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ニトリが密かにファミレスを始めた納得の理由
松下 久美ファッションビジネスジャーナリスト
来店促進、衣食住提案の魅力向上など、グループの魅力向上に寄与させるもので、単独での利益確保だけではない、収益モデルの描き方が秀逸ですね。
IKEAも、ミートボールやサーモン料理など「IKEAレストラン」や、インスタントの植物由来食品の販売などが人気ですしね。
アダストリアを1兆円企業へ 木村次期社長が語るマルチブランド・プラットフォーマー戦略と福田哲学
松下 久美ファッションビジネスジャーナリスト
売上高約2000億円で、ユニクロ(ファーストリテイリング)、しまむら、無印良品に続く、アパレル小売り業界第4位のアダストリア。社長に就任することが決まった木村治氏に早速取材してきました。
木村さんの人柄とリーダー像、アダストリアの成長に向けた意気込み、そして、オーナーからの事業承継の難しさとやりがいなどを、ゆるっとお聞きしました。
アダストリアの子会社だったトリニティアーツの社長を務めていた時代には、権限移譲型でスピード感をもって施策を連発し、売上高100億円から3年で3.5倍に急成長させた実績もあります。
長文ですが、お読みいただけると幸いです。
無印良品が新疆綿で声明、トレーサビリティを確保したオーガニックコットンで、働く生活者の生活向上に貢献
松下 久美ファッションビジネスジャーナリスト
「無印良品」の新疆綿問題について、対応や回答を記事にしました。無印良品が使用する綿は全量オーガニックコットンで、認証を受けるためには第三者機関の監査などをしっかりと受けていることや、商品開発担当者が現地に入って交流をしながら、(お互いに握り合いながら)生産量や取扱高を引き上げてきたことなどが、端的にまとめられています。
ステートメントを出して、質問に対しては、「(松下意訳)回答できることはステートメントにすべて書いたので読んでね!それ以外は答えられないから、よろしく!」ということにして、ノーコメントの連発を避けるという学習能力を発揮されていました。
新疆綿に特化した記事を書きましたが、松崎社長からは、中期経営計画や、出店戦略の変更(国内での大量出店、地方出店加速)なども発表されており、各媒体による政策記事もあわせてチェックしてみてくださいませ。
共感を醸成する情報発信 すべてのブランドに「透明な資産」は必ずある
松下 久美ファッションビジネスジャーナリスト
先日のポカリのCMのエモさ、素晴らしかったですね。
この記事では、情報があふれる時代に、無機質で画一的なメッセージは届きづらくなっていること。企業コミュニケーションにおいても、正確性だけではなく、人の心に響き心を揺さぶる、発信側の人格までが伝わる温度感が求められていること。その軸となるのが、共感であることなどを前提としつつ、
博報堂/SIXクリエイティブ・ストラテジスト/UXデザイナーの藤平達之氏は、博報堂が2020年5月に実施した「ブランドへの期待に関する調査」をもとに、3つの変化を目指す必要があると指摘。
①No1⇒ONLY1(差別化からオリジナル化)
②:WHAT TO SAY⇒WHAT TO DO(メッセージからアクション)、
③SOCIAL GOOD⇒OUR GOOD(社会全体にいいことから私たちにいいこと)
ブランドらしさや、文化を軸とした「透明な資産」を見つめ直し、共感の先の共鳴、共振に目指すべき、としています。重要なことですね。
ちなみに、ここには出てこなかったと思いますが、ブランドや企業として「人格」を持つことがこれからに時代、とても大切になると思っています。
ファストリ柳井社長が4月8日に語ったことを全文公開「業界の常識より『服の本質』を問い続ける」
松下 久美ファッションビジネスジャーナリスト
ファストリ(ユニクロ)の決算会見での柳井社長発言を全文文字化しました。
コロナ禍でグローバル化がますます加速し、グローバル企業でなければ生き残れないということ。そして、山口県宇部市出身の紳士服専門店がグローバルでここまで成長できた要因とは? 今後の成長要素は何なのか? サステナビリティの重要性をどうとらえているのか? 報道陣から質問されたミャンマーや新疆ウイグル問題への回答とは? などが語られています。
個人的には、北欧のスウェーデンとベルギーでの女性COO起用や、ベトナム政府と組んで小売業を近代化し、ベトナムの人材がグローバルに活躍できるプラットフォームの構築を始めているという点などにも注目しています。
ちなみに、もともとは自分の取材メモとして記録していたのですが、せっかくなので、みなさまにもお読みいただければと、Yahoo!や古巣WWDJAPANなどで掲載させていただくことになりました(今回はWWDです)。
「仲間に幸せになってほしい」を制度にした。アルバイトからZOZOの本部長になった男の生き様
松下 久美ファッションビジネスジャーナリスト
いま、NessPicksでも「シン・資本主義」の連載をされていますが、確かに、ZOZOや前澤さんは、当時からそれに近い思想や哲学を持っていましたね。
採用や、人事制度などもそうでしたし、CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント=顧客関係管理)のことを、CFM(カスタマー・フレンドリーシップ・マネジメント)と呼び、お客さまと友だちのような関係になりたいと言っていたのも印象的でした。
そして、西巻さんの人心掌握力を、「仲間想いなヤンキー力」ってピッタリなタイトルですね。頭脳派に対する武闘派というか、現場や現実、現物を統括して動かす人間力の高さの必要性を感じるとともに、そういう人たちを重用できる企業でないと、コロナ禍、VUCAの時代の難局は乗り切れないだろうなと思った次第です。
アダム・スコットと「感動パンツ」、平野歩夢と「ハイブリッドダウン」。グローバルブランドアンバサダーとの共同開発が「ユニクロ」の新ヒットの法則に
松下 久美ファッションビジネスジャーナリスト
執筆いたしました。
かつては、カジュアルウエアに機能性を付加したものを、「スポーツのシーンでも自由に使って!」という打ち出し方をしていました。それが、トップアスリートとの協業により、スポーツウエアのスペックをもった商品を、街着でも仕事着でも着られるデザインにアジャストして、より多くの人々に快適な日常生活を送ってもらえるLifeWearとして、「スポーツユーティリティウエア」というカテゴリーで訴求するようになりました。見た目の差は小さいですが、開発手法は大きくパラダイムシフトしています。
ちなみに、「感動パンツ」の前身となった商品は、2013年秋、パリで行われた2014年春夏展示会で紹介されました。「マスターズを優勝したアダム・スコット選手と共同開発した、吸汗速乾性とストレッチ性を兼ね備えた『レストランにも行けるスマートなゴルフスラックス』」と聞き、これは売れる!と直感しました。
PR記事なのですが、数字をぼかした以外ほとんど手が入っていないので、みなさんにもお知らせさせていただこうかなと。お時間があるときにでも、お読みいただければ幸いです。
ちなみに、平野くんは、冬のスノーボードでの銀メダルに続き、スケートボードで夏の東京五輪への出場・メダル獲得が期待されています。あのユニクロと、横ノリ系の若者たちをつなぐという意味でも、担う役割は大きそうです。
ジェフ・ベゾスに学ぶ、ビジネスを成功に導く11原則
松下 久美ファッションビジネスジャーナリスト
ビジネスの極意、として読み始めたところ、冒頭に【「後悔最小化」のフレームワークを使う】とあり、胸にズドンと刺さりました。
>「後悔最小化」のフレームワークを使う
>適切なチャンスを掴む
>徹底的な顧客重視
>顧客に選ばれる価値を創出する
>恐れるべきは競合他社でなく顧客
>長期的な観点で考える
>回り続ける軌道に乗せる
>熱心な人材を採用する
>企業文化を守る
>どのような種類の決定を下すのか適切に把握する
>批判に(適度に)耳を傾ける
私自身、この11原則をかみしめたいと思いますし、新入社員や転職、異動なども多いタイミングで、多くの方々にも響くのではないかと思われます。
「新疆綿」の大き過ぎる存在感 不使用ならアパレル生産は大混乱か
松下 久美ファッションビジネスジャーナリスト
後輩の横山泰明記者の良記事です。長年、商社や素材メーカーなどを取材してきた彼ならでは。わかりやすく問題を解説してくれています。
>「中国で生産される綿花のうち、実に90〜95%が新彊綿で、実際には中国で生産される衣服の大半に新疆綿が使われている。現実問題、多くのアパレル企業が新疆綿を使わないということは非常に難しい」(商社関係者)ことが、事態をより複雑にさせている。
>衣料品の約7割を中国生産に依存する日本は難しい局面に立たされることになる。
コロナ禍、そして、スエズ運河の座礁による海運の混乱などもありますが、予想以上にビジネスがグローバル化、複雑化していることを感じさせる出来事ですね。

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