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(取材考記)若者がCOPで訴え 生物多様性、回復し次代へ 矢田文
足立 直樹株式会社レスポンスアビリティ 代表取締役
生物多様性に限らず、環境にかかわる大きな課題はすべて本質的に世代間格差の問題を有している。「今の世代が無責任な利用で傷つけた地球で生きていくのは未来の若者たち」だからだ。もっと言えば、「今の世代が無責任な利用で傷つけた」ために、未来の若者たちはもはやまともな生活ができない可能性すら高くなってきている。
しかし、この格差に、この不平等に、ほとんどの日本人はあまりに無関心、というよりその存在すら意識していないのではないだろうか。
この分野で働いて来た人間として、この10年間何をして来たのかと問われれば、かなり努力もしたつもりだし、変化を生み出せた部分もある、けれどそれでも圧倒的に力不足であったことは否定しがたく、次世代に対しては申し訳ない気持ちしかない。
今回の生物多様性条約COP15で採択された2030年目標はたしかに野心的であり、これに合意できたのは素晴らしいことではある。
しかし12年前に名古屋のCOP10で採択された愛知目標がほとんど達成できなかったことや、それにまつわる様々な反省事項は忘れるわけにはいかない。
(生物多様性と経済 COP15の視点:中)「金融の力」、自然保護でも後押しを
足立 直樹株式会社レスポンスアビリティ 代表取締役
本日の朝日新聞夕刊の「(生物多様性と経済 COP15の視点:中)「金融の力」、自然保護でも後押しを」という
記事中に私のコメントを掲載していただきました。
日本ではまだあまり意識されていませんが、生物多様性の危機は気候危機とならぶ環境の二大課題であり、ビジネスにも直結しています。
生物多様性がこれ以上失われればビジネスも大きな被害を受けるということもありますが、今後生物多様性を守るために莫大な資金が流れ込むということもあります。
気候危機対策のためには現在世界的に非常に多額の資金が投じられています。この記事では国連の報告書にある年間6千億ドル近くという金額が引かれています。
一方、12月の生物多様性条約COP15では、生物多代生分野でも年間7千億ドルの資金を投じる必要があり、そのうち2千億ドルは民間を中心とした投資となるようにするとの具体的な数値が盛り込まれています。
つまり、生物多様性を守ることがビジネスにもなる時代がやってきたということです。このことには、世界の投資家たちも気づき、動き始めています。
この動きをもっと知らないと、日本にとって大きなリスクになりかねないのです。
30年の温室ガスは16%増加 国連、パリ協定の水準届かず
足立 直樹株式会社レスポンスアビリティ 代表取締役
とても衝撃的なニュースです。
もちろん今の日本の国内の状況を見ていれば、とてもこれで2030年に46%減が達成されるとは思えませんし、そもそも中国のように減らすという目標を掲げていない国もあるのですから当然かもしれません。
けれど、2030年までに16%増えてしまえば、1.5度は非常に難しくなり、もちろん2030年には今よりはるかに大規模で頻繁な気候災害に襲われる社会になるということです。残念ですが、直接的な被害を受ける人々の数は大きく受け、自分がその一人となることも覚悟をしなくてはいけないでしょう。
このままではそのシナリオが相当に現実味を帯びるということに少しでも多くの人が気付き、行動を加速するしか道はありません。ただ傍観して、悲惨な9年後を迎えてしまっては、悔やんでも悔やみきれないでしょう。
「16%増加する」ではなく、それで何が起きるかをしっかりと、そして繰り返し、伝えて欲しいと思います。
自分だけは大丈夫、影響など受けない、ということはもはやあり得ません。
「一日の感染者5万人」でも英国が「医療崩壊の心配ゼロ」の理由(JBpress)
足立 直樹株式会社レスポンスアビリティ 代表取締役
なんでも海外のやり方の方が優れていると言うつもりはありません。イギリスのNHS(国営医療サービス)だって、日頃はかなり評判悪いようですし…
それにしても、昨年3月(今年じゃありませんよ、昨年の3月です!)の段階でコロナ患者用の十分な病床と医療スタッフを確保するとは、なんという先見性、そして戦略性。
その後も、昨年4〜5月に全国6年に3000人〜10000人収容可能な臨時の病院(コロナ版野戦病院)を設置、
データサイエンスを活用してリソースを最適分配し、ワクチンも青田買いする。
かなり強権的な手法もあったようですが、それにしてもコロナと戦うという点においてはあまりにレベルが違います。
しかし、本来政治とは、こういうことなのではないかと思います。既存の行政組織や運営だけではできないことを、その力を適切に使って国難を切り抜ける。それができないのであれば、政治家として役立たずと言われてもしかたありません。大いに反省して欲しいところですし、有権者もこういう政治家を選ぶ必要があります。そうしなければ自宅に放置され、野垂れ死にになりかねないのですから。
五輪、開会式演出担当を解任 小林賢太郎氏、ユダヤ団体が非難
足立 直樹株式会社レスポンスアビリティ 代表取締役
本当に恥ずかしい展開。
早急に見直すって、明日なんですけど…
「呪われている」と言う関係者がいるようですが、そうではありません。もともと民度が低かったのが次々に露わになっただけでしょう。それを自分たちの責任と捉えなければ、この連鎖はずっと続きます。
この日のために長い時間かけて準備したり、努力してきた真面目な関係者の方にはお気の毒ですが、ダメなリーダーを担ぎ続ければこうなるということです。
立場的に意見はできないというのもある程度は理解しますが、そうやって見ないふりをしていると、結局はどこかで破綻するのです。その意味では、一人ひとりに責任があるとも言えます(重みはもちろん違いますが)。
この恥ずかしさを正面から受け止め、ここからどう立て直すか。それをしなければもっと酷くなってしまいます。

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