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アマゾン、処方薬ネット提供開始 薬局2500店舗と連携
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
オンライン診療は、あくまで症状が安定していて、もしくは軽症であることを患者さん自身が納得したうえで利用するものと思います。
患者さんが軽症と思っていても診察してみると重症だったなど、現場では多くあるものです。
私がオールドタイプなのでしょうけれども、
診察は、五感を駆使し、精度を上げていくものです。
少なくとも、私はそう習いました。
ビデオ通話で五感を駆使できるほど、私はニュータイプにはなれていません。
とはいえ、同じような薬をリフィルするような医療に、病院に受診しないといけないというのもおかしな話でしょう。
コンタクトレンズが通販で購入できる時代です。
オンライン診療も広がること自体に反対はありません。
しかし、いつの間にか合わなくなったコンタクトレンズを続けていて健康被害を受けることを、その方自身が受け取ることに責任を持つように、オンライン診療が患者さん自身が選択することは患者さん自身が『1段低い医療を受ける』ことをご承知おきいただくこともまた、必要なことだと思っています。
「コロナ」「手足口病」が猛威 「熱中症」と同時発症も “のどの症状”に要注意【ひるおび】
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
手足口病は特に流行が大きいですね。
今年はコクサッキーウイルスA6型が主流とされていて、典型的な手足口病と比較して、『これも手足口病?』というような派手な皮疹が多いのが特徴です。
また、爪甲脱落症といって、遅れて爪が脱落するような場合もあります。
最近、メールマガジンでそのようなコクサッキーウイルスA6型の特徴などを書きました。
登録無料ですので、いちおうリンクを置いておきます。
https://pedsallergy.theletter.jp/posts/97ed40c0-36bf-11ef-b1ce-d9e1ca769eb5
妊産婦5人が死亡 「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」が急増中 日本産婦人科医会(テレビ朝日系(ANN))
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
「侵襲性(さらに重篤化すると劇症型という)A群溶血性レンサ球菌感染症」は、一般的には「溶連菌感染症」として知られています。
本来、喉や皮膚の細菌感染症の一種です。
最近、溶連菌感染症が非常に流行しており、それに伴い、侵襲性A群溶血性レンサ球菌感染症も注目されています。
これは日本だけでなく、世界的な問題となっています。
侵襲性溶連菌感染症の治療には抗生物質が用いられますが、効果が十分でない場合もあります。
最近では、M1型の変異株が増加しており、これが問題となっています。今後、さらなる変異も考慮する必要性があり、状況を逐一確認することが必要です。
予防策としては、手洗いや皮膚の清潔を保つことが重要で、溶連菌が体内に入らないように、傷を作らないことも大切でしょう。
また、感染症の予防にはワクチンの開発が進められていますが、実用化にはまだ時間がかかるようです。
手足口病の患者数が全国で「警報レベル」 13週連続で増加(TBS NEWS DIG Powered by JNN)
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
手足口病は、主に5歳未満の子どもが感染しやすいウイルス性の病気で、手足や口の中に水疱(水ぶくれ)ができることが特徴です。1957年にカナダで初めて報告され、最初の原因ウイルスは、『コクサッキーウイルスA16型』と特定されました。
しかし、最近では異なるウイルスによる症例も増えています。
1969年に『エンテロウイルス71型』が発見され、このウイルスは重症化しやすく、特に1997年のマレーシアでは多くの死者が出ました。
そして現在、日本で流行している手足口病は主に『コクサッキーウイルスA6型』が原因であり、従来のウイルスとは異なる症状を引き起こします。
コクサッキーウイルスA6型による手足口病は、手のひらや足の裏だけでなく、様々な場所に皮膚症状が広がりやすく、爪が剥がれることもあるのが特徴です。
多くは自然に改善しますが、『昔とは異なる症状を起こすことがある』に留意する必要性があるでしょう。
※Yahoo!エキスパートコメントの転載です。
劇症型溶連菌感染症、手足の壊死や多臓器不全も 患者が過去最多
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
「侵襲性(さらに重篤化すると劇症型)A群溶血性レンサ球菌感染症」、通称「人食いバクテリア」は、主に喉や皮膚に感染する溶連菌が、他の部位に侵入して重篤な症状を引き起こすものです。特に壊死性筋膜炎や毒素性ショック症候群などが代表的な重篤症状で、迅速な治療が必要とされます。
新型コロナウイルスの影響で、溶連菌の流行は一時、抑えられていましたが最近再び増加しています。一般的な溶連菌への治療はペニシリンで十分ですが、侵襲性(劇症型)への治療にはペニシリンやクリンダマイシンなどの抗生物質が用いられます。
効果が間に合わない、不十分な場合もあります。
予防策としては手洗いや傷の防止が重要です。
ワクチンの開発も進められていますが、実用化には時間がかかる見込みです。
医療機関では抗菌薬の不足も問題となっており、早期治療と予防策の強化が求められます。感染症の予防と早期対応が重要であり、引き続き注意が必要です。
団体客22人のうち11人が腹痛や下痢などの症状 都城市の飲食店で食中毒 カンピロバクターを検出(宮崎ニュースUMK)
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
カンピロバクターは、日本国内の食中毒事例の約30%から50%を占めており、特に鶏肉を原因とするケースが多いです。流通している鶏肉の40%から60%がカンピロバクターに汚染されていることが知られており、十分な加熱が必要です。
具体的な予防策として、鶏肉を十分に加熱(中心部を75℃以上で1分間以上)することや、生肉と他の食品を分けて取り扱うことが重要です。
鶏肉が新鮮でも、有名産地でも関係なく発生しますので、注意が必要です。
カンピロバクター感染症に感染した後に、約1,000人に1人の割合でギラン・バレー症候群が発生することが知られています。
ギラン・バレー症候群は筋力低下や麻痺、重症の場合は呼吸困難を引き起こすので注意が必要です[1]。
[1]カンピロバクター( Campylobacter)感染症
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/16-%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87/%E7%B4%B0%E8%8F%8C%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87%EF%BC%9A%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E9%99%B0%E6%80%A7%E7%B4%B0%E8%8F%8C/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%AD%E3%83%90%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC-%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87
救急車呼んで入院しなかったら…7700円徴収します 市民から賛否(読売新聞オンライン)
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
行政が先導して行っているのか、病院が連携して実施したことを報道しているのかが記事から十分読み取ることができませんが、『保険外併用療養費(選定療養費)』はそもそも、紹介状なく一定の規模の病院に受診する際に必要な自費のコストになります。
そもそもが国の定めた制度であり、令和4年10月1日から金額の変更が行われています。
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000963828.pdf
救急車の使用の有無にかかわらず、平日昼間であっても、紹介状なしで受診すると必要になります。ですので、軽症・重症にかかわらず、本来は(紹介状がなければ)、受益者負担となっておかしくないコストです。
なお、対象病院に対しての保険給付から一定額が差し引かれていますので、その病院の収入自体は大きくは変わらないですので、『余分に病院がもうけている』というわけではありません。
救急車を利用すると選定療養費が無料になるとなったとしても不公平感がでるでしょう。そして、限られた医療資源を軽症患者で飽和させてしまうこともまた、問題があると思う方も多いでしょう。
行政が救急車を運営している点からは、より適正に救急車を使用するための対策をされたとしても、この決定を行政が先導することは議論があるとは思います。
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