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【読書】共働きのパートナーに「言いたいことを伝える」技術
NewsPicks編集部
【新】行動遺伝学で解明。知能や学力は「生まれが9割」
NewsPicks編集部
綾田 行AYATA, LLC ITコンサルタント
以前ニュースで、ウクライナ戦争で21歳のロシア兵が非武装の民間人を殺害した罪で起訴された話を見た時(きょとんと座わる少年の写真と併せて)、 「この同じ人がもし日本で育ったなら全然、違う人生を歩んだのだろうな」と思い、人生がいかに環境依存であるかを感じました。 生物は自然の「物質を散逸」させる引力に逆らうような形で、一定の形状を長時間にわたり保っております。一定の形状ですが、物質的には代謝により入れ替わりがおきています。つまり、近辺の環境と循環しながら存在しているのです。 人の生存を大きく左右する「脳」においても、同様に、近辺の環境との「情報」の循環が生じております。 ひらたく、脳の役割は:環境の情報を入手して、それを自分の生存が最も確実となる行動計画につなげることです。最適な生存ルートを自動的に計算し、実行につなげます。 脳内の情報伝達速度や扱える情報量、特定の状況に対する反応の傾向などのスペックは人それぞれですが、脳の根本的な最適化機能は人類共通です。 子供の能力をあげるアプローチとして、 その最適化機能に係る機能性を最大限に引き出すという考え方もできるかと思います。 機能性を引き出す方法としてエネルギーに焦点をあてた場合、優先すべきは: (身体全体のエネルギー消費のうち20%は脳と言われます) 1.脳がなるべく「単純な」計算が行えるように本質的な情報をフィードしてあげること 色んな情報を与え、色んな経験をつませ、大量のデータからパターンを読み取らせるような形の働きかけも重要ですが、 自分たちが知っている限りの、「世の中の因果関係を示す構造的な知識や原理」を提供することで、計算モデルが単純化され、計算コストがさがり、結果的に能力が引き出されることになるかと思います。 2.脳が疲労しないように余計な情報を遮ってあげること (これも脳が単純な計算が行えるようにという目的は同じですが、働きかけ方が違うので。) テレビ、スマホなど、次から次に情報が更新される環境では、脳内の情報があふれ、計算モデルを単純化することが困難になります。「脳内のシナプスの刈り取り」とは、脳みその使わない情報を一旦取り除き、モデルを単純化します。子供が情報入力なしに、ボーとしたり、寝ている間に行われます。そういう機会が生まれる環境づくりが良いと思います。 3.栄養を与える
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ネットフリックス、成長軌道に回帰-7~9月会員数増加、予想上回る
Bloomberg.com
綾田 行AYATA, LLC ITコンサルタント
「家の中で安心して」「エネルギーをほとんど使わずして」いろんな感情体験ができるというのが、ネット動画サービスの根本的な強みのように思います。 多くの人が人前でのスピーチを前に緊張して心臓の鼓動が早まるのは、 スピーチを行うときの自分のあるべき状態を予想してのことと言われます。 (大きい声で話す=力を出す必要がある=心拍を強めるといった具合) 脳で予想されたことに応じて自立神経をコントロールし、その辺の相互作用の結果、内臓状態が変化し、不安な感じやワクワクする感じなど、様々な感情が生み出されます。 映画やドラマをみるときも同じような感じで、画面の中で起きていることをみて、自立神経がコントロールされます。(ホラー映画などでつい息を潜めて聴覚に意識を集中したりしてしまうのもこの関連です。AVなど考えてみても画面越しでいかに自律神経がコントロールされるかはわかるかもしれないです。 つまり、NETFLIXなど動画サービスは自分の好きな空間にいながら、他に何も変える必要なくして、様々な感情体験ができるのです。 ただ、日本の小学校、中学校、高校、大学の子供たちがみんなNETFLIXばかりみていると仮定した場合、日本の将来に希望がもてるかというと、あまりもてない。 多くの動画サービスは「視聴されればされるほど儲かる」ビジネスなので、当然ながらその最適化を図ります。 でも、社会的には国民が動画サービスを「視聴すればするほど社会がよくなる」わけでもない。個人の人生をみても「視聴すればするほど人生がよくなる」わけでもなさそうです。 そう考えると、いまのビジネスモデルで「成長」を続けることと、社会の潜在ニーズがミートしきれていないので、コンテンツの良さに限らず、どこかで成長はとまってしまうもののように思います。 人の脳は「恒常性の維持」を根底にしており、その根本目的にミートしないと、いずれは淘汰されてしまうのではないかと思います。 (本コメントは「自由エネルギー原理」にインスピレーションを受け、アロスタシス・ホメオスタシスを軸に意見することを意図しております。)
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日本人の給料が、ここへきて「さらに安くなっていた」…深刻すぎる「賃金減少」のリアル
マネー現代
綾田 行AYATA, LLC ITコンサルタント
状況を変えたいとき、以下の2つのアプローチから整理を始めることもできる。 1.ボトムアップ式に、直面する課題を起点とするアプローチ 2.トップダウン式に、自分たちの理想を起点とするアプローチ 現状の日本の進み方「1」に近いような感じがしており、 ここでは「2」のアプローチを強調したい。 「2」のアプローチをとる上でのヒントは、英カール・フリストンの提唱する「自由エネルギー原理」にあると思う。自由エネルギー原理では「脳が何をしようとしているか」を説明する。 心臓は常に鼓動し、肺は常に呼吸するといったような単純さでいくと、 脳は常に「自己証明」しているといえる。 「自己証明」とは、自分が「より確実に生き続けるため」に試行錯誤するような事である。 「より確実に生き続けるため」は、より正確には「より確実に生体恒常性を維持するため」 ということになる。 つまり、脳は「生体恒常性を確実に維持」したいのであり、 それは、全人類が共通でもつ根本的な目的になるといえる。 これは「欲求」より根本的である。 人がもつ欲求は、進化の途上で、当時の環境で生存に有利になるようチューニングされた機能ともとれる。 例えば、砂糖の取り過ぎは体によくない(高血圧など恒常性維持の弊害多々)が、おそらくその衝動的な反応がチューニングされた原始時代とかは、いつ食べ物が手に入るかわからない状態で、砂糖のように高カロリーなものには飛びつく方が生存率は高くなったのであろう。 この表面的な現象(欲求)をうまく利用して儲けているサービスは多いが、脳が正しい情報を持っている場合は、欲を制御できるため、いずれ淘汰される。 日本は、真に人の恒常性維持の為になるサービスの創出に専念していれば、 自然と世界が日本のサービスを求めるようになると思う。 「恒常性の維持」を助けるサービスや国は時代に左右されない、グローバル共通のニーズに応えることになる。 また、恒常性の良い状態を保つことはエネルギー代謝の効率を助け、 脳のパフォーマンスをあげることになる。恒常性の維持を追求したサービスが国内に還元された結果、平均的な生産性もあがるのでは。 まずはコントロールしやすい身近な「身体や内臓」の状態。 その後、より長期の恒常性維持を約束する住まいや社会システムにとりかかればよいと思う。
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【ピンカー】知識人ほど陥る「進歩恐怖症」から抜け出そう
NewsPicks編集部
綾田 行AYATA, LLC ITコンサルタント
希望の日本再興論。 こうした前向きなトピックについて、功績ある方々を集め、真剣に議論する場を設けるNewsPicksに謝意。 日本再興、すなわち、未来創造の話。 「今日どこでご飯を食べるか」という小さな未来を考える時でも、よい結果を得たいのであれば、ものごとを正確に認識しておく必要がある。 例えば、はじめていく飲食店をアプリで探す時、見出しのキャッチコピーを鵜呑みにするか、掲載されている写真や評価欄のコメントをしっかり分析するか。 そういった意味で、ピンカー氏の『傾向とデータで理解する基礎を持とう』」に関して、日常生活レベルにおいては、そうした基礎をすでに持たれる方が多いと思う。ただ、話のスケールが時間的、空間的に大きくなればなるほど、 要点の見極めが困難となり、分かりやすい「見出しの情報」に頼ってしまうのでは。 では、要点の見極めにおける道標なるものはあるか。 一つ考えられるのは、「何を望むか」という人それぞれがもつ「理想」である。 「今日どこでご飯を食べるか」という未来を考える時も、 飲食店に関する正確な認識だけでは計画は決められない。 自分がそもそも「何を食べたいのか」を知っておく必要がある。それを知っているからこそ、一定の方向性をもって考えることができる。 ピンカー氏が世界の極貧率現象を取り上げているのも、「極貧で困る人がいない世界が良い」という理想あってのこと。「到達したいゴール」があるからこそ、情報を関連づけていくことができる。 「到達したいゴールの現実性が高い」と感じれば感じるほど、行動に自信が伴ってくるものである。ピンカー氏が「進歩」を強調するのも、我々が歴史を通していかに理想を実現できているかを認識させ、自信を与えることで、今後の進歩を後押ししたいのではないか。 そして、「到達したいゴール」や「理想」が何かを深堀するにあたっては、 「脳が何をしているか」を出発点とすべきと考える。 英カール・フリストン教授が提起する「自由エネルギー原理」では、いかに人間活動が根本動機である「生体恒常性の維持」に由来しているかが説明される。 この理論により、極貧や戦争が減ってきている現象や、それがすべてと捉えられがちな「欲求」についても、脳の性質を起点にしたある体系立った説明や位置づけが可能であり、近年、不足するトップダウンの思考を補えると考える。
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