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【3分解説】円安は158円台に。それでも日銀が「動かない」理由
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
米国のくしゃみで、日本が風邪をひく、という構造。
唐鎌さんがコメントされているように、白川氏の時代は日米ともに緩和的であっても米国の緩和の方が巨大なので円高(というよりドル安)は止められなかった。今は逆の構造でドル高。もちろんその中でも主要通貨の中で円安が進んでいるのは、金利差が大きいことなど色々な要素はあるが…
過去の円高時代には、それも要因として、国内の製造業のアジア移転・空洞化が進んだ(もちろん、為替要因関係ない競争力自体の相対的な減少も背景にある)。
需要を海外から獲得できる産業、例えば輸出される製造業やインバウンドに関わる業種にとっては、当然ながら円安は追い風。そして、こういった業種の雇用吸収力は、すそ野含めて大きい。円安はこういった業種に後押しとなるので、そこをいかに生かせるかは中長期の産業政策としてポイント。
今、日本で様々な半導体投資が行われている。これは為替よりは米中関係含めた経済安保がキッカケとしては大きいが、良い例の一つだろう。そして円高になっても競争力を維持し続けられるかがポイント。
それ以外には、アジアで最東端にあるという地理要因を生かして、またオペレーション力などを生かして、国際物流とかは産業としてもっとできることがあると思っている。
個人的には、今の円安は行き過ぎだと思っている。行き過ぎというのは、そもそも為替は冒頭の米国次第な部分があるので、波がある。為替介入の話が出てくるあたりは、その波で大体ピーク前後(下記でコメントした点、なお見出しの153円はどこ吹く風な現状なわけだが…)。一方でそういうタイミングで、そもそも160円近くにまでなっているというのが現実。
ピーク前後では産業構造の転換が良くも悪くも発生する。過去の円高期の対応もそう。結局それを繰り返しながら、国力をいかに過剰にも過小にも影響されないように作り、ピークでも円安・円高になりすぎない構造を、世界経済も常に変化する中で作っていくか。
日本の介入、レッドラインは約153円の公算も-米CPI後まで温存か(2024/4、Bloomberg)
https://newspicks.com/news/9823744
アップル、次期iOSへのAI機能搭載でオープンAIと協議-関係者
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
1か月前にはGoogleのGeminiと交渉と報道されていた。その際はなぜOpenAI・ChatGPTではなくGeminiなのかという部分でセキュリティが背景ではないかとコメントしたが、OpenAIとも交渉(汗)。
とはいえ、当然Appleとしては交渉はするだろうし、OpenAI・ChatGPTもAppleに限らずセキュリティ部分の対応も進めるだろう。また、一旦いずれかに採用が決まったとしても、常に交渉は継続して、状況・条件に応じてスイッチできるようにするのは世の常。
ただ、OSレベルでの搭載、というのは気になっている。OSに紐づくデフォルトアプリとしての提供と、OSに組み込むだと、今後のOS・LLM両方の進化によっての対応のしやすさも変わってくる。
アップル、 iPhoneへのグーグル「Gemini 」搭載で交渉中-関係者(2024/3、Bloomberg)
https://newspicks.com/news/9728353
NORMAL
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