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【直言】一人一社制はおかしい、高卒新卒採用の未来
NewsPicks編集部
松原 英之Francfranc WEB・EC部長
経験者として一人一社はほんとうに理不尽。 しかし、経験ベースですが高校の時点で会社の選び方なんてぜんぜんわからないので、いま思い返しても、当時の僕が複数の会社から合理的に選択ができた気がしないし、「先輩が就職していて、定着実績がある」という就職先は学校としても親としても未成年を送り出す側としてリスクが低いわけです。誰しも、教え子やわが子をリスクに晒したくないですからね。 いまの仕組みはできるだけ「教え子やわが子に1人でもリスクを踏ませたくない」という願いだという事もできる。 他方、高卒就職経験者としては、もっと高卒就職者における「選び直し」の選択肢が整備されるといいなと思っています。 ■数字で見る高卒就職のその後 厚生労働省のリリースによると、高卒者は3年目までに4割が離職(大卒の3年3割より高い)し、そのうち半分くらいは1年目の離職です。 つまり100人が高卒就職したら、1年以内に20人はやめて「転職市場」に出るわけです(僕もそうでした)。 しかし選択肢がない状態で高卒就職して、まともに「仕事選び」なんて経験してないわけですから、サポートがない状態で「次の職探し」をするのは難しい。 しかも本人は「高卒ですぐ会社辞めたやつなんて・・・バイトくらいしか」と弱気。 そういう状態からの再出発の可能性を作るという意味でも、ハッシャダイさん素晴らしいなぁと思っています。
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【新】誰でも変われる。「選択格差を是正する」ビジネス
NewsPicks編集部
松原 英之Francfranc WEB・EC部長
僕、地方出身の高卒ですので、つい長文コメント。 みなさんこの記事を読んで「自分の高校生活」からイメージしていると思います。 でもそれ、半分くらい間違っているかもしれません。 1.数字で見る高卒就職(学校基本統計から) 高校には普通科と職業学科(商業・工業・農業を教える)と総合学科がありまして、最近の学生数比率は普通科60%、職業学科40%程度です。 そこから、普通科の高卒就職率8.2%に対して、職業学科は53.4%ですので、この4月に高卒就職したひとも100人いたら80人くらいは職業学科卒でしょう。 普通科を出た人が記事を読んで描くイメージは、高卒就職の多くを占める職業学科の姿をリアルに描けていない可能性が高い(両学科ある高校もありますが)。 2.高卒就職の価値観 では高卒就職の80%くらいを占める職業学科はどんな高校生活かというと、農業系や工業系であれば授業の中に「家畜の飼育と食品加工」「機械で文鎮を作る」がなどあり、授業で作業服を着ます。 (荒川弘さんの漫画「銀の匙 Silver Spoon」などを読むとイメージしやすい) 親兄弟や先輩の高校生活を見ているわけですから、職業学科を選ぶ人は、中学生の時点で「自分は手に職つけて高卒就職する人生だ」と思って入学し、3年間上記のような職業授業で腕を磨きます。僕もそうやって印刷工場に就職しました。 親が望む人生もそうですし、親族で大学行った人がいないとかも普通にありまして、実際は情報格差だけでなく周囲の価値観の影響やしがらみが非常に大きい。 ということで、記事中の「学歴や地方格差で可能性に気づけない状況」という一文の背景は、僕の経験だけで語ると結構根深いです。 そんな状況の中「成功例をつくることで可能性を示す」というこの取り組みは、とても素敵だと感じています。
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