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小林鷹之と「2050年の日本」
NewsPicks Studios
川田 大NewsPicks Studios WEEKLY OCHIAI プロデューサー
自民党総裁選に向けた動きが活発化してきました。10人以上の名前が挙がっている状況は本当に驚きです。総裁を決めることは、実質的に総理が決まることを意味します。果たして誰になるのか、ぜひ注目したいですね。さて、今回いち早く出馬会見を開いたのが小林鷹之さんです。印象的だったのが「国家戦略2050」という言葉。目の前の問題に行きがちなところを、バックキャストで物事を捉えている点が、まさに広い視野から見つめる“鷹の目”の持ち主だという印象を受けました。しかし会見で出ていない話もあります。それがAIや量子コンピューター、核融合などの「次世代テクノロジー」や多様性などの話です。日本の国内外についてどのようなビジョンを持っているのか?自民党を変える決意の本気度は?落合さんと小林さんは同じ高校の出身だそうです。知られざる一面が見られると思います。ライブコメントからの質問もぜひお寄せください。 【配信後記】 非常に聞き応えのある80分でした。驚いたのが、小林さんが澱みなく、全ての質問に明快に自然に答えられていた姿から、自民党改革や2050年に向けての政策について、非常に強い決意を持っていると感じました。リラックスした笑顔を見せた様子も印象的でした。「宇宙庁を作るべき」と明言されたのは、とても大きな意味を持つ発言だと思います。また核融合についても、日本が勝負しなければならない分野であり、社会実装を早め、将来エネルギーを輸出する国にしたいと断言されました。エネルギー資源のない国である日本にとっては夢のような話ですね。 日本をどういう国にするか、保守について、人口減と地方投資、ヒューマノイドと人、国力、能動的サイバー防御、食料自給率、台湾有事=日本有事、中東との関係、ウクライナ情勢とロシアへの制裁、移民、リーダーの資質、「体力は重要、フィジカルとメンタル両方に自信がある」、宇宙政策と月面産業、デカルト的二元論、分厚い中間層、ガチと笑顔など。様々な話が出た中で印象的だったのがこんな言葉でした。 「不確実な時代になる中、自分の頭で判断し決断する人間力のある人材をどれだけ育めるか」「人間一人一人の力を高める」 どれだけAIなどの技術が発展しても、小林さんが大切にしたいのが「人」。ここに何だかすごく温かみを感じました。ちなみに2050年、75歳の小林さんは「政治はやっていない」とのことです。
228Picks
巨大津波から命を守るデジタルツイン
NewsPicks Studios
川田 大NewsPicks Studios WEEKLY OCHIAI プロデューサー
少し暗い話ですが、私たちが暮らすこの日本は、過去に多くの自然災害に見舞われてきた歴史的事実があり、そして今後も“起きる“という現実の中に置かれています。南海トラフ地震や首都直下地震などが近い将来に発生すると想像すれば、誰もが不安を感じるのは当然で、常にこの不安を抱きながら生活するのも良くないですよね。しかし、このリアルから目を背けることは、いざという時に命を守る行動をとれるよう意識することから自分を遠ざけることになるので、しっかりと正面から受け止める必要がありそうです。 さて、私たちも多くの震災を経験してきました。想定外の被害という言葉も飛び交いましたが、今はこの想定外をなくしていこうという取り組みを、ある技術でもって実現するためのシステム開発が進められています。それが津波災害デジタルツインです。AIは災害に対しても大きな役割を果たしていくことになりそうです。最先端の研究はどこまで進んでいるのか。The UpdateとWEEKLY OCHIAI、2夜連続で自分の命、家族の命、大切な人の命を守るために何ができるのか考える時間にしていただけたらと思います。 【配信後記】 津波災害デジタルツインの研究がNASAの協力も得て進んでいるというのは驚きでしたね。被害予測の高速化や避難経路の最適化、災害医療に関わる施設や人の状況把握も可能になり、救助や復旧を早くする手助けになるなど、様々な活用が期待でき、最終的には「パーソナルアラート」につなげたいとのことでした。今回の「南海トラフ地震臨時情報」について…検証は必要ですが、越村先生が話したように「空振り」と報じられたのには違和感があり、そもそも地震の予知はできないですし「残念ながら津波を食い止める事は難しい」のです。配信後に先生が、人は不安なことを忘れるように上手くできていると話してくれたのですが、そう考えると命に関わることは考えすぎるくらいがちょうど良いのかもしれません。もちろん巨大地震が来ると思うと辛い気持ちにはなりますが、越村先生のこの言葉がとても大切だと思いました。 「津波はうまく逃げれば助かる」 鍵は逃げる時間と場所の確保。つまり逃げられれば「夢だった海辺の家」の選択もアリなんだと思います。地震はどこでも起こりますし、土石流や台風や水害など別の災害のリスクは至る所に存在するわけですからね。非常に学びの多い回でした。
244Picks
法医学者の叫びと死者の声
NewsPicks Studios
川田 大NewsPicks Studios WEEKLY OCHIAI プロデューサー
誰もがいつかは人生の終わりを迎えます。寿命は生物の宿命であり、死を考えることは生を考えることだと番組を通してお伝えしてきましたが、この死をめぐって何やら“穏やかでない”状況下に私たちはいるようです。岩瀬教授の著書によると、日本の現状はこんな言葉で表す事ができるそうです。 「死者が泣いたまま葬られる国、死因の嘘がまかり通る国なのです」 死因究明の鍵となるのが解剖ですが、それを行うための態勢やプロセスに課題が山積しているといいます。先生は「死者にメスを入れるのは生きている人のため」としていて、たしかに病死なのか事故死なのか事件性の有無はどうかの判断に誤りが起きれば、あらゆる根幹を揺るがすことになります。岩瀬先生が実際に見てきたことを通じて「日本を死者が泣く事なく安らかに眠れる国」にするには何が大切かを考えたいと思います。 【配信後記】 法医学の現場の話、実に生々しかったです。様々な状態の遺体の話から法医学を巡る問題の数々、それこそ20年前までは「無料」で解剖してきたため道具が買えず、出刃包丁やまな板を使用するという酷い状況を経てきたわけですが、今でも危機を脱していないといいます。そもそも死因究明制度と立派な言葉で呼べるシステムは日本に存在せず、人的体制が脆弱で解剖率も低い。このため警察も初動の1〜2日で「解剖しない」という判断をせざるを得ず、しかもその判断は9割にまで上り、完全に負のスパイラルに陥っていると言えます。警察との関係に問題を生むリスクもあるといいます。死因に心不全が多すぎるのは解剖できていないからであり、もしかすると見逃された殺人があるかも…と思うと制度の構築は急務です。最近はドラマの影響で関心を持たれるようになったそうですが、そこに立ちはだかるのが①汚い②臭い③給料が(医師としては)そんなに良くない「3K」。良い点は夜勤がないこと、そして普通なら見逃す所見を見つけた時は「よし」と思うそうです。 他にも↓ ・男はコミュニケーションとった方がいい ・買うなら高い車がいい ・硫化水素中毒とタバコと酒はやめた方がいい ・アワビ獲りはダメ ・ピンピンコロリはよくない ・西洋諸国の方が解剖に抵抗 法医学は生きている人を守る仕事だといいます。リスペクトされるべきです。アジャイルという言葉もありますが、むしろ慎重に判断すべきことの方が世の中には多いと思いました。
755Picks
三島由紀夫と「生きる意味」
NewsPicks Studios
川田 大NewsPicks Studios WEEKLY OCHIAI プロデューサー
今からちょうど75年前の7月。日本がまだGHQの占領下にあった中で刊行されたのが、三島由紀夫の代表作の一つである「仮面の告白」でした。同性愛を題材にした作品への世の反応は、当時と今とでずいぶん違うだろうなと思います。さて今回のゲストである佐藤先生の著書によると、それ以前まで三島は「本心の見えない、本心のない作家」と批評されていたそうです。しかし、そんな批評に「トドメを刺した」のが仮面の告白だといいます。この作品には「三島由紀夫の“核”といったものが露出している」といい、この核が何かというと作中でも登場する「悲劇的なもの」「身を挺する」という言葉で表現される欲動だといいます。こうした欲動を軸に置くことで、三島の幼少期のコンプレックス、性指向、太宰治作品への嫌悪、肉体改造、日本への傾倒化、天皇観がどう一本の線で繋がるのか?そこから浮かぶ新たな三島像とは?「主人公たちのほぼ全てが生き辛さを託っている」数々の作品を通し三島が「生きること」をどう考えていたかに迫ります。 【配信後記】 身体的なコンプレックスを抱いていた三島は、それを強く作品に反映させたわけですが、戦時中の学習院での質実剛健の気風は、体が弱く運動もできず「アオジロ」とまで呼ばれた三島のコンプレックスをさらに刺激したといいます。今の時代であれば、文学的才能がずば抜けているんだから「長所を伸ばせばいいじゃん」となりそうなところを、三島はそうならなかったのです。30歳でボディビルを始めた後は、色々なインタビュー映像をみても堂々としている印象を受けますよね。実際、三島は自分が好きかという質問に対し「少年時代は非常に自己嫌悪が強かった。だけど自己嫌悪というのは非常に非生産的な感情だと思ってよしちゃったんですよ。それから好きになりました」としています。尋常ならざる実行力を感じますが、一方でありのままの自分を好きになれるほど強くはなかったのではないかと私は思うのです。そう捉えると三島も世間の目を気にする「私たち」と同じだったのではないか。。。「同性愛傾向にありながら異性愛の生活をしたいと望んでいた」という先生の話から、三島が規範をかなり意識していたことが見てとれます。そんな三島の根底にあるのが「前意味論的欲動」。この話は「どう生きるか」を考える上で非常に重要なポイントです。三島の天皇観の話もとても面白かったです。
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量子コンピューターと新たな産業革命
NewsPicks Studios
川田 大NewsPicks Studios WEEKLY OCHIAI プロデューサー
「僕の周りにいる人の中でトップレベルに賢い人」「ヤバ賢い!」と落合さんが話す北川拓也さんの登場です。ハーバード大卒の理論物理学者として活躍し、楽天CDOを経て、現在は量子コンピューターのスタートアップのプレジデントをされています。核融合発電と共に次世代の技術として大きく注目されている量子コンピューターですが、その現在地と未来についてたっぷりお話ししてくださいました。今回は収録配信ですので、事前に目次をご紹介いたします。量子コンピューターの解像度が格段に上がりますので、ぜひご覧ください。 ・なぜ量子コンピューターが絶対に必要なのか? ・産業革命を起こすのが確実な理由 ・「カーボンニュートラル」とAIの進化 ・今のPCの方が実は「人工的」 ・人間の脳を古典コンピューターで再構築できる? ・量子コンピューターの現在地と「誤り訂正技術」 ・量子コンピューター 様々な方式の違い ・図解!「QuERA」の中性原子方式とは ・「物理法則の理解」から「望むモノ」への転換 ・ドーパミンカルチャーとディストピア ・量子コンピューターが創造する未来 ・社会や人の行動にどう使われる? ・クアンタム・コンテクスチュアリティ ・なぜ人類を理解することが課題? ・人の感情とは? ・北川拓也が悩みまくって導き出した一言 ・人類の叡智と僕の宝&北川が「仕事」をする理由 【配信後記】 なぜ量子Cが産業革命を起こすのが確実なのか、なぜ絶対に必要なのか皆様に伝わったかと思います。新たな時代はすぐそこまで迫っています。話にあったようにドーパミンカルチャーへの活用は避けられないようにも感じますが、ディストピアにならないようにしたいものですね。核融合の回にも思ったのですが、新しい技術は本来、皆が幸せになるために発明されたはずだと思うのです。ただ250年前の産業革命は、ご存知の通り、必ずしも良い事だけをもたらしたわけではありません。次はきっと大丈夫だと信じたいですし、仮に何かが起きても解決できると思います。北川さんの最後の答えは、人柄の良さが出つつも、少し意外な一言だと最初は思いましたが、自然現象を司るのが物理であり、その法則を使って計算するのが量子コンピューターなのですから、あの答えに行き着くのは、もしかしたら自然なことなのかもしれませんね。最終的に幸せとは何か?に思考が行き着いたとても良い対談でした。
921Picks
日本は「なんでやねん!」が多すぎる
NewsPicks Studios
川田 大NewsPicks Studios WEEKLY OCHIAI プロデューサー
【配信後記】 なんでやねん!からの、最後のボード…笑わせていただきました。さて今回は教育という観点でも良い話が多すぎるので、一部箇条書きします。 ・なんで?と口に出さないと問いを立てる力が育たない。 ・小さい頃からずっと「正解がある」と言われているから、問いが大事になるところに正解を求めてしまう。そもそも正解がないことはいっぱいある。 ・義務教育は小学校まででええんちゃうか。自分のことを考える、隣の人に興味を持つ仕掛けが必要。 ・僕の当たり前と君の当たり前は違う ・「〇〇できない」は「〇〇できる」と同じくらい重要 by落合 ・日本では皆が監視するから期待される役割を演じなければならない。自分と向き合う時には、もう力が残っていない。 ・日本で苦しかったのは、間違っていても失敗するまで指摘してくれない。 ・自由は与えられるものではない。 配信中にも質問しましたが、最近の若者は自分たちが歴代で一番大変な時代を生きていると考えているようで、実際にそう話す人も周囲にいます。私はその理由がずっとわからずにいたのですが、サコさんの話でようやく理解しました。かつてと大きく違うのは“スピード”。他人を見る余裕すらないと考えれば、冒頭の意識調査の結果にも納得です。若い世代の皆様、マーケットバリュー=自分の価値だと思わないようにしてくださいね。 ***** 都知事選の投開票を境にXの空気がガラッと一変していますね。東京五輪の開幕前後や菅前総理の退任前後の変化を思い出しました。私は今回の選挙で「自由」ってなんだろうって考えさせられました。立候補する自由、ポスター貼る自由、支持するしない自由、投票するしない自由、報じる自由、叩く自由、怒りを露わにする自由…。テレビのコメンテーターのように「規制すべきだ」「健全な民主主義が」といった“学級委員”的なことを言うつもりはないのですが、「自由な行動」の先に他者がいることを想像できるかどうかなのだと思います。今年4月に日本財団が発表した「18歳意識調査」によると『自分が生きていくうえで、他人に迷惑をかけないことは重要だ』に同意する割合は、日米英中韓印の中で日本がビリという結果になったようです。サコさんが目の当たりにした「なんでやねん!」を通して日本の現状を見つめたいと思います。
428Picks
もしも世界から非日常が消えたら【時空ミステリー江戸・祭り編】
NewsPicks Studios
川田 大NewsPicks Studios WEEKLY OCHIAI プロデューサー
都知事選の投開票まであと数日です。それにしても伝統や文化などを公約に盛り込んでいる候補者はどれほどいるのでしょうね。こうした視点も大切にしたいところですが、今回は「まつりごと」と言っても政ではなく「祭り」がテーマです。この番組の歴史シリーズも、ついに江戸時代です。歴史区分としては長い時代なので、分割してお送りしていく予定です。さて、祭りというとアニメや映画でも淡くて綺麗なシーンとして描かれることが多いですよね。ひと夏という限定性や非日常性が特別感を高めているのかもしれません。日常ばかりが続くこと、そして「非日常」がどのような意味を持つのかを考えられたらと思います。都内で行われる祭りといえば「江戸三大祭り」ですが、江戸時代の頃とは大きく形が変わったといいます。それが、かつてはひかれていた巨大山車です。突如として姿を消したミステリーに迫ります。 【配信後記】 日本の神仏の捉え方は非常に特殊で、例えばキリスト教であれば敬虔さが求められる一方、遊びと信仰が一緒になった日本の祭りから、江戸時代の人々が仕事、遊び、趣味、娯楽、信仰をないまぜに考えていたことが見て取れる!という福原先生の話を聞いて、矛盾や対立しているように見える事柄でも、うまく調和させて受け入れられるのが、本来の日本が持つ良さや強みだったのかもしれないと思いました。遊びがなければ、ゾウや巨大ナマズを山車にしようとは考えないですよね。今はあまりにも、物事を単純化させて全てに白黒をつけようとしすぎだと感じています。それにしても、運搬手段がなかったためベトナムから輸入したゾウを長崎から江戸城まで歩かせたという話は知りませんでした。東海道で目撃した人はさぞ驚いたことでしょうが、この影響で様々なグッズが作られるほどの人気を博し、最終的に山車のモチーフになったということです。巨大山車の文化は明治20年代には東京から消えたとのことですが、インフラや社会の風潮を優先させることだけが正しいのでしょうかね。さて非日常の話ですが、かつては祭りに向けて稽古を積むなど、相当な準備をして臨んだ本番で「町娘からスターが生まれる」といったこともあったそうですが、非日常だったことが現代では日常と化していると先生が指摘してくれました。不便さや我慢は大切な側面もあるかもしれませんね。様々な映像や画像が登場し、見応え抜群ですのでぜひご覧ください。
247Picks
「進化論」の呪いが生んだ悪魔の正体
NewsPicks Studios
川田 大NewsPicks Studios WEEKLY OCHIAI プロデューサー
【配信後記】 優生学や人種差別、多様性、テクノロジーと進化など、かなり深くまで議論が及びました。進化は「高い所にある食べ物を得ようとした結果、キリンの首が長くなった」というものでも、優れているから残ったというものでもないのです。生存競争ではなくランダムに起こる自然選択だったわけですが、進化という言葉が進歩や競争と結びついたのは、産業革命を経た社会がそれを好み、またダーウィンも本を売りたいがために版を重ねて「プログレス」という単語を多用するようになったところが、いわば不幸の始まりと言えそうです。時を経て、自然選択が正しいとみなされていくのですが、そこで目を覚ましたのが悪魔…「自然に任せていたら人類は劣化の方向に進むかもしれない。なら人為的にやってしまおう」という考えが「優生思想」の始まりだそうです。人種差別がなぜ起きるのかを調べるのは「ヤバすぎる」理由があるとのことです…。優生学は2000年の歴史があるため、そう簡単には消えないとのことで、今はナチスとは異なり、新しい形として現れているといいます。そして、呪いを解くための鍵は何か。ヒントは「ポケモン」…ぜひご覧ください。善悪や正邪を決めつける「べき」という言葉はやはり使う“べき”ではないですね。 「ダーウィンの呪い」もぜひ https://amzn.asia/d/0iQ5wmvw ::: 皆様にクイズです。私が勝手に作ったものですが、以下の文章は「進化」の説明として正しいでしょうか? “進化は、良い方向や優れたものへ進歩・発達することを指し、適者生存という自然の法則に従って、優れたものや強いものは生き残り、劣ったものや弱いものは淘汰される” もし正しいと思った方は「呪い」にかかっているかもしれません。というより、今生きる皆が呪われていて、その発端がダーウィンと指摘するのが今回のゲストの千葉先生です。著書「ダーウィンの呪い」は、なぜ「進化」が誤解されているのか、「ダーウィンの進化論」がいかに都合よく解釈されてきたか、それによって生み出された「呪い」とは何かを説いています。ビジネスの話題において「進化」「生存競争」という言葉はよく使われ、ごく自然に受け止めている私たちにとって今回は大切なテーマです。物事を単純化することの怖さ、「優生思想」という悪魔、呪いを解くにはどうしたらいいのか、皆様と考えていけたらと思います。
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売れるまで全てを見える化 - Sales Cloudの使い方
AIは「ちがい」を克服できるか?
NewsPicks Studios
川田 大NewsPicks Studios WEEKLY OCHIAI プロデューサー
【配信後記】 パラリンピックは、テクノロジーがどう介入できるかがオリンピックとは大きく違い、1人の選手に対してそれを支えるエンジニアや研究者の努力があり、それを想像しながら観戦するとまた違った魅力を感じられるとのことで、パリ大会ではぜひ多くの方にこうした視点で楽しんでいただけたらと思います。AIが違いを克服できるかについては、遠藤さん曰く、人はそれぞれ筋肉の長さや段面積、身長も違うので、個々にとって最適化できるようになれば「ちがい」を克服できることになるのではとのことです。多様性ポリスという言葉から多様性の話に移りましたが、例えば男女比について、本来は「男女関係なく一人一人が違い、それぞれが自由と尊厳をもちながら生きることがベースにある」とする遠藤さんの言葉はとても大切だと思いました。 そもそも、この地球には多種多様な動植物がいて、過去数回、大量絶滅に直面しながらも、多様性があったからこそ生き残れた種がいるわけです。まずは「ちがい」を尊く思う心が大切なのかもしれませんね。 「ぜひ障がいを持つ友人を作ってもらえたらと思うんです。最初は僕とS N Sで繋がってくれるだけでいいです。」 対談を聞いていて、ALSを患う武藤将胤さんの言葉を思い出しました。 **** 最近AIの話題となると、業務効率化!仕事術!などといった言葉と共に使われることが多いですよね。それだけ便利ツールとしての期待が高いということでしょうが、これからは社会課題などに対してどう活用できるかという視点もとても大切になってくると思います。落合さんが代表を務めるxdiversityというプロジェクトは「人の個性を保ちながら自然に日々を過ごせる社会」を生み出したいとして、障がいなどをカバーするためにAIやテクノロジーを用いて問題解決の仕組み作りを目指そうというものだそうです。どうAIを活用できるのか、最前線の現場の話を色々聞けたらと思っています。 また最近思うのですが、多様性という言葉が非常に多くの場面で使われていますが、皆が同じ認識のもとで使っている言葉なのか、実際どういう形が「多様性がある」ということなのか、ということがあまり明確にされないまま使われている言葉のような気がしています。急激にその重要性が叫ばれ出してからだいぶ時間が経過している多様性という言葉。今一度考えるきっかけにできたらと思います。
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デジタル時代のストレスマネジメントの扉
川田 大NewsPicks Studios WEEKLY OCHIAI プロデューサー
Newdoorは優しい空気が流れている稀有な番組で、心を落ち着かせたい時にはすごくいいなと思って視聴していました。仕事の対人関係において、確かにリモートは、そもそも人と接するのが得意でないという人もいるでしょうし、ちょっとこの人は苦手だなと思う人と顔を合わせる機会も減るので、余計なストレスを回避するという意味ではとてもいい面がありますよね。大空さんが指摘された通りSNS時代の人類は圧倒的に使う言葉の量が増え、つまり、より効率的に多くの情報を処理しているという意味ではタイパの面でも良い時代になったとは言えます。逆にオンラインだからこその大変さもあって、まさにローランドさんが、ご自身の会社の社員に「悩みある?」って直接聞いても何も出ない一方、オンラインで匿名の意見を募るとめちゃくちゃ不平不満がでてくるとおっしゃっていましたが、まーそれだけ皆がリアルな人間関係を壊したくないと思っているということなのかもしれません。でも、人を介したり、何かのクッションを置いたり、相手のいないところで話を進めたりすることで余計に話がややこしくなることもあるので、直接落ち着いて話せばスムーズに解決することも多いのになーと感じることも正直多々あります。自分に合ったスマートな使い方を探ることが大切なのだと思いました。人によって線引きをするというのは、オンライン、オフライン問わず必要なのですね。結局は“人”を相手にしているわけですもんね。 それにしてもレノボのAIアバター、凄かったですね。良い映像でした。
182Picks
核融合は「日本の太陽」になるか?
NewsPicks Studios
川田 大NewsPicks Studios WEEKLY OCHIAI プロデューサー
【配信後記】 かつてのオイルショックが象徴するように「なくなったらどうしよう」と資源の枯渇が問題視された時代から、今やCO2を出しちゃいけないから使えない=価値を持たないとする時代へ…人類のマインドはずいぶん様変わりしましたね。この変化が核融合に投資が集まる背景にあるそうで、資源そのものよりも技術や知恵がエネルギーの素になる転換期に差し掛かっているとのことです。政府が200億円を拠出する話題で小西さんは「ありがとうございます」としながらも、国際比較で見ると控えめな額であるのが現実のようです。 最新状況がどうなっているのか。実は核融合自体は成功しているといいますが、消費するエネルギーが核融合で生み出されるエネルギーよりも大きい、つまりペイできる状況にはなく、そこが実現に向けた高いハードルだそうです。しかし、コストの高い核融合炉であれば5〜10年、世界に行き届かせるようにするには15〜20年。そろそろ新しい世界を見据えて行動する必要がありそうですね。 「人類だけは地球で生きることを許された生物種になっていない」 小西さんの基本的なテーゼだそうです。過去300年間で余分に燃やしたものを回収してこそ地球の一員になれると訴えているように感じました。 核融合は「日本がトップレイヤーをおさえるチャンスになる」といいます。この分野において日本は、実に日本らしい強みを持っているそうです。答えは…ぜひご覧ください。小西さんの始まりはアトムやドラえもん。夢を与えられたかつての少年が、今は皆に夢を与えるための挑戦をしているんですね。 *** 世界が実用化に期待を寄せる次世代の技術!といえば「核融合」という言葉を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。開発をめぐっては、国際協調が見られる一方で競争も激化し、スタートアップの参入も相次ぐなど、非常に大きな盛り上がりを見せています。ここで気になるのが、今後日本がどれだけ本腰を入れていくのか…というところではないでしょうか。3年前、番組に高市早苗大臣が出演された際に「国家プロジェクトにしたいんです」とおっしゃっていましたね。政府は今、研究の支援に乗り出すなど実現に向けた後押しをしていますが、核融合を「日本の太陽」とするには何が必要なのか?実現すれば社会は大きく変わることになります。どのように変わるのか、ぜひお二人の考えを聞けたらと思います。
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スクエニの不調は“FF”の新作に現れていた? ゲーム好きマンガ家が抱いた違和感
ITmedia NEWS
川田 大NewsPicks Studios WEEKLY OCHIAI プロデューサー
スーファミの頃からffは新作を出すたびに、その時の最高の技術を用いたグラフィックスの綺麗さでプレイヤー側を驚かせてきましたし、実際にそれを楽しみにしてきたファンも多かったと思います。FF7リバースを含むリメイクシリーズは、97年に発売されたオリジナルを通ってきた身からすると、原作を踏襲しつつ世界観の広がりを感じることができて、個人的には懐かしさと新鮮さを提供してくれて嬉しかったなと思っています。(サブクエは嬉しい要素でしたが、たしかに記事で触れられているミニゲームは難易度が高いなと正直感じました) ff16は、ffの原点でもあるクリスタルを全く別の視点で捉え、 資源を巡る争いや、血などの描写を含め、大人向けの新しいFFという感じで久しぶりにプレイを通して素晴らしい時間を過ごせたと感じました。 一方で他のコメントでも触れられているように、ライフステージによって可処分時間が制限されたり他のことに割いたりと変化が生じるのは確かですよね。また、若い同僚が、FFは1からストーリーが続いているからナンバリングの途中から始めても楽しめないのでは?と話していて、こうした誤解を解いてあげることも今後は大事なのかなと感じました。 7のリメイクシリーズについては3部作なので、もちろん次回も楽しみにしているのですが、私は「懐かしい」も楽しさに含まれているので、この「懐かしさ」を持ち合わせていないプレイヤーにどれだけ刺さるものなのかは、ぜひ知りたいところです。 ナンバリングタイトルは、本当に製作者側のこだわりを感じるのですが、ドラクエも含め待っていることを忘れるほど新作発売までの期間がとても長いので、ファンとしてはもうちょっとスパンを短くして欲しいとは思っています。(ドラクエ11は2017年だったのですね。。。)
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