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レプリコンワクチンの真実:次世代ワクチンは危険なのか?
山田 悠史マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー
レプリコンワクチンとGoogleに入力すると、ほとんど誤情報しか出てこないことに驚愕しました。実際、これまでワクチン接種をすんなり受けてこられた方から、不安の声が多く寄せられるようになりました。しかしこれでは、多くの方が誤解してしまうのも無理はないと思いました。そこで、急いでまとめた記事がこちらになります。
私はこの記事を通して、このワクチンが完全なもので、100%安全な選択肢と伝えたいわけでは全くありません。しかし、多くの誤情報はリスクを過大評価させて、ワクチン接種が必要な人までやめさせてしまうことを目的にしています。それは、最終的にCOVIDで不要に苦しむ人を増やすだけです。ワクチンは未だそのような人にとってベネフィットが大きくリスクを上回ると判断できる予防手段です。それを伝えるのは医師としての責務と感じ、投稿しました。
「白湯専用」電気ケトル発売 開発にあたって苦労したことは?
山田 悠史マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー
白湯や温活が一部の人に愛好されていますが、実際のところ白湯が健康増進につながることを支持する良質なエビデンスは欠いており、医師として白湯を何かの疾病の治療または予防の目的で勧めることはありません。このため、白湯および温活はヘルスケアとは関係のない趣味の世界だと捉えていただいた方がいいかもしれません。
「体温が高い方が代謝がいい」「免疫がよく働くので健康にいい」という仮説を見かける一方で、「カロリー制限をする人は体温が少し低めになり長生きしやすい」という仮説もあります。どちらがいいと思いますか?
人間の体は、自分の適切な体温を維持するために、脳から始まり、甲状腺などの臓器を使って、厳格なコントロールをしています。「体温を上げる方法」などのように、健康法として謳われている情報には、十分な根拠がない、と捉えていただくのがよいと思います。
【実録】線虫検査で「進行がん」見逃した男性の後悔
山田 悠史マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー
被害は目に見えにくい形でもたらされます。しかし、被害は確実に起こっています。こちらの連載、前回の連載を読んでいない方もぜひ読んでください。
この検査の広告は、テレビや電車内など、皆様の目につくところにあり、魅力的にうつるように有名な芸能人の方を採用されています。一見リテラシーの高いあなたも、「あの有名人がそう言っているなら」と、安易な気持ちから騙されてしまうリスクがあります。その方は、本当にこの医療行為について深く理解されているでしょうか。
この検査、広告を見かけても絶対に受けないでください。
検査を受けることが、この検査をさらに広げ、害を受ける人を増やすことにつながります。あなたは軽い気持ちで受けてそれで良いとしても、他の人にまで迷惑をかける可能性がある行動になると思います。
通学時間が1時間超、うつ症状リスク1.6倍増 志望校選びは慎重に
山田 悠史マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー
仮説を立てるのには向いている研究ですが、これをすぐに因果関係にすり替えて、原因を考えたり、考察を深めたりしている方にはポーズを置いた方が良いとアドバイスさせていただきたいと思います。
この研究結果をもとに、学校側が通学時間の規制をするような動きになれば、それこそ間違った判断になりかねません。対象となった2つの学校は山形県と神奈川県ということですので、通学の様式が他の県と大きく異なるかもしれません。また私立の2校のみでの調査ですので、全国の高校生に当てはめると間違えるかもしれません。
この研究は、一回のアンケートのみでの評価ですから、例えば元々うつ傾向のある人が通学時間を実際より長く回答する傾向が出たというように、因果が逆だったかもしれません。あるいは、通学時間の長い人は、両親が厳しい傾向にあり、実際には通学時間ではなく、両親の風当たりこそがうつ傾向を招いたかもしれません。これらの場合、通学時間を制限したところで、問題は全く解決されないことになります。
この研究結果から因果関係と推定して考察を深める前に、時系列で追跡した追加の研究が必要です。
引用文献
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/pcn.13714
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