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「3時間睡眠で元気」憧れる人へ教えたい残念な真実
東洋経済オンライン
中村 龍太郎救急集中治療医
米国の主要学会からの勧告では7時間以上の睡眠が推奨されています。 また、長時間睡眠をとっていたとしても、その質の悪さが原因で睡眠不足となることもあります。 睡眠不足は、精神状態へ影響を与えたり、判断力の低下につながることが示唆されており、健康と生活に直結する大切な問題です。 強い根拠に基づいた実践ではありませんが、私が行っている睡眠管理について以下にご紹介します。 あくまで私の私見であることをご理解の上、お読み下さい。 ①就寝時間と起床時間を統一する 私は平日・休日どちらも同じ時間に起床・就寝するようにしています。 ②就寝前の習慣・ルーティン 私は寝る前に暖かいお茶を飲み、薄明りの中でヒーリングミュージックをかけています。習慣づけは心と体を落ち着かせるようなものであれば、なんでも良いと思いますが、現代人特有のスマートフォンによるブルーライトや明るい照明についてはまだ議論があるため、積極的にはオススメいたしません。 ③昼寝をする 本当は毎日したいところですが、休日のみ昼寝の時間を設けています。 約30分程度行うことで、夜に取り切れなかった疲れを取るように心がけています。 ④定期的な運動をする どうしても仕事で遅くなってしまった日を除いて、ジムで運動を行うようにしています。運動に関しては基礎疾患によっては制限のある方もいますので、かかりつけの医師にご確認の上でご検討ください。 ⑤飲酒・喫煙・カフェイン接種を避ける 喫煙はもともとしないのですが、寝る前の飲酒・カフェイン接種は避けるようにしています。
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【白木夏子】センスには「方程式」がある
中村 龍太郎救急集中治療医
センス:感性や感覚によってたどり着く知 医師の世界でも「センスがある」という言葉をよく使いますが、「センス」の明確な定義を決めているわけではありません。しかし、多くの医師が同じような意味で使っています。 「センス」とは一体何なのでしょうか。 「センス」のない外科医・救急医である私が、「センス」のある人間に負けないために行ってきた努力を例にご説明します。 私は昔からずっと「センス」がないと言われていました。しかし、「センス」がないながらも、少しでも能力を向上させるために、私は努力を怠りませんでした。 そこで「センス」のない私がたどり着いた方法があります。 「徹底的な細分化」と「分析・言語化」です。 例えば、「センス」のある人間は、いちいち説明されなくても、手技を一度見せられただけで上手くやれます。 一方、それが出来ない私は、手技を細かく分解して理解しないと上手くできません。動作を最小単位にしてしまえば、センスのない人でも習得は容易ですし、それぞれの動作がなぜ必要なのか理解が容易くなります。 それを積み上げて一連の動作として完成させるのです。 手洗い一つにしても「蛇口をひねる」「手を十分に水で流す」「石鹸をつける」「泡立てる」「指の間を一本ずつ丁寧に洗う」というように動作を分解することができます。 「なぜ、この一連の流れで手を洗うのか?」という問いに答えるのは難しいかもしれませんが、蛇口をひねる理由を調べるのは簡単なことでしょう。 「センス」のない私が行きついたのが、「徹底的な細分化」「分析・言語化」による「論理的な思考によってたどり着く知」だったのです。 一見、その方が優れているのではと思う方もいるかもしれませんが、それは誤りです。 論理的思考は既存のものを理解する助けにはなりますし、1を100にする時に有用です。しかしながら、既存の概念に存在しないことを考えるときにはあまり役に立たないのです。 「感性や感覚によってたどり着く知」つまり「センス」を有する人はロジックの遥か向こう側から、アイデアを引っ張ってくることが出来るので、新しいものを作り上げることに向いています。 もちろん、論理的思考がなければ、周りから奇人と思われて終わるかもしれません。両方を兼ね備えている人は新しいものを生み出し、より良い形で世に広めることが出来るのだと思います。
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【教えてプロ】AIに「自動化される仕事」7業界の結論
NPコミュニティチーム
中村 龍太郎救急集中治療医
「AIが仕事を奪う」という表現を使うと非常にネガティブに聞こえますが、「人間がわざわざやる必要のない仕事や人間がやらない方が効率の良い仕事をAIに割り振る」と考えるのが大事ですよね。 そうなってくると、強いのは「AIではなく人間がやる必要がある仕事についている人間」と「AIにやらせた方が効率がよくなる仕事を判別できる人間」です。 前者については、法に守られている人間が主に該当します。 例えば、どんなにAIが発展しようが医師が0になることはありません。患者に投薬や侵襲的処置を行うには医師という資格がないと法的に行うことが出来ないからです。また、産業医も事業所の労働者数に応じて設置が義務付けられており、無くなることはないでしょう。他職種でも、プロセスにおいて法律で必須とされている職業は多く存在しています。 後者はもっと強いです。 産業革命時代から、技術革新に伴い効率化・自動化は今までにも散々進んできておりましたが、AIの開発・利用は過去のそれらよりもコストが低いです。リテラシーさえあれば、自分の身一つで行うことも可能です。 医療においても、研究へのAI利用はトピックになっており、扱える人間・扱えない人間の差は非常に大きなものになっています。 全世界の人間がリテラシーを身に付け、人類全員で効率化を図っていくことが理想ではありますが、まずは自分自身・家族・友人・会社など身の周りへの教育を進め、「仕事を奪われるだけ」の人間にならないよう動くことが急務です。 日本は英語学習やプログラミングでは後れを取っていましたが、AI利用については先乗りできると良いのですが・・・
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持ち家と賃貸、損をするのはどちらか…お金のプロが出した「老後に後悔しない住まい」の最終結論
PRESIDENT Online:プレジデント社の総合情報サイト
中村 龍太郎救急集中治療医
持ち家VS賃貸のお話を見るたびに思うのですが、同条件(同じ場所、同じ家、同じ期間:ローン完済時まで)であれば、言うまでもなく購入した方がコストパフォーマンスは良いでしょう(決して売却できないような土地、家を購入してしまった場合、維持費や取り壊し費用の方が多くなることも稀にありますが)。 じゃあ、なぜ議論が生じるかというと、リスクを考慮した場合に状況が変わるからです。 例えば、失業したり、予定外の大出費が発生するなど、金銭面でのリスクを考慮した場合、短期的には「生活レベルを容易に変えることのできる」賃貸の方が良いでしょう。 また、医師や士業の方のように、転職に伴って大幅に所得が変動するような方に関しても、短期間で転居しやすい賃貸の方が金銭的にメリットが大きい場合があるかと思います。 ただ、私は、そのような些細な差ではなく、「人生設計を破綻させるほどの大きなリスクを考慮した場合にどうなのか」、というのが一番大切だと思っています。 東日本大震災では非常に広範囲の住宅が被害に合いました。もちろん補償はありました。 しかしながら、今後起きる災害に対して、実際にどの程度の補償があるかは、災害の範囲や被害の程度によって様々であり、起きてみないとわかりません。 あのような災害が発生することを考慮した場合、持ち家と賃貸 果たしてどちらが良いのでしょうか。 また、重篤な慢性疾患や重篤な精神疾患に罹患し、死ぬわけではないけれど今まで通りに働けない身体になってしまったと仮定しましょう。その際、持ち家と賃貸 果たしてどちらが良いのでしょうか。 各々のバランス感覚や金銭的な余力によって、取れるリスクの大きさも変わるでしょうから、絶対的な答えはないと思います。 でも、一度きりの人生ですから大切な人や大切なものを守るために悔いのない選択をしたいものです。
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