徳久 昭彦

おめでとうございます！

電子雑誌についてはCNETに掲載された朝日新聞の林氏の記事が分かりやすいです。 -- 電子雑誌元年がやってきた（前編）--電子「部数」が紙を上回る雑誌も http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35085063/ （後編）--「紙雑誌は死んだ」から「だから何？」の時代へ http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35085575/ さて、日経記事でも取り上げられているとおり、Kindle Unlimitedも来月スタートと言われていますね。 -- アマゾンの定額読み放題、講談社・小学館が参加　月額980円　　：日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLZO04872310U6A710C1TI5000/ -- 電子雑誌では「dマガジン」が月額400円で160誌というお得感、ドコモショップでのインストール促進もあってか、会員数300万人とダントツ。 雑誌は著作権が出版社にあるコンテンツが多いのでネット配信のハードルは低いですが、コミックは作家の作品毎に許諾が原則必要で、首位のジャンプを擁する集英社等の大手出版社はほぼ定価で自社配信しています。また読者もお目当の作品は限定されています。 そのような状況下、Kindle Unlimited 980円読み放題のモデルがどの程度受け入れられるか注目してます。

このスマートスピーカはAmazon EchoやGoogle Homeに対抗する音声アシスタント・デバイスも兼ねるのでしょうか？　2年前に買収したBeatsのリソースやSiri等のAppleのテクノロジーを組み合わせれば、オシャレで便利なスピーカー型Botが出てくるかも。

EC売上を拡大したい広告主にとっては待望の広告商品だと思います。 逆に（ECを優先したくない）直接店舗販売中心のブランドにとってはクリエイティブにより工夫を施す必要が高まるでしょう。 いずれにぜよ、ダイナミック広告の全体掲載量の適切なコントロール、ギミック的な広告原稿の排除、フリークエンシー制御など、インスタユーザーの気持ちを阻害しないようなプラットフォーム運営がマストですよね。

昨日からf8会場におります。お手盛り感を割り引いてもInstant ArticlesとLIVE（ライブ動画）に対するメディア企業の関心は高いです。スマホアプリ中心の時代となり、自社サイトに集客することが困難であるため、Distributed Publishing（分散型メディア）の本命といった受けとめ方だと思います。

作り手（アーティスト、ミュージシャン）と聞き手（ユーザー、オーディエンス）を繋ぐメディアとして、ストリーミングが最適であることは明らかだと思います。そもそも、音楽は楽しむものであり、所有するものではないからです。 日本では業界の事情やユーザーの習慣等々の理由でストリーミング配信のシェアが低いようですが、まもなく主流になるでしょう。より楽しく、便利なサービスが出てくることを期待しています。