ホーム
41フォロー
94フォロワー
建設DXのアンドパッドが122億円調達、海外機関投資家から選ばれる理由とは
荻野 泰弘アンドパッド CFO
アンドパッドCFOとして、改めてコメントさせて頂きます。
20年弱のCFOキャリアの中で、2008年のリーマンショックの時も、2015年のチャイナショックの時も、2020年のコロナ禍に突入した直後も、常に資金調達をして来ましたが、今回の資金調達はそれらの資金調達を上回る難易度だったので、この数ヶ月間は常に内心で焦燥感を感じていました。
今回122億円という調達が出来た理由は、グローバル機関投資家が中長期に投資可能と判断するための以下の4点を満たしていた事が大きかったと思います。
①潜在&顕在市場規模の大きさとその拡張余地
②独占的なポジショニング
③明確な成長戦略と、それを支えるエグゼキューション力
④10年単位のビジョンにコミットする経営チーム
そして、資金調達完了とともに、今後の戦略的な投資領域に関する基本方針を定めた「ANDPAD Second Act」を公表しました。
コーポレートサイトに掲載したリリースの本文中にリンクを貼っていますので、是非ご覧頂ければと思います。
未上場のスタートアップが戦略をまとめた資料を公表する事はまだまだ珍しいと思いますが、今回「Second Act」としてアンドパッドの今後を担う重要な6つの戦略を公表した理由は、これらの戦略を実行し、非連続な成長を実現するための力強いリーダーを求めているためです。
アンドパッドは、これからもまだまだ遠く長い道のりを歩んでいく事になるかと思いますが、「幸せを築く人を、幸せに」というミッション達成のために、高い志を持ち、建設業界に寄り添う会社を創っていきたいと思います。
国内IPOの新ステージ「日本版コーナーストーン投資」を考える
荻野 泰弘アンドパッド CFO
セーフィーは、佐渡島社長の表現をお借りすると「オセロの四隅を押さえるアライアンス戦略」という事で、まさに戦略的にアライアンスをして、そのアライアンスパートナーに株主としても支えてもらっており、非常に素晴らしい資本政策です。
かつ、VCではなく上場前からクロスオーバーで保有出来る機関投資家(Tybourne)を招聘している点も着目していましたが、上場時にアンカー投資家になってもらうという王道のさらに斜め上を行って、実質的に日本初のコーナーストーンの門戸を開いた事は、今後のスタートアップの資本政策および上場時の投資家および証券会社とのコミュニケーションデザインにも一石を投じる素晴らしいIPOだったと思います。
【新連載】スマニュー、250億円調達の舞台裏
荻野 泰弘アンドパッド CFO
NewsPicks 初の投稿です。以降よろしくお願い致します。
まだまだ道なき道を暗中模索しながら資金調達をしているCFOも多いと思いますが(僕もその1人ですが)、日々進化し続けるスタートアップの資金調達環境の今を切り取った良記事で、CFOは必読ですね。
クロスオーバー投資家や、IPO時にアンカーとして入ってくれる投資家、さらには上場後も買い増してくれる投資家の選別などもあり、かつ、上場後の流動性も考えると、ヘッジファンドとロングオンリーの比率、投資信託系と年金系とソブリン系の比率なども考えながら資金調達を模索する日々はまだまだ続きそうですが、今後もさまざまな角度で体系立った情報が発信されることで、CFOの役割も一段と進化しそうですね。
NORMAL
投稿したコメント