ホーム
45フォロー
9290フォロワー
中計は手段に過ぎない、それでも会社を変革するツールになる
宇田川 元一埼玉大学経済経営系大学院 准教授
興味深く拝読しました。
中計を目的としてしまうか、手段としてしまうか、その差について「本気度」というお答えですが、この本気度は何によって上げられるのか、ということについてもう少し自分なりに考えてみたくなりました。
自分事化する、とか、色々な表現はありますが、しかし経営者、経営陣、あるいは経営企画として何があると本気になるのか、あるいは、本人としては本気で取り組んでいるのだが、それが結果的には目的としての中計になってしまっていることもあるでしょう。この差異は何によってもたらされ、誰が、何をすると変わっていくのか、そこを考えたいなと思うわけです。
良いきっかけをいただきました。
「事業モデル限界」の声 損保4社、漏洩防止策を提出 - 日本経済新聞
宇田川 元一埼玉大学経済経営系大学院 准教授
この問題の難しさは、事業モデルとも繋がっていることに加え、ある意味でこれが業界で当たり前のこととして行われてきたこと、つまり、別に悪いこととして行われてきたわけではなさそうなことです。
つまり、会社のシステム全体がある意味で合理的に生み出してきた問題のように見えることではないでしょうか。そうなると、会社のあり方を変えていかなければならないわけですが、無理に変えようとすると今度は別な問題を引き起こします。例えば記事中にも出てきますが、データを会社のメールでは共有できないので、個人のメールアドレスで共有する、といった行動です。
ひとつひとつの問題に対して、技術的な問題解決に拙速に飛びつく前に、それがどういう問題なのかを丁寧に紐解かないとどうにもならないように思えます。逆に言えば、そこをちゃんと積み重ねていくと、変革にも繋がるのではないかと見えます。
NORMAL
投稿したコメント