民年金保険料は16,980円に引き上げられていることを考えると、徴収漏れ額はさらに増加するわけである。
満額の引き上げとなると当然不満と混乱をきたすわけであるから、それを回避するためには、第三号被保険者から国民年金保険料を徴収しつつ、1人あたりの国民年金保険料の引き下げを行ってバランスを取ればよいのではないだろうか?
年金改革、基本を知る 保険料納付延長なら受給額増 - 日本経済新聞
Furuyama MasayukiChemical Trading Company Manager of General Affairs
【経済】まずは第三号被保険者の仕組の廃止、あるいは抜本的見直しを行ってもらいたい。第三号被保険者の仕組を継続するのであれば、せめて自営業者の配偶者にも適用拡大を行うということをしないのであれば公平性に欠けるというもの。
厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2022年度の第三号被保険者数は721万人(男性12万人、女性709万人)。単純にこの721万人全てに対して月額16,520円の国民年金保険料を賦課した場合、年間約1.2兆円以上の歳入が見込める。要するに現在国は年間約1.2兆円分の国民年金保険料の徴収漏れを起こしているわけである。今年度からは国民年金保険料は16,980円に引き上げられていることを考えると、徴収漏れ額はさらに増加するわけである。
満額の引き上げとなると当然不満と混乱をきたすわけであるから、それを回避するためには、第三号被保険者から国民年金保険料を徴収しつつ、1人あたりの国民年金保険料の引き下げを行ってバランスを取ればよいのではないだろうか?
また、現在の自営業者が厚生年金保険に加入できないという仕組を改め、収入に応じて誰もが同一の公的年金保険の給付を受けることができる制度設計の方がより公平で公正なものになるように思う。公的年金保険制度の必要性については多くの人が反対ではないはずであるが、現在の制度ではあまりにも不公平と不公正が多いと思わざるを得ないので、これをきちんと是正してゆくことが必要。
(番外天声人語) 繊細ササニシキ
Furuyama MasayukiChemical Trading Company Manager of General Affairs
【社会】私は幼いころから宮城の祖父のつくるササニシキとひとめぼれを食べて育ったので、今でも自炊に使うのは宮城県登米市産のササニシキとひとめぼれ。記事でも触れられている1993年の大冷害は記憶に残っていて、この年の米粒は本当に小さくてひどい出来だった。世間がタイ米を食べざるを得ない状況でも祖父はササニシキを送ってくれた。
この1993年を境に祖父の作付けも大半はひとめぼれに変わってしまったが、付き合いのある鮨屋からの要請でササニシキをつくり続けていた。ササニシキは国産米の中では粘り気が弱い方らしく、鮨職人の間では根強い人気があったのだという。祖父曰く、「ササニシキは冷めても美味しく食べられる米」なので、おにぎりや鮨のシャリに向いているとのことだった。
今でも登米市内にはササニシキづくりにこだわりを持っている農家は少なくなく、度々農林水産大臣賞を受賞しては、新嘗祭への献穀と皇室への献上米の栄誉に与っている。つくるのが難しい品種ではあるけれども、その美味しさゆえにつくり続ける農家の方々には本当に頭が下がる。
現役時代の給料7割保証 世界1位の年金王国に学ぶ?【報道1930】
Furuyama MasayukiChemical Trading Company Manager of General Affairs
【経済】年金制度の国際比較をする場合は、前提条件を事細かに整理しないとダメだと思う。オランダの場合は日本における厚生年金への加入制限のようなものが存在しないわけだから、日本における自営業者やフリーランスの人たちも高い社会保険料を負担していることになる。
保険料は給与の大体18%程度とのことだから料率的には日本の厚生年金と変わらない。日本の厚生年金の場合、保険料は労使折半だが、オランダの場合はどうなのか気になる。さらに、日本の場合は「第三号被保険者」という仕組があるけれども、オランダの場合はこうした仕組があるのだろうか?
こういった細部まで見てみないと、単純にオランダの年金制度が日本より優れているとは言えないと思う。
NORMAL
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