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テンセント、欧州最大級のデジタルバンク「N26」に再度出資
高木 泰弘Transferwise / Estonia Compliance
N26はシンプルで硬派な感じで大好きです。英国撤退はブレグジットに伴ってEUの銀行免許が使えなくなるからで、純粋に競争に負けたとは言えないですね。
SpacesはPower of Attorneyを使って共有口座を超簡単に作れるんですが、家族でも他人でも10人まで追加できる。しかも定期的なSpace間の資金移動も自動化できるので、家計はもちろんコミュニティ運営など法人にするほどじゃない共有口座をつくるのにすごく便利です。共通の出費をそれぞれのデビットカードを部分的に繋げて行えるのはほんと、新しいお金の体験でした。
口座振替をエストニアでもやってくれたらこの上ないんですが。。
今回の出資はバリュエーションが気になりますね。いま欧州フィンテックはRevolut含めて調達の話が増えてきてます。Debtでは厳しいのか。テンセントの存在感がどう欧州に影響を与えるのかは少し危機感を感じます。
デジタル通貨で研究チーム=日銀
高木 泰弘Transferwise / Estonia Compliance
デジタル化っていって既にデジタル化してるじゃん!っていうのは日銀も当然分かって言っていて、どちらかというと銀行をすっ飛ばして事業者や消費者に発行、というよりも本来の日銀の役割の中で内部の業務のデジタル化を進めるっていう話だと思う。というか日銀はそう言ってる。
日銀というか中央銀行の内部の業務っていうのは結構大変で、リアルタイムのグロス決済は日本は大分遅れてやっている。クリアリング、セトルメントともにまだまだイノベーションは必要だと思うし、同時にどう流動性リスクはじめ各種リスクを減じるかっていうのは中々深遠な問題。
分散台帳技術でいうと、いままさに話が進んでいるDvP(資金と証券の受渡し)はまさにリスクを軽減しつつスピードを早めるし、この研究結果が逆に既存のブロックチェーンにも新しい可能性を与えてくれれば面白いなと。
国家間のファストペイメントは詰まるところ中央銀行の連携がないと解決できないことも多いので、個人的には楽しみにしたい分野。
ドイツのオンラインバンクN26がブレグジットにともない英国から離脱
高木 泰弘Transferwise / Estonia Compliance
僕が英国在住だったら軽く泣いてる。
N26はこっちでメインで使ってるけど、KYCもスムーズでアプリもシンプルですごい好き。機能もそうだけど銀行のスタンスというかブランドなんだろうけど、全体的に好き。ロゴも好き。
MonzoやRevolutに比べたらローンなどの金融商品もまだまだな感じがするけど頑張ってほしい。
そして英国民はe-residencyでもとってエストニアアカウントで作ればいい。と、思ったけど住所証明で詰むか。e-residencyは電子居住権って言ってるけど、顔写真も住所も載らない(というか居住しないのが売り)からIDとしても居住証明としても使えない。
アリペイやペイペイはパワー勝負で展開してるけど、こういうN26のようなエモさはないと思う。ペイペイが事業停止しても他のこの件の記事の顧客のように「他の銀行じゃダメだ、だから使ってきたんだ。裏切られた気分だ」みたいな悲しみ方する人いるかな?
頑張って!
わずか130万人の電子国家「エストニア」が生んだ4社のユニコーン--現地の日本人が解説
高木 泰弘Transferwise / Estonia Compliance
TransferWiseはUK本社、Skype、Playtechは設立10年以上という(そしてSkypeはルクセンブルク人からするとルクセンブルク企業。富士山は何県か問題に近い)点で実はエストニアのユニコーンカウントできません。現存する純粋なエストニアユニコーンはBoltのみ。
TransferWiseはエストニアの社員数が一番多いのと、創業者がエストニアなのでエストニア企業感ありますが。
ただ、Skypeマフィアの名前はいたるところにある(TransferWiseもその一つ)ので、Skypeからエコシステムが発展してるのは間違いない。
電子国家を支えるものとスタートアップを支えるものは別なので分けて考えたほうがいいと思います。電子国家はGuardtime, Cybernetica, Datelなどソ連時代からもあるような会社。
スタートアップはどちらかというとESTBANみたいな資本が人口に対して大きめなのでユニコーンというよりシード期はやりやすい。
スタートアップであり電子国家のe residencyを支えているVerifなんかは個人的に面白いと思うし、TransferWiseの元社員が作ったAML企業SalvもSkype→TW→次世代というサイクルが見えて新しい兆候だと思う。
今年から日本からのワーホリを受け入れるので、それが両国の関係を強くしてくれたらと思います。
「話の面白さ」はどこから生まれるのか
高木 泰弘Transferwise / Estonia Compliance
東京の笑いは「お前は馬鹿だねぇ!」
大阪の笑いは「お前アホやなぁ。でも俺のほうがもっとアホやで」
とのこと。
ソクラテスによれば悲劇はより優れた人間を描くもので、喜劇はより劣った人間を描くもの
僕が一番好きなのは談志師匠で入院中の会見でタバコを吸っていて記者に大丈夫かと聞かれたとき「みんな酒やタバコが人間をだめにすると思ってる。間違ってる。そもそも人間は駄目で、酒とタバコはそれに気づかせてくれるんだ。(タバコを吸って)ぷはー、俺ァ駄目だ。」っていうシーンがあって、これは本当面白かったし深かった。
落語は人間の業を受け入れること、笑って許すことにあると。
"悲観論"に陥るな。「データ」を直視して事実を捉えよ
高木 泰弘Transferwise / Estonia Compliance
データが大事なのは当然だけど、意思決定とファクトのツリーが議論で共有されてなければ違うアジェンダ同士の殴り合いにしかならない。Netflixなんかは社内でデータを濫用するな、というスタンスらしい。
データや統計を見ていると、どう考えても変わらないものに飢えるようになる。基本的には三段論法や逆裏対偶など論理自体はデータが変わろうが変わらない。文系でも集合論も誰かの恣意的なデータ分析を見破る基本になるので必要。
そして意思決定に関しては最終的には人間の仕事になり、データはその論理を固める裏方になる。小さい会社なら余計にだけど、選んだ道が正しい、以上に選んだ道を正しかったことにしなきゃいけないモメンタムの力が強いエモい環境ではデータは修飾語にしかならない。
だからこそ、アドホックに、真摯な気持ちでデータを読める人が意思決定をしないといけない。
【組織開発】コーチングが導く「問い」と「対話」の重要性
高木 泰弘Transferwise / Estonia Compliance
過去と明らかに変わっているのは地位パワーと知識技術パワーが上司に共存しなくなってきたこと。
現場のほうが知識技術パワーが高い中で地位パワーを使って意思決定をしないといけない。だからティーチングがそもそもできないケースも多い。ただ、必ずしも悪いことでもないと思うのはこの記事のようにティーチングの限界はどちらにしてもあるから。
学習データは現場で吸収させながら、学習モデルの提供に徹するのが上司だと思う。となると、そういうモデルがある程度骨身にしみてないといけないので、どんな分野でもいいから高いレベルの課題発見、特定、解決能力を身につけつつ、現場特有の知識をダッシュで身につける、ということが必要なんだと思う。
上司じゃなかったけど、リクルート時代の大分年上の先輩が「ヤス〜、俺わかんないんだ、教えてくれ」とよく話しかけてくれたけど、いま思えば本当に分からなかったのは2割くらいで8割くらいは僕の考える力を養ってくれてたんだろうなと思う。
OLTAが新生銀と共同でクラウドファクタリング新会社「anew」設立、地銀の“新ビジネス”創出OEM拡大へ
高木 泰弘Transferwise / Estonia Compliance
ファクタリングはどこに向かうのか分からないし、実際に自分が同業だったら怖くてやってられないけど、面白い世界だなあと思う。
お金と時間とリスクの複雑性を下げられる与信データを持っているところが勝つだろうし、そのデータの陣取り合戦。
約束したことを守れるか、という人間の業の塊のようなテーマ。その与信ハックはSEO対策のように浸透していくだろうし、結果正直者が馬鹿を見ない世界になったらいいなと花畑頭では思える。
あとは純粋に資産の流動性が高くなるので資金繰りに困ったからとかではなく資本回転率を高めるのにも役に立つのでは。
トヨタの大野さんによると小さい資本を高速で回すということに小資本の活路を見出したとのこと。要は早く完成させて早く現金化させてまた製品をつくるまでのサイクルをどこまで短くできるか。ファクタリングは生産工程のイノベーションを頑張るよりも最後の段階の現金化の部分をかなり短縮できる。
マクロに見れば、ハイエクは財政出動してもそれは蜂蜜のようにねんどを持って浸透していくというけど、ボトルネックの一つは支払いサイクルだと思う。ここが直ぐに現金化できるのであれば、国の経済支援策の効力が出る速度も一段と早くなると思う。
まあ、でも全ては今まで見えなかったリスクまで見通せる力があってのことなので、自分でやりたいとは全く思えないが、応援はしたい。
ザッカーバーグ氏、インターネット規制を訴え-信頼得るため方針転換
高木 泰弘Transferwise / Estonia Compliance
AI倫理が実際はシリコンバレーが商売しやすいように率先して規定していく活動だったように、個人情報も規制をどのように自分たちの都合に合わせていくかが課題。
ザッカーバーグ氏がとかベゾスが、とか個人名を出すとドラマチックに見えるけど既に巨大なインフラ企業となった会社の意思決定はそんな単純なものじゃない。
うねりみたいものがあるし、ちょっと前はAIvs人間って感じだったけど、それがもうちょっと特定のイシュー化してきて、今は脅かされつつある個人の自由意志を守る部分に焦点があってきてる。
テック企業のイノベーションの需要が技術的な部分から政治、社会的な部分へと移行している。テクノロジーに明るい法学者(特に国際)が必要になってくるけど、人文系の予算を削った今日本はモメンタムもしては弱い。
増えすぎて困った弁護士がこっちの方面に興味を持ってテック企業へ就職、という流れはあるかもしれない。
ここでサイコパスからの引用
「尊くあるべきはずの法を、何よりも貶めるものは何だかわかってる?それはね、守るに値しない法律をつくり、運用することよ。」常守茜
暗号資産関連の犯罪、昨年の損失は45億ドル超 前年比160%急増
高木 泰弘Transferwise / Estonia Compliance
暗号だろうが資産だし、価値があるところには攻撃がある。イギリスが南アフリカ経由でインド航路を押さえられたのも、結局はそのルートにある港を武力でおさえて船を海賊から守ったから。
暗号資産の犯罪が多いっていうのはいかに体制によって法定通貨っていうものが守られているかの裏返しだと思う。仕事柄まさに各国の規制なんかが関わってくるけど、お金の移動、保管っていうのはそういう規制があって初めて当たり前に行えるんだなと実感する。
一方でマネロンに関してはシステマチックな規制では追いかけきれないので統計的に特徴量だしてリスクベースで対処するしかない、っていう意味で行くと、法定通貨だろうが色々苦難の未来が見える。法規以外のリスクに関しては一緒のところが多いので、暗号、法定に関わらずテック×行動経済学的な知見が必要だなと。
暗号通貨で面白いなと思うのは通貨自体がプログラマブルなのでリスクへの対処を通貨に組み込めること。個人的にはゼロ知識証明の応用がもっと発達してほしいし、暗号通貨全体黎明期だとしても遠い未来は明るいと思う。
AIに「スペースシャトルに乗る犬」は描けない
高木 泰弘Transferwise / Estonia Compliance
描ける。データ次第。詩だって書ける。
https://www.ted.com/talks/oscar_schwartz_can_a_computer_write_poetry/up-next?language=ja
ただし、絵を描いたり詩を書いたりする過程で得られる体験は再現出来ない。
美術の先生が旅に行ったらスケッチするか詩を書くかしろと言っていた。僕たちは思ったよりも物事を観察していなくて、一旦そういう創作作業によって体の中に物事を通すことによって正しく認識できるし美の構成要素を実感することができると。
その際下手かどうかほぼ関係ない。五感と脳に得られる体験がすべて。
だから高度なエンタメというのは結構こういうアナログな方向に行くんだと思う。
今までテクノロジーは外へ外へと広がっていったけど、最近の課題はイギリスで孤独担当大臣が生まれたり、ジョーカーのような社会的孤独が社会にとっての脅威になりつつ中で、遺伝子操作とかとはまた違う文脈で中へ中へと進化していくんだと思う。
なぜ日本アニメは世界で愛される ディスニーとは対極の「ガラパゴスの力」
高木 泰弘Transferwise / Estonia Compliance
同僚のエストニア人の日本語話者は全員アニメ見てます。というかアニメとかが無ければあえて日本語を学ぶということはないのでは?
が、各国のオタクイベントに行くと競合はディズニーではなくesports系のゲームだなと思うし、ゲームに関しては日本は任天堂とスクエニあれど、LoL、オーバーウォッチ、フォートナイトなどに比べるとまだ見劣りする感。
いまはNetflixが硬派なアニメを買いあさり、中国のiqiyiがアジアにウケる萌系を買っていて、資本的な意味でいうと大分日本は負けている。アニメスタジオも大手から労基が入って受注した作品の納品ができない、またはコストが上がって赤字決定など大分シリアス。
アニメスタジオは増えているが全体的なアニメーターは増えていない。そんな中で一期で70作品など出てきて飽和状態。からの上記資本問題。
一方でコスプレ市場のような二次創作市場は世界的に旺盛で、コスプレの材料(ウォーブラのような熱で造形できるプラスチックや、EVAフォームなど)は世界で2兆円規模。Etsyでは年間1000万円衣装制作で稼ぐ人もいるが、このあたりのお金は作者に還元されない。
ファンの熱が作者に戻るようなエコシステムがあれば歴史(子供の頃からファンという人の総数)と作品数で勝ち目のある日本はまだやっていけるのでは、と思うけど、著作権周りはまだまだ先が長そう。
NORMAL
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