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ブラジル大統領の支持率低下、景況悪化で=世論調査
小田 奈美上智大学 外国語外部ポルトガル語学科
今回の議題に上がっているルラ大統領は今回の大統領の任期は2度目となる。ルラ大統領は貧困層から多く支持を受けており、前回の大統領退任時の支持率は8割を超えていた。もともと、ルラ大統領は左派の労働者党を立ち上げていることから、貧困層から多く支持を受けているものだと感じる。しかし、再度ブラジル大統領となった際、コロナ禍ということもありブラジル経済が低迷してしまう。この責任を国民はルラ大統領に求めたが、目立った政策を行わなかったゆえにこのように支持率が低下したと考えるのが妥当だろう。また、ブラジルに中間層が増えたことも原因の一つであるように私は感じる。ボルサ・ファミリアなどの貧困層底上げ政策が功を成したことにより、今までルラ大統領がターゲットとしていた層の現象も考えられる。
ブラジルとアルゼンチン、単一通貨導入に向け協議再開の意向
小田 奈美上智大学 外国語外部ポルトガル語学科
ルーラ大統領が就任して初めてアルゼンチンに訪問した際に議題に上がったのが、今回争点になるアルゼンチンとブラジルの単一通貨導入である。以前も何度かアルゼンチンとブラジルは単一通貨導入を検討していたが、ドル問題や関税などの関係から現実化はしていない。JETROの記事によると今回の単一通貨の導入は商取引で使用されるデジタル通貨に限るそうだ。まず、前提としてアルゼンチンとブラジルは同じ中南米とはいえ言語も経済の成り立ちも異なる。現在のアルゼンチンは再度経済が混乱している一方で、ブラジルはコロナ禍で一時は経済が低迷したものの、再度経済成長率を伸ばしている。前回単一貨幣を導入しようとした2019年では、両国の経済不均等が原因で断念しているため、今回も両国の経済は関東が目立つため、実現は難しいように私は感じる。
BRICS「非加盟」を決定 アルゼンチン、書簡で伝達
小田 奈美上智大学 外国語外部ポルトガル語学科
今回の記事ではアルゼンチンのミレイ大統領がBRICsに不参加する意思を表明した。BRICsは新興国同士の協力、経済発展を目的としており、同じ中南米からはブラジルが加盟している。ミレイ大統領は、自身の演説からもわかるように思想が過激であり、思い切った判断ではあるが、ミレイ大統領らしいなとも感じる。記事内では、BRICs加盟国を共産主義国と揶揄する場面が記載しており、BRICsへの強い偏見が見られる。しかし、アルゼンチンは過剰なインフレ状況にあり、コロナ禍では経済成長率も1%を切っており、国内経済は非常に低迷していると言える。そのような状況だからこそ、BRICsに加盟し、経済的連携をとっていくべきであると私は感じた。
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