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大塚家具を正念場に導いた久美子社長の"典型的失敗"二代目社長ぶり - 大関暁夫
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杉浦 崇之Circus Capital CEO
もちろん経営の世界は勝てば官軍、負ければ何かの世界なので仕方ないけれど、あまりにも久美子(以下全て呼び捨て)を安易に叩いてる人が多い気がするので(この記事主なんてただのアナリストやんけ)、あえて下手くそなりに久美子を擁護したいと思うんだけど、 まず、あの交代の時期は、世の中、ニトリIKEAそしてECが爆上げしていて、とてもじゃないけど「お得意様に現場でピッタリくっついて接客する」ことで売上をあげている会社が今後10年20年は続くと到底思えなかったと思う。今だって思わん。だけど、そこそこの年齢の父は、成績が落ちていたにも関わらず、自らの成功体験でそのまま突っ走ろうとしていただろうし、社員のほとんどは生え抜きかつそこそこの年齢かつ創業者の父にはほぼ右に倣えでしょうから、久美子の苦悩は容易に想像できる。頑張ったね、久美子。いや、違うかもしれないけど。 その後、経営権を握るも、100対0で勝ったわけでもないですし、前述の社員は大勢残っていますし、その人達のマインド、スキル、ナレッジも父よりでしょうから、久美子の描いた世界を押し通すには、なかなかしんどかったと思う。もちろん力不足といえばそれまでだけど、これは本当に大変です。まあ、違うかもしれんけどな。 むしろ、金溶かしまくったけど、そこまで方向転換にリスクとった久美子は頑張ったと思う。素敵。スタートアップが赤字を掘ると褒められるのに可哀想。 そして、大勢の父クローンな社員と、敵も多い自分じゃ次のステップを踏めないと感じた久美子は、子会社になる道を模索。スタートアップのイグジットは褒められるんだけど、身売りと怒られる久美子。いいじゃない、それでまた成長できるなら。父だったら緩やかに死んでいたのを、久美子はリスク取って失敗しただけさ。頑張れ久美子。だけど、最後は仲直りしてな。親子だしな。知らんけど。
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