ホーム
206フォロー
31709フォロワー
「ルイ・ヴィトン」水戸京成店が閉店へ 茨城から事実上の撤退
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
地元の水戸からついにルイ・ヴィトンが撤退。悲しいけど、必然かと思います。
水戸は他の地方都市と違わず、駅前から市内一のデパートまでに続く商店街が軒並みシャッター街になり、唯一の残った京成百貨店も寂しい状況に。
一方で、車でいけるイオンモールにはファミリー層も含めて盛況に。
ヴィトンが欲しい層は特急で1時間でいける東京でショッピングするのが当たり前になっています。
ラグジュアリーブランドは、今後当たり前のように、旗艦店への選択と集中が進むでしょう。
その中で、地方都市がどれだけ「住みやすい」価値観と、「働いやすい」職場を提供できるか? 選ばれる地方都市になれるように、何ができるのかが問われています。
そこがポイントになっていくのだと思います。
フランス ファストファッション規制法案が国民議会を通過
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
ついに、ですね。
上院を通過して、早ければ25年1月には施行される見通し。
劇的に業績を伸ばしている中国系ウルトラファストファッション企業SHEINとTEMUの大量なSNS広告を牽制している法案です。
これによって、ファストファッション企業の定義付けも具体的にされていくことでしょう。
ポイントは、こういった極端に安価なモノづくりをする企業からペナルティを取って、「持続可能な開発に取り組むアパレル企業への補助金に充てる」、ということ。
これまで、サスティナブルに取り組み企業が割を食うような市場を、努力をしている企業に還元するのは新しい。
今後、他のEU諸国が追随するのか? 日本もこの流れに入っていくのか?
今後の変化が気になるところです。
ZARAが謝罪コメントを発表、広告キャンペーンへの非難殺到を受けて
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
このキャンペーンビジュアルは、イギリスの著名なフォトグラファーTim Walkerのものでした。
大掛かりでファンタジーを取り込んだ作風で知られるTimの作品は、絵コンテからプロップ制作まで独自のプロダクションで作られる作家性が高いものなので、初めてこのビジュアルを見た時、ZARAでTimを起用するんだ、と意外に思いました。
クラフトマンシップをテーマにしたキャンペーンでは彫刻家のアトリエを思わせるセットデザインで、それがGAZAをはじめとする被災地を想起させるものになってしまったのだと思います。
作家性を尊重するあまり、世界事情に鑑みたセルフチェックができていなかった。
ZARAのようなグローバル企業にとって、こういったキャンペーンのローンチ前には、綿密な倫理、人権問題がないかのチェックが必要です。
これは対岸の火事ではありません。
どんな事情があるにしても、外部に出すビジュアルなどは、慎重に、多様な背景を持った人たちのチェックを受けることを心しておかなくてはなりませんね。
羽田から離陸する「国産ラグジュアリー」 大西洋氏の地方創生ビジョンとは?
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
昨日発表になりましたが、12月22日に羽田第三ターミナルに日本発の国産ラグジュアリーブランドを販売する免税エリアのセレクトショップがオープンします。
空港の免税売り場も表参道も、並んでいるのは欧米のラグジュアリーブランドばかり。
今のコロナ前を凌ぐ百貨店の好景気も基本ラグジュアリーブランドに頼っている部分は否めません。
日本の地方発の優れた技術に裏付けられた伝統的な商品を集めた売り場が、空港免税売り場にできることは悲願でもありました。
空港のショップをプレゼンテーションの場として、多くのインバウンド客にアピールすること。
現在、平均的なインバウンド客の旅行支出額の平均は20万円程度と言われております。まだまだ海外富裕層に日本ブランドを売り込むことは必要なのです。
ファッションカテゴリーでは、有松絞りを使ったsuzusanや着物織物を使ったMIZENなどが選ばれております。
今後は越境ECや都内にリアル店舗も企画されているとか。
100年後も日本の優れた技術を存続するために、これからの展開に期待しております。
LVMH メティエダールが細尾と提携 「日本のシルク産業に革新を」
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
ついに! そして嬉しいニュースです。
LVMHメティエダールは今年岡山4月にはデニム岡山県のデニム生地マニュファクチャーであるクロキ株式会社とパートナーシップを締結したことでも話題でしたが、ついに日本のシルク産業にも。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000076467.html
VMHメティエダールはラグジュアリー製品の製作に必要な匠の技を伝承する企業に出資、コラボレーションをするという取り組み。すでにジャパン社も設立され、日本の伝統的な技術への協業や投資を始めています。
京都の細尾は西陣織をインテリアに応用するなど独自の革新的な取り組みで成長をしている企業。最近ではGUCCIとのコラボでも話題になりました。
新しいデジタルやアート文脈だけに止まらず、絹織物のモノづくりにおいても革新的な取り組みをしているところが評価されているのだと思います。
「伝統的なシルク製造技術に革新をもたらすだけでなく、新しいアイデアや視点を生み出し」ていくことを期待しております!
日本の技術が世界をリードする。良い事例です。
リユース人気カテゴリーにおける消費動向調査(全体)
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
メルカリの「リユース人気カテゴリーにおける消費動向調査」のレポートにコメントを出させていただきました。
特にz世代の中でメルカリの使い方の変化が面白いです。
シーズンの商品を早く手に入れて、できるだけ早く売ることで、次のアイテムを買う、といういわば「ホッピング消費」
またシーズンが薄れつつある中で、
(桜開花の話題、日本から季節がなくなっているという話題
https://newspicks.com/trends/1175/?block=trend&ref=index)
衣替え、という概念が薄れていること。なかなか面白いレポートなのでぜひチェックしてみてください。
手放す服に新たな選択肢。ビームスが「モノを売らないお店」期間限定でオープン
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
ビームスらしい、いい企画ですね。
フランスでは2022年1月から「衣服廃棄禁止令」が施行されています。
売れ残った新品のアパレル製品を廃棄(焼却や埋め立て)することを禁じる法律です。
このインパクトは大きく、世界的な流れとなっております。
服を手放すとき廃棄しない選択肢として、大きく二つの方向があります。
・古着として誰かに渡すか?
・回収業者に託して素材として引き取ってもらうのか?
いずれにしても、「循環」がキーワードになります。
ビームスのような試みは、収益性よりも
アパレル企業として取り組むべき「循環性」を伝える面もあると思います。
ものの記憶を受け継いでもらうことで、
お気に入りの服も次にバトンを渡していく。
ファッション産業を継続可能にしていくために、
メーカーも消費者も意識を変えていかなくてはなりませんね。
U2、ラスベガスのハイテク新コンサート会場「スフィア」で定期公演を開幕
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
Xに流れてくるこの映像を見て鳥肌が立ちました。
360度の球体型の没入型コンサート会場。
内部には解像度16K のLEDスクリーンと、16万7000個のスピーカーが設置され、縦横無尽の度肝を抜く映像世界。
フィジカルにVRを超える映像美。いやあ、すごい。
しかも柿落としがU2という豪華さ。
「U2:UV Achtung Baby Live at Sphere」アクトンベイビーライブなのです。
ちなみに、スクリーンのビデオアートを作成したマルコ・ブランミッラ(巨大なエルヴィス・プレスリー)、エス・デヴリン(ネバダ州の絶滅危機生物)、ジョン・ジェラード(“サレンダー”フラッグ)、というラインナップも鳥肌もの。
これはできるだけ早く見に行かねば。
人間の視界空間の革命的な建造物になることでしょう。
この驚きを超えるエンターテイメント施設を大阪万博では作れるのだろうか?
そこも含めて、必見なのです。
「ジェラート ピケ」×「ポケモンスリープ」発売 事前整理券に3万人殺到
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
モコモコのルームウエアで人気のジェラピケの最新コラボはポケモンスリープと。
さすがのマッチング!
カピゴンやピカチュウモチーフのパーカやヘアバンドなど、キャラを生かしたウエアのデザインが秀逸なのです。
”寝る”をキーワードにマッチした、ポケモンスリープとジェラピケの組み合わせは両方のファンにとってたまらないコラボ。
IPビジネスがアパレルの救世主である今、こういうコラボのあり方は勉強になりますね。
購入の混乱も避ける整理券の配布とかも良いですね。
ポケモンスリープ、おすすめです。
睡眠時間を記録できて、寝ている間の寝言とか、いびきとかも
録音されるんです、笑。
ぜひお試しを。
パリコレ直前に服50点以上を奪われ…数日で作り直した「バルマン」、無事ショーを成功
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
今月17日、BALMANデザイナーオリヴィエ・ルスタンのインスタでコレクションピース50点が盗難されたと投稿して騒然となりました。
https://www.wwdjapan.com/articles/1645378
デザイナー、メゾンにとってショーに向けたコレクションピースは半年以上もかけて作り上げたまさに創造の塊。
心血注いで作り上げたサンプルを盗むとは。。。
パリの空港からアトリエまでの輸送の間トラックごと盗まれたと。
その後、約10日間で50点をもう一度作ったという。
それだけにこのショーはクリエイターの執念とも言えるコレクションでした。
デザインはデザイナー一人で作るものではありません。
素材から、縫製、パーツ、刺繍などサプライチェーンに関わる人々全ての
汗と涙の結晶なのです。
最近の治安の悪さはパリだけには及ばず、全世界で問題になっています。
特にファッション系の荷物は狙われやすいのだと、
今回はそれでもショーを諦めずやりきった、バルマンチームに拍手。
そして美しいショーでした。
岸田首相、内閣改造での「女性ならではの感性」発言がトレンド入り 「さすがに2023年にそれはない」など総ツッコミ
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
本当に岸田さんの言葉は軽くて、薄っぺらくて、ちょっと哀れみを感じてしまいました。
なぜ女性の失笑を買ってしまうのか?
・テンプレ的な「女性ならではの感性」という言葉は、女性の起用を能力ではなく、女性という記号で見ているといくこと。
・じゃあ男性を起用するとき「男性ならでなの〜」なんて言うのか?
・女性活躍なんて本気で思っていないだろ、結局
などがあるのです。
ざっくり「女性の感性」ではなく適材適所であるポイントを示して、結果、実力のある人を起用するべきだと思う。
岸田さん、英語の時の方がいいスピーチをする印象が。
センスのなさが痛すぎますね。。。残念。
「実は日本のポテンシャルは高い」サーキュラーエコノミーを深掘り続ける2人がそう断言する理由- アパレル業界におけるサーキュラリティと経済合理性の両立は可能か?識者たちの見解を聞いてみた-
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
サーキュラーエコノミーは経済成長を阻害する、という考え方も一方であります。しかし、これからの社会の仕組みを考えると、企業にとってもs消費者にとっても必然の流れであると思います。
安居さんの言葉より
『サーキュラーエコノミーは何か取り組みをやったからといって、必ずしも翌年にものすごく儲かるかというとそうではないです。ただ長期的に見ると、これまでの調達・廃棄コストを下げられたり、原材料を安定的に調達できたり。継続的利益を上げられたり、これまでにないビジネスモデルでブランディングができたりなど、短期利益以外で企業にもたらすメリットのほうが多いかもしれません。』
消費財を扱っている企業にこそ、是非読んでほしい記事です。
記事にでてくる、京都のMITTANに行きたい!
そごう・西武「スト」 大手百貨店労組も支援へ
NORMAL
投稿したコメント