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中国 携帯電話などの中身チェック強化の可能性 7月から
高口 康太フリー ジャーナリスト
7月1日から施行の「国家安全機関の刑事案件処理手続き規定」を記事にしたものですが、刑事事件として訴追された後の話ですので、一般人が入国検査時に携帯をチェックされるとかいう話とは無関係です。そもそも、この記事にもあるとおり、やる気になれば今でも調べられるわけで、すでにやってる手続きを明文化したものでしかないです。
中国の反スパイ法は問題が多いですし、警戒すべきだと思いますが、この規定でリスクが高まることはないでしょう。ストレートニュースの体裁をしながら、肝心なことをあんまり伝えずに、不安ばかりを煽り立てているようにしか見えません。
国家安全机关办理刑事案件程序规定 http://lawdb.cncourt.org/show.php?fid=157117
米、ファーウェイ向け半導体輸出許可取り消し インテルなど=関係筋
高口 康太フリー ジャーナリスト
ファーウェイは先日、ノートPC「Matebook X Pro2024」を発売したばかり。インテル・コアウルトラ搭載のフラッグシップ機ですが、これがラスト・インテルPCとなるのでしょうか。Matebookはすばらしい出来で、ウインドウズ機ならベストだと思っています。日本でも発売してほしいと想っていましたが、残念すぎる。
輸出許可が取り消されたのがどこなのかがまだはっきりしていないので正確な影響はわかりませんが、噂されているインテル、AMD、クアルコムあたりがダメだとPC事業は厳しそう。メモリやカメラセンサー、その他チップは今後……など、よくわからないことがいっぱい。
わからないというと、バイデン政権の「スモールヤード、ハイフェンス」(限定領域に厳格な規制)というスローガンは今回の輸出許可取り消しに合致しているのでしょうか。インテルのCPUを売ることでどんな問題が起きたのかはよくわからず、ノリで制裁しているようにしか見えません。
3兆円企業「シーイン」がブチ壊した世界のアパレル会社の常識…「デザインから生産完了まで3日」衝撃の製造プロセスはなぜ成り立つ?
高口 康太フリー ジャーナリスト
中国では小单快反(小ロット製造、高速再生産)と呼ばれる製造モデルが流行しています。何がバズるかわからない以上、大量のプロダクトを出して、人気のあるものを再生産するのが勝ち筋という発想です。
そのためにはSHEIN村と呼ばれる製造集積地も重要ですが、SHEINはさらに資金を貸し付けてサプライヤーのデジタル化や製造自動化などの支援を行ったり、ERPシステムの共有化などの投資も行うことで、この仕組みを実現しています。
詳しくは拙稿「草の根の科技強国:越境ECのイノベーションと フレキシブルサプライチェーン 」『中国の"科技強国"戦略と産業・科学技術イノベーション』https://spap.jst.go.jp/investigation/report_2022.html#fy23_rr02 をご覧下さい。
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