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課題総ざらい、日本は2023年をサバイブできるのか?
NewsPicks Studios
和田 裕晃内科 和田クリニック 院長
「変えたくない」と思っている人が多いということは、それが日本人の多くが望んでいること。逆に「変えたい」と思っている人は、未来のどのような社会を理想としているのでしょうか。現在世界を席巻しているのは情報通信・流通産業です。世界のトップ頭脳が集まるアメリカはこの分野では最先端ですが、その反面製造業はズタズタです。バイデン政権は危機感から、その分野に強い日本、韓国、台湾との連携を強めようとしています。対中国との理由だけではありません。 日本は、議論を重ねながら緩徐な変化しかしない国です。「変わらない」とは、古い制度、規制のことですが、製造業や一部の科学技術がいまだに世界最高なのはなぜか。その分野は時々刻々と変化し進化しているからです。 Web3.0や情報通信産業が席巻する社会を多くの日本人は潜在的に望んでいないのでないでしょうか。それでもあらゆる分野で規制緩和の動きは進んでいて、日本人は世界を冷静に見つめながら独自の変化を目指せばよいと思います。 世界に人種差別が存在する限り自分が帰属する国家が必要であると思われる一方で、ビジネスに国境はなく能力のある方は世界を目指すべきです。日本国内でもがくより成功の道は開かれていると思います。
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教育の選択:日本式 vs アメリカ式
NewsPicks
和田 裕晃内科 和田クリニック 院長
現在アメリカで学ぶアジア人の国別順位は中国を筆頭に、韓国、日本の順で国の勢いをそのまま反映しているような印象です。最近日本の有名私立高校から直接海外の大学に進学する生徒が増えていること、中国人が増えすぎており多様性を大切にする観点から、日本人が合格しやすい状況であることはシンシアさんが指摘したとおりです。今後も直接海外の有名大学に進学する高校生はしばらく増え続けるでしょう。しかし、海外の大学は多様性といいながらも普通のコミュニケーションが出来ないと合格できませんので、極端な言い方をすれば単純に勉強さえ頑張れば良い大学に入れるという意味では日本の受験の方が平等で、アメリカの場合はトップの成績で尚且つ個性を求められる訳ですから、より困難を伴いますし、苦学生が入学し卒業するにはかなりハードルが高いです。金持ち優先なのはむしろアメリカの方だと思います。 日本の大学対アメリカの大学という構図になっていましたが、ハーバード、スタンフォード、リベラルアーツのウイリアムズなどはアメリカの大学ではなくアメリカにある国際大学ととらえた方が正しいです。今日ではミネルバ大学といった今までにない概念の大学が存在することも含め、日本の高校生にとって選択肢が増えたことはとても良いことだと思います。しかしながら「国の教育方針としてはどちらがいいか」ということになると、「日本がどのような未来図を描いているか」によるので一概には言えないのではないでしょうか。国際競争とがっぷり四つに渡り合ってゆくのか、一歩離れたところのわきを固める役としての地位を築いてゆくのか。 アメリカの一流大学を卒業した人の多くがその後ノブレス・オブリージュに基づく行動を示すかというとどうでしょうか?多くは個人的な利益の追求に走ります。よって、能力の高い人間がより早く個人的な成功を収める可能性が高い教育環境を提供してくれるのが海外の一流大学であると言うのが正解ではないでしょうか。ですから、なるべく早くからアメリカ教育を授けることには私個人としては反対です。高校までは日本で、できれば日本の大学を卒業して、ポストグラデュエートとして海外の大学院に行く方が良いと考えています。私は日本の一発勝負の受験に必ずしも賛成ではありませんが、最近私立大学を中心に指定校推薦等の多様な選抜方法が増えてきていることは良い兆候だと考えています。
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