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超一等地の原宿・渋谷に現れた「何もない空間」のビルに若者殺到…店舗数が少なくても儲かる真新しい仕組み
重松 健Laguarda.Low Architects 共同代表
グレーゾーンにこそ都市の魅力はあると思います。
用途やルールがガッチリ決まっていなく、暗黙の了解でみんながカルチャーを創り上げる空間。
路地に何となく植木が並べてあったり、路上で将棋をやっているおじいちゃんがいたり。。。
単一目的の場に人を集めることは、どんどん難しくなっています。どうすれば、多様な人々が多目的に集まる場が創れるか。それは公共空間や街と連続する部分、それこそここでいう余白に多様な人々ガ集りたくなる空間を創れれば、その周りに戦略的にお店や住宅、オフィス等が配置されれば経済活動も発生する。
不動産デベロッパーが床の賃料に縛られないビジネスモデルを模索し始めているのは大事な事だと思います。
ただ広告やイベントだけだと、その企業の色に染まりやすくなる部分もあるので、もっと一般にその余白の使いかを提案してもらったり、自分達で企画運営してもらうような、その創作体験にお金を払うDAO的な考えも、今後より注目されていくかもしれません。
銀座に「ハイライン」式の空中遊歩道が誕生へ、車優先インフラに変化
重松 健Laguarda.Low Architects 共同代表
日本におけるウォーカブルな街づくりの象徴として、このKK線の公園化は象徴的なものになると思います。
都市を俯瞰する視点で歩ける空間は、稀有で魅力的な特別体験になるかと思います。(将来的には、このネットワークが延伸していって緑のループが完成することを楽しみにしています。#東京G-LINE構想)
ただ、対比としてニューヨークのハイラインが良く取り上げられますが、スケールも文脈も周辺環境も全く異なりますので、別物としてここならではの環境が整備されていくものになるかと思います。
このクルマよりも歩行者空間を優先する動きは世界中のトレンドです。これまでは産業効率主義で都市が形成されていて、どれだけ効率よく人や物資をA地点からB地点に移動させるかが最重要視されて来ましたが、都市のQOLを考えた際に、建物以外の都市空間の大半をクルマに占拠させずに。もっと人に解放して、歩きやすいだけでなく、広場をつくったり、溜まり空間を上手く形成して都市空間を人々のQOLを高める空間として捉え直そうという動きです。
一つ気になるのは、最近流行り言葉のように「ウォーカブル」という言葉を良く耳にするようになりましたが、本質は歩きやすいように歩道を広げましょう、という話ではなく、クルマで通過してしまわないで、色々な魅力や出会いがあって、歩きたくなる街をつくりましょう、というのがウォーカブルの本質だと思いますので、単に車道を一車線減らしましょうという議論に留まらないように気をつける必要があると思います。
都市空間を白紙から捉え直し、様々な魅力的な空間をつくり、そこをどう歩行者、自転車、公共交通、クルマで再配分するか。
つまりは、部分的な話でなく、ネットワークとしてどのように公共交通を充実させたり、人々が自転車に乗りたくなるような自転車専用道を整備したり、その分クルマの絶対量を減らし、歩行者空間、溜まり空間を充実させるかという、俯瞰的なマスタープランも同時に重要になるかと思います。
都市を歩いて20分〜30分以内くらいのエリアで捉え直して、そこをどのように歩きたくなるような都市空間になるかをデザインし、その機能を実現させるための物流も含めた総合プランを形成していくかが本当のウォーカブルな街づくりであり、その点では大阪なんば駅前広場は凄く良く考えられているかと思います。
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重松 健Laguarda.Low Architects 共同代表
緑化地域が増えることは地球のためもですが、人々のQOLを高める上でも重要なことだと思います。特に単に緑化でなく、こう言った栽培など地域コミュニティにもこう件しつつ、自然と直に触れる場が増えることは都市の質をより高めるかと思います。
ただ、一貫して考えるのはそのコストを賄うのに「床」のボーナスしかないこと。例えば、木一本一本が、緑地面積が、CO2削減にどれくらい貢献して、排水にどれくらい貢献して、植物教育への貢献、などを定量的に評価して、その経済効果を示すことによって、色々な投資を生みやすくなるかもしれませんし、それによって行政サービスのコストが減るのであれば、その分を一定期間固定資産税免除等、やり方の幅が増える可能性があるかと思います。
※ニューヨークのツリーマップ
全ての木の経済指標が明示されている。
https://tree-map.nycgovparks.org
もしくはサステイナブル系のベンチャーに実験場として開放する緑地という考え方も、何か新しいモデルが築けるかもしれません。
行政手続きを超えた新しい組み合わせに多くのヒントがありそうです。
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重松 健Laguarda.Low Architects 共同代表
敢えて建物を建てないで街の付加価値を高めるという方法もあるかと思います。ただそのためには、行政がそう言ったマスタープランを明確に示し、単に東京タワーが見えるという話でなく、芝公園を中心に公共空間の魅力を高め、その周辺の不動産の付加価値を高め、多くの固定資産税を得るというスキームを作る必要があります。
アメリカではTIFという仕組みがあり、その公共空間を整備する際に、予想される将来の固定資産税の上がり幅を元に債券を発券でき、その資金を元に公共整備を整備します。そう言った新しい行政の仕組みを整備することによって、床だけに頼らない新しい魅力的な都市が創りやすくなるかと思います。
ただ、東京の都心(湾岸でなく)は一般的にもっと住宅を増やして住民を増やした方が賑わい、カルチャーが創りやすいと思います。
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