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「~べき」おばけかエンジェルか
NHKニュース
Tokuyama Yoshiakiスタートアップ + 個人事業主 カスタマーサクセス
私見を2つ申し上げたい。 ①どう尋ねたっておもっくそ生存者バイアスがかかるのでは、と思ってしまう。帰還した戦闘機が翼に多くの銃弾を受けているから、翼の装甲を増せば戦闘機は生存しやすくなると言っているようなものなのでは(社会復帰できない、エンジンに銃弾を受けた戦闘機は本質的にインタビューに答えられない)。 その、エンジンにあたった銃弾は何かというと、私は「べきおばけ」ではなく、「『べき』に関して共通認識を持って愚痴を言い合えるパートナーの欠如」だと思います。「〇〇べき」とは社会が自分に当然期待してる(と自分が思っている)ことであり、個人の努力で変えたり克服したりするのは実際のところ難しいでしょう。結局折り合いをつけてどうにか頑張らないといけないなかで、ただ少しの愚痴さえ最初に漏らせれば、ただ少しの弱音さえ最初に吐ければ、引きこもらなかっただろう人は多いのではと思います。 ②「生きていくべき」というのが「べきエンジェル」だというお話には真っ向から異論を唱えたいです。べきエンジェルどころかべきデビルだと思います。 引きこもったことはないけど首つった経験はあるので言うと、死にたいと思っている時に「生きていくべきだよ」と言葉を浴びせられるのは、本物の暴力でしかなく、その人の自殺を加速させるだけです。そこまで考え実行している人を生かしたいというのなら、自殺の制止ははっきりいって無意味で(その人なりの最善の結論が死って出てるから)、今死ななくてもいいかなと思ってもらえるかどうかが全てです。 その、「今死ななくてもいいかなって思ってもら」うデザインとしての最高傑作は、私は全力のハグと「お疲れ様」だと思います。これを見ている人には、引きこもり状態の有無を問わず、死にたいとのたまってて何かしら行動に移せそうなレベルの人を周りに見かけたら、エンジェルの顔した悪魔のべきを浴びせるのではなく、全力のハグと「お疲れ様」をお願いしますと言いたいです。。。 (完)
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